それから(1985)

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解説

漱石の名作の映画化。生きるためだけに働くのは非人間的だとして“遊民”の生活を送る代助(松田)は、かつて友の本望に殉じて密かに愛し合っていた三千代(藤谷)を平岡(小林)に譲るが、三千代は代助を愛し代助を待ちながら、世俗的な平岡のもとで苦しんでいた。やがて代助は愛を告白するが、友と家からの絶縁が待っており……。明治末期の雰囲気を忠実に再現し、森田独特のリズムと映像美に貫かれた恋愛映画の傑作。国内の多くの映画賞を獲得した。

1985年製作/130分/日本

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第9回 日本アカデミー賞(1986年)

受賞

助演男優賞 小林薫

ノミネート

作品賞  
監督賞 森田芳光
脚本賞 筒井ともみ
主演男優賞 松田優作
音楽賞 梅林茂
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映画レビュー

3.0“覚悟を決めましょう”と言わせてみたかった想いがフツフツと…

2021年4月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

想いを寄せつつも片想いで終わった相手を
思い出しながらの鑑賞となった。

この作品の二人は相愛ではあるが、
男の未練を残した想いには共感出来る。

私も若い頃は、寅さん風に言うと
「思い起こせば恥ずかしきことの数々」
といったレベルで、とても想いを寄せる人
への対応を優先する生き方は出来なかった。

代助は知識人ではあるものの、
食べるために仕事をするから上手くいかない
と豪語する位だから、勘当後は、
貧しい生活を営むしかないだろうし、
三千代との新たな関係でも
上手くいくことはないだろう。
原作でもラストシーンは
暗たんたる先行きを暗示するばかりだ。

しかしながら、
不幸に突き進む代助とは言え、
愛する女性と添い遂げようとの生き様には
羨望の念をいだかざるを得ないことも
なくはない。

原作に絡む話だけになってしまいましたが、
映画の方は、硬い語り口調に
明治と言う時代性を感じさせようとの
演出手腕を感じつつも、
雰囲気はピッタシながら
上手いとは言えない藤谷美和子の演技と、
画面の切り替えと繋ぎにおける
ぶつ切り的な編集処理には違和感を感じた。

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KENZO一級建築士事務所

5.0予告編にはこうあります「新しい日本映画の開花」と つまり日本映画の革新です

あき240さん
2020年9月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

前半は起伏が少なく、松田優作始め登場人物全員が大変抑制された演技であるので、つまらない、退屈だと思われる向きもあるでしょう

しかし、そこにも本当に微かな起伏があり、それが伏線であったことに次第に気がついていくと思います
そうすると、それがだんだんと熱をもって圧力がたかまって出口を求めていることにも気づくはずです
その時あなたはもう本作の虜になっています
後半は身じろぎもせず、本作の劇中に没入していると思います

白い百合の花言葉は「純潔」
純愛と言い換えてよいと思います
愛の告白シーンから先はもう圧巻でした

森田芳光監督は、本作まで現代劇しか撮っていませんでした
本作で初めて過去の時代に題材を取ったのです
それも文豪夏目漱石の誰もが知る作品を取り上げたのです

森田監督は音楽で言えば、歌謡曲に対するニューミュージックの作り手のような存在であったと思います
娯楽作品というものは、大衆の欲するものですでから極めてドメスティックであるものです
それは映画でも歌謡曲でも変わりありません
しかしドメスティックな目線だけではやがてガラパゴス化して、世界的な潮流や現代性といったものから取り残されるのは自明のことです

森田監督は今までにない、新しい現代的な感覚をどの作品でも取り入れて来ました
その意味で本作は、60年代のヌーベルバーグに相当することを日本映画に於いて80年代にやろとしたのだと思うのです

予告編にはこうあります「新しい日本映画の開花」と
つまり日本映画の革新です
それが監督が意図する本作の製作目的なのです

本作はその文脈の中で、自分の新しい感覚を現代劇ではなく、過去の時代を題材にしても通じるのか?自分の持ち味を持ち込んだ時どのような可能性が拓けるのか?それを確かめようとした野心作なのだと思います

森田監督の現代的な感覚の眼を通して、明治末期の世界のロマンを再現して見せたのです

その中で、松田優作は特に物凄い演技を見せています
秘められて水面下に様々にうごめく感情を、極めて抑制された演技、表情、話し方の中に巧みに表現しています
彼の短いキャリアの中でベストアクトであったのではないでしょうか

藤谷美和子の三千代は美しく、まるで明治大正期の美人画がそのまま実体化したかのようです
まるで鏑木清方や上村松園の美人画から抜けでてきた女性そのものです
そして着物は竹下夢二風の大正浪漫の色目と柄なのです
これだけでもううっとりとします

ただ台詞を話すと折角の幻想が崩れ去ってしまうのが残念でした

森尾由美もとてもキュートでした
着物やヘアアレンジも素敵です

セットもなかなかに凝っています
池に掛かる太鼓橋はモネの睡蓮の太鼓橋そのものです
しかし池には睡蓮の花はありません
そこは彼が理想を知り、そして諦める場所であるからです
ジヴェルニーのモネの庭の池ように理想の美をどこまでも追求する場所では無いからです

そして何よりも本作で忘れてはならないのは、夕焼けの中を走る小さな電車の車内のカットです!
三度登場します

エヴァンゲリオン、千と千尋の神隠しで、オマージュされたあのシーンです

主人公の心象風景を電車内の光景として映像としたのは本作が元ネタです

胸中のごとく揺れ動く電車、時に乗客から花火のように感情が吹き出ししたりしながら、押し黙って電車に揺られて、なすがままどこかに連れていかれていく自分・・・
夕闇にむかう運命という電車
原作のラストの電車のくだりをこのような形にアレンジした森田監督の発明なのです

音楽もまた、今までの日本映画のありきたりな劇伴からの脱却がはかられており、映像と渾然一体をなしていました

前半でつまらない退屈だと判断しないで、集中力を維持して後半まで我慢して観ていれば、必ず本作のすごさ、面白さを堪能できるはずです

大正浪漫は昨今一大ブームの鬼滅の刃の時代設定でもあります
松田優作ファンだけでなく、アニメファンにとっても、全ての映画ファンが観ていなければならない傑作、重要作品であると思います

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あき240

3.5夏目文学の整った造形美が見事な森田芳光の映画道

Gustavさん
2020年7月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

森田芳光監督の演出は、役者の間を置いた呟きと静かなパン撮影で明治の時代再現を試みる。その調和が整った造形美になっている。夏目文学の困難な映画化と思われるだけに、その挑戦は成功していると言っていい。セット、衣装、照明など拘った撮影が見事。ただ、私的には合わなかった。技巧の優れた映像美に対して、登場人物の本音の内面表現が希薄に感じてしまい物足りない。
  1986年 1月17日  名画座ミラノ

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Gustav

3.5おもしろい。

いつこさん
2020年2月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

夏目漱石の世界観が出た作品。主人公の心情描写は独特。セリフとか原作そのまんまなんだろうなー。読めよ。って話だけど。てか当時の30って‥老けすぎてね??イッセー尾形くらいかな年相応に見えたの。羽賀健二か藤谷美和子とか懐かしかった。松田優作だからなんかかっこよく味方したくなる感じだけど、一番罪なのはこの主人公であり、平岡は何も悪く無い。てか結局どうやって食ってってる人なの??遊んで暮らして好きな女を持っていくって、そりゃ虫が良すぎるよ。ラストも至極納得。不甲斐ない男の話。

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いつこ
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