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森田芳光監督が急性肝不全、61歳で死去

2011年12月21日 11:26

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急性肝不全のため死去した森田芳光監督
急性肝不全のため死去した森田芳光監督

[映画.com ニュース] 来年3月に新作「僕達急行 A列車で行こう」の公開を控える森田芳光監督が、12月20日急性肝不全で死去した。61歳だった。

森田さんは1981年、落語家とソープ嬢、女子高生の恋物語を軽やかに描いた「の・ようなもの」で劇場映画デビュー。83年、松田優作さん扮する風変わりな家庭教師が、受験生を鍛え上げる様をコミカルに、現代の家族像を皮肉を交えて描いたホームコメディ「家族ゲーム」で、芸術選奨新人賞、日本アカデミー賞優秀作品賞など多数の賞を受賞、高い評価を得た。

その後、松田さん主演、夏目漱石の「それから」(85)、吉本ばななの「キッチン」(89)、渡辺淳一失楽園」(97)など、文芸作品を映画化。刑法第三十九条をモチーフにした「39 刑法第三十九条」(99)、貴志祐介原作の「黒い家」(99)、宮部みゆき原作の「模倣犯」(02)などのミステリー作も話題を呼んだ。

近年は、「わたし出すわ」(09)、「武士の家計簿」(10)など、お金をテーマにした作品を発表していた。「わたし出すわ」は、「(ハル)」以来13年ぶりにオリジナル脚本で挑んだ。金融至上主義のむなしさをいち早く見抜き、5年以上にわたり構想を練り続けた快作だった。

また、「キッチン」のロケ地となった北海道・函館をこよなく愛し、撮影地としてたびたび訪れた。「わたし出すわ」を撮了後、「今後も函館を舞台にした作品を撮り続けたい」と笑顔で語っていただけに、早すぎる死が偲ばれる。12月4日に閉幕した函館港イルミナシオン映画祭にゲストとして登壇予定だったが、体調不良を理由に欠席し、再訪はかなわなかった。

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