【全米映画ランキング】「オズ はじまりの戦い」が大ヒット。C・ファレル主演のスリラーは4位デビュー
2013年3月12日 18:00

[映画.com ニュース]2本の新作がランクインした先週末の全米ボックスオフィスは、「スパイダーマン」シリーズの鬼才サム・ライミ監督の最新作「オズ はじまりの戦い」(原題:Oz: The Great and Powerful)が約8000万ドルのオープニング興収で首位デビューを果たし、原題タイトル通り、グレイトでパワフルなスタートを切った。
同作は1939年公開の大ヒットミュージカル「オズの魔法使」に登場する魔法使いオズ(オスカー・ディグズ)の若き日が描かれるプリクエル(前日譚)。竜巻によって魔法の国「オズ」に飛ばされたオスカーが、セオドラ、エバノラ、グリンダという3人の魔女と出会い、「オズ」の存亡をかけた戦いに巻き込まれていく。
公開前のレビューは賛否が半々だったが、ふたを開けてみると公開初日の金曜日に約2400万ドル、土曜日に約3300万ドル、日曜日に約2200万ドルを稼ぎだし、3月公開作では昨年の「ハンガー・ゲーム」(約1億5250万ドル)、「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年/約1億1610万ドル)に次ぐ、歴代3位のオープニングを記録する大ヒットスタートとなった。
出演は主人公オズにジェームズ・フランコ、共演の魔女3人にはミラ・クニス(セオドラ)、レイチェル・ワイズ(エバノラ)、ミシェル・ウィリアムズ(グリンダ)。製作に「ナイト&デイ」「アリス・イン・ワンダーランド」「スノーホワイト」などで知られる大物プロデューサー、ジョー・ロス。製作費約2億1500万ドルという巨費をかけたプロジェクトだったが、この大ヒットを受けて、配給のディズニーでは早くも続編製作に着手したという。
興収約1000万ドルで2位につけたのは前週首位の「ジャックと天空の巨人」。10日間の累計興収は約4300万ドル。北米だけでの製作費約2億ドルの回収はほとんど不可能となった。
約630万ドルの興収で3位となったのは、メリッサ・マッカーシー&ジェイソン・ベイトマン主演「Identity Thief」。酷評にもめげず、累計興収は約1億1600万ドルに。1億3000万ドルあたりが最終興収か。
そして、約535万ドルという寂しいオープニング興収で4位デビューとなってしまったのが、「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルゼン・オプレブ監督による最新アクションスリラー「Dead Man Down」。ニューヨークの犯罪組織に所属するビクターは、ある男の殺害現場を顔の左半分に傷のある謎の女ベアトリスに目撃されてしまう。ビクターは、ベアトリスに「密告されたくなければビクターのボス、アルフォンスを暗殺しろ」と脅迫され、実行に移すが……。「ミレニアム」シリーズの監督のハリウッドデビューということで期待が大きかったせいか、レビューはやや厳しめで、オプレブ監督としてはほろ苦いハリウッドデビューとなってしまった。出演は、主人公ビクターにコリン・ファレル、ベアトリスに「ミレニアム」「プロメテウス」のノオミ・ラパス。共演はテレンス・ハワード、ドミニク・クーパー、イザベル・ユペール、F・マーレー・エイブラハムズ、アーマンド・アサンテ。
今週末は、スティーブ・カレルが人気マジシャンに扮したコメディ「ジ・インクレディブル・バート・ワンダーストーン(原題)」に、オスカー女優ハル・ベリー主演のスリラー「The Call」が公開となる。
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