ラストキング・オブ・スコットランド
劇場公開日:2007年3月10日
解説
1970年代にウガンダに君臨した悪名高き独裁者、イディ・アミンの実像に迫る社会派サスペンス。強いカリスマ性で民衆の支持を集め、クーデターによって大統領の地位を得たアミンが、次第に残虐な独裁者へと成りかわっていく姿を、彼に重用される架空の青年医師の視点で描く。鬼気迫る演技で見事アミンを演じきったフォレスト・ウィテカーは、第79回アカデミー賞をはじめ数々の映画賞で主演男優賞を総なめにした。
2006年製作/125分/R15+/アメリカ
原題:The Last King of Scotland
配給:20世紀フォックス映画
スタッフ・キャスト
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悪名高いアミンの実像に迫る映画。青年医師は架空の人物だが、出来事はどの程度本当なのか、おそらく事実に近いのでは?
クーデターを起こして大統領の座に着いた時には、志しもあって、民衆のことも考えていたのだろうが、権力を手に入れると何故人は変わってしまうのか。
アミンを演じたフォレスト・ウィテカーが外見も似ているが、人相までアミンにそっくりでとても恐ろしい。
アミンの夫人ケイの死体のグロさが半端なく、2022年の1本目に観るには少し強烈すぎたなあ😅
ビデオに録画していたものを鑑賞。
実在の人物、ウガンダの独裁者イディ・アミン大統領の
生き様を描いた映画。
架空の人物だと思われますが、大統領の主治医とのからみで
話が進んでいきます。
この医師がチャラい、そして、頭の中はエロでいっぱいw
正義感あふれるヒーロードクターではなかったことが
良かったような気がします。
みなさん書いてますが、この映画は
フォレスト・ウィテカーの独壇場。熱演、そして名演。
R指定になってますが、最初エロかなと思ったんですが、
グロが原因なんでしょうね。映画館で見てたら、
絶対に目を背けてただろうな。かなりグロいシーンが出てきます。
良く出来た映画だと思いました。
2021年8月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
赴任した村ではメリット医師の妻サラにちょっかいを出してしまうギャリガンだったが、大統領の手の怪我を治療したことがきっかけでアミン大統領直属の主治医兼側近となってしまう。かなり気に入られ、気さくな友達のような関係を築くのだった・・・
アミンの態度が豹変したのは、前大統領オボテの一派だと思われる族に襲撃されたことがきっかけだった。最初に紹介された側近ジョナも怪しかったし、誰も信じられなくなる様子が絶妙。
あまりにも深く関り過ぎた。しかも客観的な実情を知らなさ過ぎたのだ。ギャリガンは、ワスワ保健大臣が怪しいと進言したおかげで彼が暗殺されたことを気にかけていた。あまりにも粛清された人物が多く、政府はその死体さえ隠そうとしなくなっていたほど。故郷に帰りたくても帰れない状況だったのだ。切羽詰った状況下で、アミンの夫人と寝てしまい、妊娠してしまった・・・やばすぎる。
妻ケイとの関係も知っていたアミンはギャリガンをも殺そうとしていたのだ。しかも出身地の風習に従って皮だけで吊るして痛めつけるという方法で。その前の映像で、死体の足と手を入れ替えたりしたグロいものもあったし、最後は観てる自分までもが殺されそうな錯覚となってしまう。ウィテカーの恐怖の人格は各賞総なめしたのも当然の演技だった。
それにしても最も勇気があったのは、同僚医師のトーマス。自分の命を顧みずギャリガンに全てを託す決断をしたのが凄かった。あまり出てこなかったけど、外国人記者たちもよく平気だったと思うぞ。
【2007年10月映画館にて】
2021年5月30日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ウガンダでイギリスの協力で権力を握り、反対勢力を30万人以上虐殺した極悪非道のアミン大統領が主人公(フォレスト・ウィテカー)。
イングランドを嫌うスコットランド人でとても軽薄な医者(ジェームズ・マカヴォイ)の目を通して暴いていく。
アフリカだから、ではなく、人間はこういうことをする動物で、今もどこかで起きているのだろう。