わたし出すわ
劇場公開日:2009年10月31日
解説
東京から故郷の北海道に戻ってきた山吹摩耶は、どうやって稼いだのか、莫大な財産を築いていた。しかし、彼女自身は質素な生活しか送らず、代わりに高校時代の友人たちに、彼らの夢を叶えるために無償で大金を差し出していく。お金を受け取った人々の、そして摩耶の行く末は……。森田芳光監督が小雪を主演に迎え、13年ぶりのオリジナル脚本で描く人間ドラマ。黒谷友香、井坂俊哉、小澤征悦、仲村トオルら豪華キャストが共演。
2009年製作/110分/日本
配給:アスミック・エース
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2021年9月20日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
函館を愛して止まなかった故森田芳光監督が、久しぶりに両想いの街で撮った意欲作。
もしも自分が莫大な財産を築いたとして、それを周囲の友人たちの夢のために差し出すことは出来ますか? 森田監督が13年ぶりにオリジナル脚本で描いた作品は興行的に成功したとは言い難いが、大きな余韻を観た者に残す作品となった。
ミステリアスな主人公・摩耶を演じた小雪はもちろん、黒谷友香、井坂俊哉、小澤征悦、仲村トオルといった実力派が顔を揃えたことにも言及しておきたい。
2022年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
■東京から故郷、函館に戻ってきた摩耶(小雪)は、引っ越し業者に心付けとして10万円を渡す。
その後、高校の同級生だった道上(井坂俊哉)と出会った彼女は、彼の夢ーそれは、世界の路面電車を見る旅に出る事ーを叶えることができるよう再び大金を譲渡。
それからも摩耶は、同級生たちに気前良くお金を渡し続けるが…。
◆感想
・初鑑賞だが、今作は大金を貰った事で、幸いを手に入れる人、不幸になる人を、淡々と描いている。
・だが、小雪演じる摩耶の真の願いが空回りする様と病に臥せっている母親との関係性など、良く分からない部分が、残念に思えた作品。
<作品の構成などは、良いのだが、もう少し摩耶と高校時代の仲間達との関係性をしっかりと描いて欲しかった作品。
仲村トオル演じる謎の男の存在も、良く分からなかったなあ・・。>
2020年10月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
あー、お金があればな。
大抵の人が思ったことがあると思います。
ただし、お金があっても幸せになれない人がいるし、お金がなくても幸せな人がいる。
全ての事がお金で置き換えられて価値はお金で図られる現代社会の矛盾をみているようでした。お金にできない価値を誰もが一人一人お持ちなのではないでしょうか。お金を持っていても、結局人は死にますしね。虚しいですね。
2016年11月6日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
病院やホテルと思しきシーンの美術が、低予算映画です!っと言わんばかりのチープさ。森田芳光の作品なので、このチープ感も演出のうちなのかも知れないが、主人公の母親がベッドに横たわる部屋は病室には見えない。
もしも、今自分が必要なお金がすぐに手に入ったら???という話であるが、そのことによって幸せになる者はほとんどいない。というのがこの映画の解答。