台湾のジェイ・チョウが「グリーン・ホーネット」カトー役に決定!
2009年8月10日 12:00
[映画.com ニュース] セス・ローゲン主演、ミシェル・ゴンドリー監督によるアクションコメディ「グリーン・ホーネット」を製作するコロンビア映画が、TVシリーズでブルース・リーが演じて人気を博したカトー役に、台湾の人気俳優・歌手のジェイ・チョウを抜擢したと8月7日に正式発表した。
このカトー役については企画当初に監督候補でもあった香港のチャウ・シンチー(「少林サッカー」「カンフーハッスル」)がカトー役を兼任する予定だったが、降板。また、この7月には、韓国のクォン・サンウ(「火山高」「マルチュク青春通り」)もカトー役の候補になっていた。
ジェイ・チョウは、アンドリュー・ラウ&アラン・マック監督の「頭文字D THE MOVIE」(05)、チャン・イーモウ監督の「王妃の紋章」(06)、チュー・イェンピン監督の「カンフー・ダンク!」(08)といったアクションで知られるアジア映画界のトップスター。歌手としても日本武道館を満員にできる実力を持つ30歳だ。「王妃の紋章」「カンフー・ダンク!」では武術監督チン・シウトンのもとでマーシャルアーツ系アクションを披露、主題歌も提供している。
ゴンドリー監督は「ジェイは信じられないほどユニークでチャーミングで、野犬のようなファイトを見せる。私がセス(・ローゲン)の隣で彼を撮ると、彼らはすごい化学反応を起こす気がする。すごく偉大な映画になることを確信しているよ」とコメント。チョウもまた「ブルース・リーを有名にしたカトー役をやれるなんて計り知れない経験だろう。ブルース・リーのカトー役にはなれないが、僕自身が解釈するあの役に挑んでみようと思う。もちろん、あれは夢の役だ。チャレンジを楽しみにしたい」と抱負を語っている。
ジェイ・チョウの最新作は、「マトリックス」「グリーン・デスティニー」「キル・ビル」の武術監督ユエン・ウーピンの初監督作品となる「蘇乞児」(英題「True Legend」)で、武神(カンフーの達人)の役。カトー役を演じるのに、これほどうってつけなスター俳優はいない。