ジャームッシュ監督新作に、B・マーレイ、T・スウィントンら出演決定!
2008年2月18日 12:00
[映画.com ニュース] 「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(84)、「ダウン・バイ・ロー」(86)で知られるNYインディーズ系の映画作家、ジム・ジャームッシュ監督の新作「The Limits of Control」が、今月から撮影されることになった。
主演に決まったのは、ジャームッシュ作品では「ゴースト・ドッグ」(99)と「コーヒー&シガレッツ」(03)に出演、「007/カジノ・ロワイヤル」や「潜水服は蝶の夢を見る」(公開中)でも存在感を光らせたコートジボワール出身の黒人俳優アイザック・デ・バンコレ。他に、「ブロークン・フラワーズ」(05)から個性派のビル・マーレイとティルダ・スウィントンの2人、さらに「モーターサイクル・ダイアリーズ」のガエル・ガルシア・ベルナルが参加する。
同作はロードムービーで、マドリッドやセビリヤといったスペインの都市で撮影される。デ・バンコレが演じるのは一匹狼のアウトローで、道すがらに、他の共演者たちが演じるキャラクターと絡むという内容。
「フィクサー」(4月12日公開)の演技で英国アカデミー助演女優賞受賞、米アカデミー賞でもオスカー候補になっているスウィントンは、コーエン兄弟監督の「バーン・アフター・リーディング(Burn After Reading)」、「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」の映画化、ルイス・キャロル原作の「Phantasmagoria: The Visions of Lewis Carroll」(マリリン・マンソン初監督)と話題の出演作が目白押し。
マーレイは、往年のTVシリーズ「それ行けスマート」の映画化「Get Smart」(スティーブ・カレル主演)や、ファンタジー小説「エンバー 失われた光の物語」を原作としたトム・ハンクス製作の「City of Ember」に出演。ベルナルは、ノーベル文学賞作家ジョゼ・サラマーゴ原作の「白の闇」の映画化「Blindness」(フェルナンド・メイレレス監督)のほか多数の国際的プロジェクトに出演中。