ワイルド・アット・ハート
劇場公開日:1991年1月
解説
鬼才デビッド・リンチ監督がニコラス・ケイジ主演で放つバイオレンスなラブストーリー。ある日、恋人ルーラの目の前で襲いかかってきた男を返り討ちにし、殺してしまったセイラー。その男は、娘に異常なほどの愛情を持つルーラの母マリエッタが送り込んだ刺客だった。2年間の刑期を終え出所したセイラーは、ルーラを連れてカリフォルニアへと旅に出る。マリエッタは再び彼らの元に2人の男を送るが……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
1990年製作/125分/アメリカ
原題:Wild at Heart
スタッフ・キャスト
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アダルトチルドレンみのあるニコラスケイジとローラダーンのカップル2人が可愛くて、ずっと愛おしい気持ちで観れた。
モーテルで強引にトイレを貸してって部屋に押し入ってきたヤバいおじさんのセリフは世の勘違いで無神経なセクハラおじさんを濃縮したみたいな感じだった。
オズの魔法使い好きなので、要所要所にあ!それ知ってる!と思えるものが散りばめられていて嬉しかった。
この映画でまたニコラスケイジが好きになった。
お母さんが迎えにきたとに、「お家が一番」とおさまるのかと思ったけどやっぱり悪い魔女だし…何か意図があるんだろうと思うので解説ページを探してみようと思う。
個人的には刺さらなかった。途中「踊りまくろうぜ」という台詞と共に正拳突きをして女がテンションが上がってベッドの上で走り出すシーンだけ気に入っています。
2023年1月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
■恋人ルーラ(ローラ・ダーン)と一緒にいたところ、因縁をつけてきた男を殺害したセイラ―(ニコラス・ケイジ)は、刑務所に送られる。
数年後、仮保釈になったセイラ―は再会したルーラと共にカリフォルニアへ旅立つ。
だが、娘に異様なる過干渉をするルーラの母マリエッタは、2人に追っ手を差し向けてくる…。
◆感想
・ルーラの母マリエッタの娘に対する狂気とも思える行動が、この作品を支えていると思う。
・若き、ローラ・ダーンは十二分に魅力的だし、アッサリヤラレル殺し屋のウィレム・デフォーも良い。
ー ウィレム・デフォーは、若い頃から老け顔なので、何ら違和感なし。-
<今作は、世間的には”バイオレンス・ラブストーリー”となっているが、そんなにバイオレンスかなあ・・、と思ってしまった作品である。
マア、今作公開後には、現代作家を代表する”人間の本性は悪である”と言う基本思想に基づき、作品を発表し続けるコーマック・マッカーシーの“血と暴力の国”を底本にしたコーエン兄弟の「ノー・カントリー」や、彼の脚本による「悪の法則」(ブラピや、ペネロペクルスの悲惨すぎる殺され方に戦慄した作品。)などを見ているので・・。
あちこちに、デヴィッド・リンチらしさは見受けられるが・・。
現在のニコラス・ケイジとローラ・ダーンとウィレム・デフォーの映画界での立ち位置が何となく伺えてしまう作品でもある。>
まあリンチ選手だからいつもながらさっぱり訳がわかりません。
突然なんの脈絡もなく出てきた人物がいつの間にか出てこなくなったり、突然意味もなく人が殺されたり、話がいきなり飛んだまま戻らず。
有難がる人は難解とか感覚的とかいうんでしょうけど、普通の人にはワケわからないだけです。
フラストレーションが溜まる作品です。
ただ、ツインピークス以来のデカダンでシュールな世界観は実は嫌いではないので3点です。