【全米映画ランキング】ジェシカ・チャステイン主演作が1位、2位。シュワ主演復帰作は10位デビュー
2013年1月22日 23:45

[映画.com ニュース]キング牧師記念日の週末。3本の新作がランクインした全米ボックスオフィスは、ジェシカ・チャステイン主演の超自然スリラー「Mama」が約2800万ドルのオープニング興収で見事首位デビューを果たした。
同作は、スペイン人監督アンドレス・ムシェッティによる2008年の同名短編を「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロがプロデューサーを務め、長編としてリメイクした作品。リメイク版の本作でもムシェッティがメガホンをとった。5年前に突然失踪した姪っ子姉妹が生存したまま発見され、ルーカスとガールフレンドのアナベル(チャステイン)は2人を引き取り、4人で新しい生活を始める。だが、時が経つにつれ、アナベルは姉妹の背後に悪霊の気配を感じ始める……というストーリー。レビューはまずまずで、好スタートを切ったといえるだろう。
2位もチャステイン主演の実録サスペンスドラマ「ゼロ・ダーク・サーティ」。累計興収は約5500万ドルを突破。オスカー授賞式までに1億ドル突破が当面の目標となる。
3位は、オスカーノミネートで再び順位を上げてきた「世界にひとつのプレイブック」。先週末、公開10週目にして2500館以上の規模での拡大上映となり、約1100万ドルの興収。こちらも「ゼロ・ダーク・サーティ」同様、累計は約5500万ドル。早く1億ドルに到達したいところだ。
先週末公開作の2本目、マーク・ウォールバーグ、ラッセル・クロウ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ共演の政治スリラー「Broken City」は5位に初登場。元刑事の私立探偵ビリー(ウォールバーグ)は、ニューヨーク市長のホステトラー(クロウ)から、妻キャスリーン(ゼタ=ジョーンズ)の浮気調査を依頼される。浮気相手を特定し、調査が終わりかけたところで、浮気相手が何者かによって殺害され、ビリーが犯人に仕立て上げられてしまう……。脚本段階ではハリウッドで話題となっていた作品だったが、批評家からは厳しめのレビューが多く集まり、好スタートを切ることは出来なかった。共演はバリー・ペッパー、ジェフリー・ライト。監督は「ザ・ウォーカー」「フロム・ヘル」のアレン・ヒューズ。
そして、オープニング興収約630万ドルという成績で10位初登場となってしまったのが、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ラストスタンド」。ロサンゼルス市警を退職し、メキシコ国境沿いの町の保安官になったオーウェンズ(シュワルツェネッガー)の元に、警官殺しの凶悪犯逃亡の知らせが入る。FBI、警察の応援が間に合わないと知ったオーウェンズは戦闘経験のない部下や町の仲間4人とともに、凶悪犯捕獲を試みる。シュワルツェネッガーとしては「ターミネーター3」(03)以来10年ぶりの主演作となったが、華々しいカムバックを果たすことは出来なかった。「甘い人生」「グッド・バッド・ウィアード」「悪魔を見た」で知られる韓国人監督キム・ジウンのハリウッドデビュー作で、共演にフォレスト・ウィテカー、ジョニー・ノックスビル、ハリー・ディーン・スタントン、ルイス・ガスマン、ピーター・ストーメア。
今週末は、ジェレミー・レナー、ジェマ・アータートン主演のアクションホラー「ヘンゼル&グレーテル」に、ジェイソン・ステイサム、ジェニファー・ロペス共演の犯罪アクション「PARKER パーカー」、そして、大スターが大挙して出演するオムニバスコメディ「Movie 43」が公開となる。
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