【全米映画ランキング】「ダイ・ハード ラスト・デイ」が首位デビュー
2013年2月20日 10:00

[映画.com ニュース]プレジデンツ・デイ(大統領の日)の週末。4本の新作がランクインした全米ボックスオフィスは、ブルース・ウィリス主演の「ダイ・ハード ラスト・デイ」が約2500万ドルのオープニング興収で首位デビューを飾った。
同作は、ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事(ウィリス)が、毎回テロリストを相手に嫌々戦う姿を描く人気アクションシリーズの第5作。ロサンゼルスの超高層ビル(第1作)、ワシントンD.C.のダレス空港(第2作)、ニューヨーク(第3作)、アメリカ東海岸(第4作)に続く今回の舞台は、ロシア。モスクワで事件を起こした息子ジャックの身柄を引き受けに行ったマクレーンが息子と2人でテロリスト相手に戦うことになる。
12年ぶりの再起動となった前作「ダイ・ハード4.0」(2007)が批評家、観客の双方に好意的に迎えられ、最終興収約1億3400万ドルを記録する大ヒットとなったため、業界内で大きな期待を寄せられていた今作。だが、ふたを開けてみると、多くの批評家と観客から「シリーズ最低作」とこき下ろされ、興収はまずまずの首位デビューという微妙なスタートになってしまった。
それでも、今年に入ってからアーノルド・シュワルツェネッガー主演「ラストスタンド」、シルベスター・スタローン主演「バレット」が興行的に失敗し、ベテラン・アクションスターは窮地に立たされていた感があったが、ウィリスのみ、人気シリーズの恩恵で首位デビューを果たし、なんとか面目を保った格好だ。
共演は、マクレーンの息子ジャックに「アウトロー」のジェイ・コートニー、娘ルーシーにパート4から続投のメアリー・エリザベス・ウィンステッド。その他、アカデミー賞外国語映画賞受賞作「善き人のためのソナタ」のセバスチャン・コッホが事件の鍵を握る科学者役で出演している。監督は「エネミー・ライン」、リメイク版「オーメン(2006)」のジョン・ムーア。
2位は首位から陥落の「Identity Thief」。累計興収は7000万ドルを突破。1億ドル超えは間違いなさそうだ。
約2100万ドルのオープニング興収で初登場3位となったのは、ジョシュ・デュアメル&ジュリアン・ハフ主演の「Safe Haven」。「きみに読む物語」「親愛なるきみへ」などで知られるニコラス・スパークス原作の同名小説を名匠ラッセ・ハルストレム監督が映画化したラブストーリー。米ノースカロライナの小さな街に現れた女性ケイティと、その街で小さな商店を営む男やもめアレックスの恋愛が描かれる。「ダイ・ハード ラスト・デイ」同様、酷評の嵐だったため、2週目以降は苦戦を強いられそう。
4位も初登場の「Escape from Planet Earth」。ワインスタイン・カンパニー配給による米加合作のアニメーション。地球にやってきた有名飛行士のスコーチは、異星人として米ネバダ州のエリア51に収監されてしまうが、そこで仲間になった異形の宇宙人たちとともに地球脱出を試みる。声の出演はブレンダン・フレイザー、ロブ・コードリー、サラ・ジェシカ・パーカー、ジェシカ・アルバ、リッキー・ジャーベイス、ウィリアム・シャトナー。
そして、全米ベストセラーの同名人気小説を映画化したダークファンタジー大作「Beautiful Creatures」は6位デビューとなってしまった。出演はジェーン・カンピオン監督の愛娘アリス・イングラート、オールデン・エアエンライクにジェレミー・アイアンズ、ビオラ・デイビス、エミー・ロッサム、エマ・トンプソン。監督は「フリーダム・ライターズ」 「P.S.アイラヴユー」のリチャード・ラグラベネーズ。
アカデミー賞授賞式が行われる今週末は、ザ・ロック改めドウェイン・ジョンソン主演のアクションスリラー「Snitch」に、ケリー・ラッセル主演のSFホラー「Dark Skies」が公開となる。

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