死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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コナン観れば良かった!!
リアリティーが無さすぎます。
サイコホラーなのに。登場人物の心理的な動きが不自然かつ突飛で共感も恐怖もありませんでした。
無秩序型の殺人鬼ならまだしも完全な秩序型であり頭が良く誰からも好かれる人柄と言うならもっとちゃんと「これなら私も好きになってしまうかも」と思うような説得力が欲しかったです。
いやこれ普通に怪しいやろと思うような接触の仕方ばかりで容易くコントロールされる周囲の人間の方が病んでいるように見えました。
岡田健史の濡れ場がなければクソ映画認定していたところです。
割と高評価だっただけに残念です。
さほどグロくもないです。
正直エンタメとして楽しめなかった。
阿部サダヲさんのサイコな描写も皆さんが言うほど怖くなくて、爪ってそうやって剥がせるんだーふ~んくらいでした。それと24人も殺してその中である条件の少年少女を選んでいたけど、あまりピンとこないし"虐待"がお話に盛り込まれている時点で、成長後はみんな不幸とは限らないじゃんって突っ込んでしまった。(何事もなく平凡に生きてる人もいますよここに...)
でも素直に阿部さんと岡田君のクライマックス面会室のシーンは釘付けになり、そこはダークな世界を充分堪能できました。
冒頭は見るに耐えない
冒頭から見るに耐えないシーンが続きます。
客層は20代~30代のカップルや女性同士が多かった印象です。座席もほぼ満席でした。
「よくこんなグロい映画を選んだな…」
そんなことを考えながら観てましたが、見終わったあともその思いは消えませんでした。
エンドロールをみたら岩田くんの名前がありました。若い女性は彼目当てで来てたのかな?
シリアルキラーの大和の造形は見事でした。
ただ、物語自体に普遍性は薄く(誰もが一歩間違えたら、闇に引きずり込まれると思えるような感じがしない)、ゆえに共感性も薄いままでした。
中山美穂の幸の薄さは良かったです。
ラストシーンまでが映画
観賞後に疲れた、と感じる。
岡田健史が追い詰められていく姿が本当にこわい。
阿部サダヲは良い。何がとか言葉では表せないけど、良い。
所々のグロいシーンが辛い。
カップルで観に来ていた人たちが帰り、どんよりしていた。
生きてて本当にこわいのは「人」なんだな。と思った。
人間の心
絶対という言葉は人間の心には通用しない。
自分で自分を理解したようでいて理解できていない。
性格というものも自分のスイッチ一つで切り替えれると。自分で変わるのか他者に変えられるのか。
北九州殺人事件や尼崎殺人事件とか全容を見聞きしてもそんな簡単に騙されんやろ〜とか思ってるあなた!そこのあなた!ほんとに人心掌握や恫喝に長けたやばい奴ってのはこの世に存在します。
そんなことを思いながら鑑賞。
白石和彌 監督久々に楽しめました。赤ペン瀧川先生 の演技がうまくて結構驚きました🫢あとは裁判シーンの 阿蘇山大噴火 さんにも吹いたw
始まり方と終わり方がとても好きな作品です。
阿部サダヲの催眠術
小菅の東京拘置所での面会シーンは、是枝監督の『三度目の殺人』を彷彿とさせてくれました。
役所広司さんと福山雅治さんがアクリル版越しに対峙、役所さんが、親父ギャグみたいですが「役者が違う」という雰囲気で福山さんを翻弄するのでした。
この映画の阿部サダヲ(sadawo…ちゃんとwが付いてましたね)さんは、我々観客にも異様な親近感を抱かせるほど、共感性オーラを発していたので(家族からも友達からも誰からも認められていなくても、僕だけはいつでも君の味方だよ)、気が付いたら「この人には嫌われたくない」という気分になっていました。
私もあなたの獲物だったのですよね?
