賞レース開幕。「硫黄島からの手紙」がまず一冠!
2006年12月8日 12:00
クリント・イーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」が、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の最優秀作品賞に選ばれた。来年2月のアカデミー賞受賞式まで続く賞レースの皮切りとなる同賞で作品賞を受賞したことで、「硫黄島からの手紙」がいきなり優位に立つことになった。監督賞は「ディパーテッド」のマーティン・スコセッシ、主演男優賞はフォレスト・ウィテカー(「ラスト・キング・オブ・スコットランド」)、主演女優賞はヘレン・ミレン(「クィーン」)、助演男優賞はジャイモン・フンスー(「ブラッド・ダイヤモンド」)、助演女優賞はキャサリン・オハラ(「For Your Consideration」)。また、新人賞に菊池凛子(「バベル」)が選ばれた。ナショナル・ボード・オブ・レビューとはもともとは映画の検閲機関で、現在は弁護士や学者、医師などニューヨーク在住の映画ファン集団である。今回、選出された10本の作品は以下の通り。
最優秀作品賞
「硫黄島からの手紙」
優秀作品賞
「硫黄島からの手紙」
「バベル」
「ディパーテッド」
「プラダを着た悪魔」
「父親たちの星条旗」
「The History Boys」
「Notes on a Scandal」
「The Painted Veil」