それから(1985)

劇場公開日

解説

漱石の名作の映画化。生きるためだけに働くのは非人間的だとして“遊民”の生活を送る代助(松田)は、かつて友の本望に殉じて密かに愛し合っていた三千代(藤谷)を平岡(小林)に譲るが、三千代は代助を愛し代助を待ちながら、世俗的な平岡のもとで苦しんでいた。やがて代助は愛を告白するが、友と家からの絶縁が待っており……。明治末期の雰囲気を忠実に再現し、森田独特のリズムと映像美に貫かれた恋愛映画の傑作。国内の多くの映画賞を獲得した。

1985年製作/130分/日本

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第9回 日本アカデミー賞(1986年)

受賞

助演男優賞 小林薫

ノミネート

作品賞  
監督賞 森田芳光
脚本賞 筒井ともみ
主演男優賞 松田優作
音楽賞 梅林茂
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映画レビュー

4.0

Kjさん
2022年5月12日
iPhoneアプリから投稿

和洋折衷の住宅、居間の縁側がサンルームのような書斎になっていて木部は淡い緑色でふちどられた明るい空間に同系の淡い色に身を包む松田優作。ソテツが植る中庭をぐるりと廊下が回り、居間の反対側に応接間が位置して、双方から見える。実に魅力的な住宅と衣装であるが、この映画全体で目が惹きつけられることも多い。藤谷美和子の愛らしさは重要な要素であるが、彼女の和装のいでたちがどハマりしていることも大きい。煌めく麦酒にラムネ。独自の時代表現であるが、洗練されていて収まりが良い。奇抜な演出は抑え気味で、お芝居を中心に据える。充実の俳優陣が漱石に挑む。

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Kj

5.0清楚な百合が性的に変化していく重い恋愛

2021年11月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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徒然草枕

4.0魅惑の一本。キャスティングのイベント性に未だ痺れる。

2021年9月25日
iPhoneアプリから投稿

再々…見。劇場初見。
鑑賞中は退屈したが、日が経つと再見したくなる魅惑の一本。
優作美和子の動から静への転身、旬の小林薫、時代の寵児森田芳光が漱石ロマンの原作に集うイベント性に未だ痺れる。
神保町シネマ、上映は感謝だが、あの重要な台詞も飛ぶフィルム劣化は残念。

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きねまっきい

3.0“覚悟を決めましょう”と言わせてみたかった想いがフツフツと…

2021年4月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

想いを寄せつつも片想いで終わった相手を
思い出しながらの鑑賞となった。

この作品の二人は相愛ではあるが、
男の未練を残した想いには共感出来る。

私も若い頃は、寅さん風に言うと
「思い起こせば恥ずかしきことの数々」
といったレベルで、とても想いを寄せる人
への対応を優先する生き方は出来なかった。

代助は知識人ではあるものの、
食べるために仕事をするから上手くいかない
と豪語する位だから、勘当後は、
貧しい生活を営むしかないだろうし、
三千代との新たな関係でも
上手くいくことはないだろう。
原作でもラストシーンは
暗たんたる先行きを暗示するばかりだ。

しかしながら、
不幸に突き進む代助とは言え、
愛する女性と添い遂げようとの生き様には
羨望の念をいだかざるを得ないことも
なくはない。

原作に絡む話だけになってしまいましたが、
映画の方は、硬い語り口調に
明治と言う時代性を感じさせようとの
演出手腕を感じつつも、
雰囲気はピッタシながら
上手いとは言えない藤谷美和子の演技と、
画面の切り替えと繋ぎにおける
ぶつ切り的な編集処理には違和感を感じた。

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KENZO一級建築士事務所
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