【全米映画ランキング】「メリダとおそろしの森」が首位デビュー 「リンカーン」は3位
2012年6月26日 14:00

[映画.com ニュース] 4本の新作が公開された先週末の全米ボックスオフィスは、ディズニー/ピクサーの最新アニメーション「メリダとおそろしの森」が約6670万ドルのオープニング興収をあげて首位デビューを飾った。
同作はピクサー・アニメーション・スタジオ13本目の長編で、初めて女性を主人公にした作品。10世紀頃のスコットランドを舞台に、自由を愛するおてんばな王女メリダの冒険と成長が描かれる。約6670万ドルのオープニング興収はピクサー作品の中では「トイ・ストーリー3」(10年/約1億1000万ドル)、「Mr. インクレディブル」(04年/約7046万ドル)、「ファインディング・ニモ」(03年/約7025万ドル)、「カールじいさんの空飛ぶ家」(09年/約6800万ドル)に次ぐ歴代第5位。レビューも概ね好評で、最終興収2億ドル以上を見込める好スタートを切った。
監督は「レミーのおいしいレストラン」のストーリーや「ジョン・カーター」の脚本を手がけたマーク・アンドリュースに、「プリンス・オブ・エジプト」のブレンダ・チャップマン。声の出演はケリー・マクドナルド(主人公メリダ)、ビリー・コノリー、ロビー・コルトレーンらスコットランド出身俳優のほか、エマ・トンプソン、ジュリー・ウォルターズら英国出身の女優で固められている。
2位は、2週連続の首位から陥落した「マダガスカル3」。17日間の累計興収は約1億5800万ドルとなり、来週頭には「マダガスカル2」の最終興収約1億8000万ドルに到達する見込みだ。
約1650万ドルのオープニング興収で3位デビューとなってしまったのが、3Dアクション・ファンタジー「リンカーン 秘密の書」。昼は大統領、夜はバンパイア・ハンターとして生きる米国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの活躍を描いたセス・グレアム=スミス原作の「ヴァンパイアハンター・リンカーン」(新書館刊)を、製作ティム・バートン&「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督のコンビで実写映画化した意欲作だったが、苦しいスタートになってしまった。出演は主人公リンカーンにベンジャミン・ウォーカーのほか、ドミニク・クーパー、アンソニー・マッキー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド。
そして10位に滑り込んだのが、スティーブ・カレル&キーラ・ナイトレイ主演のロードムービー「Seeking a Friend for the End of the World」。マチルダという名前の小惑星が約3週間後に地球に衝突すると聞いたダッジ(カレル)は、残りの人生を高校時代の恋人を探すことに決め、旅に出るが……。製作は「エターナル・サンシャイン」「ワイルド・アット・ハート」のスティーブ・ゴリン。監督・脚本はロックミュージシャン、劇作家として活躍中のローリーン・スカファリア。共演にウィリアム・ピーターセン、メラニー・リンスキー、アダム・ブロディほか。
その他圏外に、ウッディ・アレンの最新コメディ「To Rome With Love」が登場。限定5館での上映ながら、約38万ドルを売り上げた。出演はアレンのほか、アレック・ボールドウィン、ペネロペ・クルス、ロベルト・ベニーニ、ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ。
今週末は、チャニング・テイタム、アレックス・ペティファー、マシュー・マコノヒー出演のコメディドラマ「Magic Mike」(スティーブン・ソダーバーグ監督)に、「M:i:III」「トランスフォーマー」で知られるアレックス・カーツマン(監督・脚本)&ロベルト・オーチー(製作・脚本)のコンビによるファミリードラマ「People Like Us」(クリス・パイン、エリザベス・バンクス主演)が公開となる。

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