「ヱヴァ」は資格なし、では「ポニョ」は?来年のアカデミー賞アニメ部門
2009年10月19日 12:12

[映画.com ニュース] 今年夏から秋にかけて「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(07)が全米各地で「Evangelion 1.0: You Are (Not) Alone」という英語タイトルで巡回上映され、話題を呼んでいるが、こちらはTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」(95~96)が元になった新シリーズであり、惜しくも米アカデミー長編アニメ賞のノミネート資格を持たないという。今年もアカデミー長編アニメ賞のエントリー数は15本以下になる見通しで(締め切りは11月2日)、アカデミー賞の規定により、今年の同部門ノミネート数は例年通りに「3本」になりそうだ。
候補資格を持つ作品をながめてみると、手塚治虫「鉄腕アトム」が原作の3Dアニメ「ATOM」(Summit)、ロバート・ゼメキス監督の「Disney's クリスマス・キャロル」(Walt Disney)、「くもりときどきミートボール」(SPE)、ロアルド・ダールが原作の「Fantastic Mr.Fox」(FOX)、「アイス・エイジ3/ティラノのおとしもの」(FOX)、ドリームワークス・アニメ「モンスターVSエイリアン」(DreamWorks)、スタジオジブリ・アニメ「崖の上のポニョ」(Walt Disney)、ディズニー・アニメ「プリンセスと魔法のキス」(Walt Disney)、ピクサー・アニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」(Walt Disney)などが有力候補になってくる。日本関連で「ポニョ」や「ATOM」が、最終ノミネート3作品に入るかどうか大注目される。
また、昨年「おくりびと」が受賞して沸きに沸いた外国語映画賞部門では、65カ国から寄せられた各国代表の映画が10月15日にエントリーされた。
今年のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したミヒャエル・ハネケ監督の「ホワイト・リボン」(ドイツ代表)、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞したクラウディア・ローサ監督の「ミルク・オブ・ソロー」(ペルー代表)、ポン・ジュノ監督の「母なる証明」(韓国代表、10月31日公開)、君塚良一監督の「誰も守ってくれない」(日本代表)などが頂点を競うことになった。ノミネートは来年2月7日、セレモニーは3月7日に開催される。
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