【全米映画ランキング】「007 スカイフォール」がシリーズ新記録で首位デビュー
2012年11月13日 22:00
[映画.com ニュース] 先週末の全米ボックスオフィスは、生誕50周年を迎えた007シリーズの最新作「007 スカイフォール」がオープニング興収約8800万ドルを叩きだし、シリーズ新記録で首位デビューを果たした。
このオープニングは、「アベンジャーズ」(5月/約2億700万ドル)、「ダークナイト ライジング」(7月/約1億6000万ドル)、「ハンガー・ゲーム」(3月/約1億5200万ドル)に次ぐ、今年4位の成績。また、「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー」(02年/約7300万ドル)、「ボーン・アルティメイタム」(07年/約6900万ドル)、「007 慰めの報酬」(08年/約6700万ドル)や、「M:I-2」(00年/約5780万ドル)をあっさりと抜き去り、スパイ映画の中でも最高のオープニング興収を記録した。
「007 カジノ・ロワイヤル(2006)」、「007 慰めの報酬」(08)に続き、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドに扮したシリーズ第23作は、犯罪組織に潜入中のNATO工作員リストの奪回に奔走するボンドの前に、上司Mに恨みを抱く元MI6工作員シルバが立ち塞がるというストーリー。製作陣が「ダークナイト」(08)に影響を受けたとあって、シリーズ史上最もシリアスでダークな内容となっており、多くの批評家から高い評価を受けている。
監督は「アメリカン・ビューティー」(99)でアカデミー賞を受賞したサム・メンデス。共演に、オスカー俳優のジュディ・デンチ(M)、ハビエル・バルデム(シルバ)のほか、レイフ・ファインズ、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、ベン・ウィショー、アルバート・フィニー。先週末の大ヒットにより全世界興収がはやくも5億ドルを突破した同作。50周年を祝うかのような大成功の興行となっている。
2位は前週首位の「シュガー・ラッシュ」。やはりピクサー銘柄よりは弱く、10日間の累計は約9300万ドル。最終興収は1億7000万ドルあたりか。3位「フライト」の10日間の累計は約4800万ドル。こちらの最終興収は8000万ドル近辺になりそう。
今週末は、このホリデーシーズンの目玉「トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part2」のほか、監督スティーブン・スピルバーグ、主演ダニエル・デイ=ルイスの強力タッグによる伝記ドラマ「リンカーン」が拡大公開となる。
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