【全米映画ランキング】ビン・ディーゼル主演「Riddick」が首位デビュー
2013年9月10日 21:00
[映画.com ニュース] 9月2週目の全米ボックスオフィス。先週末は「ワイルド・スピード EURO MISSION」のヒットも記憶に新しいビン・ディーゼルの最新主演作「Riddick」が、約1800万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は、「ピッチ・ブラック」(2000)、「リディック」(04)に続く、ディーゼル製作・主演のSFアクションシリーズ第3弾。予算増大でスペース・オペラ風の大作になった9年前の前作とは打って変わって、今回は原点に立ち返り、どう猛なクリーチャーに支配された灼熱の惑星への流刑となった凶悪犯リディック(ディーゼル)がその惑星からの脱出を試みるタイトなB級アクションとなっている。監督・脚本はシリーズ全作を手がけているデビッド・トゥーヒー。共演に前作「リディック」から続投のカール・アーバンに、ケイティー・サッコフ、ジョルディ・モリャ、デビッド・バウティスタ。R指定作品としては、まずまずのオープニング興収だったが、前作「リディック」のオープニング興収は約2400万ドルで、グロス(最終興収)は約5700万ドルだった。現状から判断すると、「Riddick」のグロスは5000万ドル近辺となる。
2位は、好調をキープしているフォレスト・ウィテカー、オプラ・ウィンフリー共演の「ザ・バトラー(原題)」。24日間の累計は約9100万ドル。今週末には1億ドルに届くかもしれない。
3位には、上映劇場数を347から717サイトに増やしたスペイン語ファミリーコメディ「Instructions Not Included」が、前週から順位を上げてランクイン。グロスは4000万ドル近辺まで行く可能性が出てきた。
また、前週首位デビューを飾ったライブ・ドキュメンタリー「ワン・ダイレクション THIS IS US」は6位まで順位を下げている。
ボックスオフィス20位までの総興収が約7700万ドルと今年最低となった先週末。やはり夏が終わると市場が冷え込むが、今年はかき入れ時の夏も例年と比べるとやや寂しい結果となった。というわけで、2013年サマーシーズン公開作の現時点での興収ベスト10は下記のとおり。
2位 「怪盗グルーのミニオン危機一発」(約3億5750万ドル)
3位 「マン・オブ・スティール」(約2億9008万ドル)
4位 「モンスターズ・ユニバーシティ」(約2億6500万ドル)
5位 「ワイルド・スピード EURO MISSION」(約2億3870万ドル)
6位 「スター・トレック イントゥ・ダークネス」(約2億2880万ドル)
7位 「ワールド・ウォー Z」(約2億130万ドル)
8位 「The Heat」(約1億5750万ドル)
9位 「華麗なるギャツビー」(約1億4480万ドル)
10位 「死霊館」(約1億3520万ドル)
今週末は、ロバート・デ・ニーロ、ミシェル・ファイファー、トミー・リー・ジョーンズ共演のコメディドラマ「マラヴィータ」(製作総指揮:マーティン・スコセッシ、監督:リュック・ベッソン)に、「死霊館」のコンビ、ジェームズ・ワン監督&パトリック・ウィルソン主演の大ヒットスリラー第2弾「Insidious: Chapter 2」が公開となる。
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