伝説の漫画「寄生獣」を山崎貴監督が2部作で映画化!染谷将太×深津絵里が参戦
2013年11月20日 05:00

[映画.com ニュース] 累計発行部数1100万部を突破する岩明均氏の人気漫画「寄生獣」が、山崎貴監督(「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」)のメガホンにより、2部作で実写映画化されることがわかった。同作は、2005年に米ニューライン・シネマが原作権を獲得したため、日本では“手が出せない”企画として伝説化していた。しかし今年に入って契約期間が終了したため、日本で数十社による争奪戦が繰り広げられ、東宝が映画化権を取得した。
「寄生獣」は、月刊アフタヌーン(講談社刊)に1990年1月号~95年2月号に連載されていたSF漫画で、連載終了から20年近く経った現在も多くのファンから愛されている。ある日、空から飛来した正体不明の生物「パラサイト」が、鼻や耳から人間の頭に侵入、脳に寄生して全身を支配してしまうという設定。主人公の高校生・泉新一は、右腕に宿ったパラサイト「ミギー」と共生することにより数奇な運命をたどることになり、ほかの寄生獣たちとの戦いや別れを経験していく。
待望の実写化に際し、原作に深い愛情をもつ日本最高峰の才能が結集。山崎監督はVFXも兼ね、「探偵はBARにいる」シリーズの古沢良太が脚本を執筆する。そして、山崎監督が「キャストは役に憑依できる人たちに集まってもらいました」と語るように、実力派が顔をそろえた。
また、第34回モントリオール世界映画祭で「悪人」での熱演が評価され最優秀女優賞に輝いた深津絵里が、新一が通う高校に教師としてやってくるパラサイト・田宮良子に扮する。「ステキな金縛り」(11)以来の映画出演となるが、「この作品にかかわることができて、とても興奮しています。と同時に不安もいっぱいです。原作があまりにも素晴らしいので……」とコメント。それでも「覚悟を決めて、監督・スタッフを信頼し、共演者のみなさんとともに、この先待ち受けているであろう過酷な試練と、その先に待っていて欲しい喜びに向かい、原作に敬意を込めて、ひたすら頑張りたいと思います」と決意をにじませた。
1月からの撮影に備える山崎監督は、原作の連載当初から実写でいつか見てみたいと思っていたそうで「それを自分たちのチームが手がけることができることになって、興奮と恐れと喜びで大変な状態になっています」と話す。原作の放つ色あせることのない世界観にも触れ、「今も全くその輝きを失っていません。それどころか東日本大震災を経た今だからこそ、さらに深みを増しているとさえ言えると思います。この作品を通して、自然は、時代は、僕らにどう生きろと語りかけてきているのかをもう一度見つめ直してみたいと思っています」と意欲をみなぎらせている。
なお、新一の同級生で幼なじみのヒロイン・村野里美を「桐島、部活やめるってよ」「あまちゃん」の橋本愛が演じることも発表された。東宝によれば、映画と同時にテレビアニメプロジェクトも始動するという。「寄生獣」は、2014年12月にPART1、15年にPART2が全国で公開される。
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