「いや、キミは頭悪そうだし、爪も汚そうだから迷う余地なく対象外❗️」
なんて言われたらショックだろうなぁ、と想像したのが、一番の恐怖でした。
岡田健史が素晴らしい
ラストには驚いた。相当グロいので見る人を選ぶ作品だろうが、シナリオ(原作?)がよく出来ているのだろう。中山美穂の老けぶりが凄い。岩田剛典がどこに出ていたのか分からなかった。痛みを感させる描写が多い。主役は阿部サダヲということなのだろうし彼は素晴らしいのだが、準主役というポジションの岡田健史が素晴らしい。大河ドラマで見て以来だが良い俳優だと思う。
悪趣味なグロ描写に力入れ過ぎな、リアリティの無い偽物サイコパス妄想ドラマ
初日に観に行ったのですが、のっけから予想以上の客入りの多さに驚きました。
GW週だったのと、人気俳優が揃ってホラー系に出ている話題性の高さゆえでしょうか。
それと広告宣伝サイドの上手さもあったのかもしれません。
私は実在する殺人鬼の実話本をたくさん買って読むのが昔から好きなのですが、
この映画に出てくるのは妙にリアリティに欠ける、偽物サイコパスという印象です。
物語の進行も都合が良過ぎて、無理やり頭の中で作り上げた妄想ホラーという感じ。
必要以上に見せつけたがる悪趣味なグロ描写が多いのも、気になりました。
それにしては真の怖さは余り感じられず、怖いというよりも、気持ちが悪い。
キルケゴールの名著「死に至る病」をパクったタイトルにも、センスが感じられません。
前半は俳優達の魅力ある演技や、犯罪者の異常極まりない行動に引き付けられて、
多く散りばめられた謎の伏線がどう回収されていくのか?という、期待感が高まります。
しかしながら、宣伝されていた「衝撃のラスト」というのが期待外れで、中身が無い。
それまでの伏線もきちんと回収されず、謎の解明もされずに、尻切れトンボで終わります。
驚きも無いし、想定外の展開というのも、特にありません。
結局、作り手側にこれといった深いメッセージは無いので、心に残るものがありません。
実際にはなかなかいない、凄く親切で良い人がいたとして、「実は殺人鬼かも」なんて
失礼な目で見るような悪い思考を観客に植え付けそうで、その点も不快です。
岩田剛典が出ているので、彼目当てで観に来た女性ファンも多かった気がするものの、
不自然なカツラ感と出番の少なさで、岩田の無駄使いというか、単なる客寄せ的な印象。
この監督が以前作った「孤狼の血」が面白かったので、今回は期待し過ぎました。
ラストであっと言わせてほしかったのですが・・・、いい所で監督に逃げられた感じ。
文句なしの背筋が凍るサスペンス
劇場予告で観たいと思っていて、やっと念願が叶いました。緻密な脚本を丁寧に撮った良作で、現時点では今年No.1です。
阿部サダヲさんの怪演はもちろん、岡田健史さんも全然負けてません。グロに弱いので序盤は厳しかったですが、見応え抜群。
不自然な展開や強引な流れもあるものの、わかりやすい伏線が想像の少し上で回収されるので、気持ちよく観てられます。
ラストも展開だけなら予想の範囲内ですが、宮崎優さんの存在感と小道具がそれを引き立て、サイコパスが張り巡らせた罠の大きさを想起させ、背筋が凍ります。
目を覆いたくなりつつゾクゾクの連続でした
好みは分かれるところだろうけど、白石監督の作品は、いつも目を覆いたくなるが、それでいて見て見ぬふりはできない、心に突き刺さる作品だと思っている。
サイコパスって、大小の差はあるにせよ多くの人が持っている2面性じゃないのかな。実行に移すかどうか、理性によるブレーキが掛けられるのか、まあ、それができないのが異常な人と認識されるんでしょうけどね。
それにしても、残虐なシーンを撮らせるのは、今なら白石監督というのを、改めて思いました。
阿部サダヲをはじめ、キャスティングもドはまりでしたよ。
ホラー・サスペンス
脚本が確りとしており、役者さんの好演怪演が光る一作。
阿部サダヲさんの活き活きとしたサイコパスな演技もそうですが、岡田健史さんの演技に驚かされました。始めは下手だと思って見ていたのですが、劇中ストーリーにあわせてどんどんと変わっていく演技を見ると一概にそうとはいえない、少なくとも好演していると私は感じました。
ストーリーも最後まで楽しんで見られましたし、エンドロールのBGMも素晴らしかった✨
何か暇な人のエキセントリックな交流
狂気殺人ミステリー。
殺人犯と知り合いだった青年が、ある事件の真犯人を見つけるようそそのかされる話。
グロ描写あり。
良い点
・相手の心理を掌握する話し方やオーラ
・自己肯定感という素材
・父より似てる
悪い点
・映画館で遭遇するためのコストやいかに
・髪はぼさぼさなのに岩田の血色が良い
・オチがやや安っぽい
その他点
・何か暇だから仕掛けるし、何か暇だから付け込まれる。
瞳孔という闇の中へ
この手のやつの面会室描写って痺れますよねぇ。白石監督、今回も見事におしっこチビリそうな映像に仕立て上げてくれました。現実と虚構、一枚隔てているアクリル板の反射等々、素晴らしく不穏でした。
阿部サダヲ氏は勿論、登場するほとんどの人達が何かしら「気持ち悪い」ものを持っているので、そんな演技合戦を愛でる映画としては最高です。
ミステリーとしては…。個人的には、中盤以降から失速というか迷走(?)してる様に感じてしまい、ちょっと入り込めなくなったのが残念でした。原作なのか脚本なのかはわかりませんが、折角のナイスなラストのシーンまで「ん?」を引きずってしまった為に、意図していないんだろうけれど、最終的に犯人が小さく見えちゃいましたね。
心理戦を忠実に描いている
原作を読んでいたので、おおよそのあらすじは知っていた。
正直、小説がかなり犯罪心理学のような内容を含んでいたので、
映画化するにあたって、ストーリーにはめ込んでいくにはどうするのか、と
思っていたが、なかなか巧く作られていたと思う。
阿部サダヲ演じる凶悪犯・榛村と岡田健史演じる大学生・筧井の心理戦がよく表現されていた。
特に筧井が榛村を知れば知るほど翻弄されていく姿は見ものである。岡田健史よく演じていた。
よくを言えば筧井の母親のキャラクターをもう少し掘り下げてくれれば、と思ったが、
尺の関係などもあるだろう。
白石和彌監督の作品は全作品観てきているが、正直本作は目を塞いでしまったシーンがあった。
激しい暴力などはないが、この榛村の心理描写が、白石作品で一番恐ろしいものだった。
見終わったあとなんか溜息出た。
パン屋を営む犯人が24人もの人をライフスタイルの如く拷問し殺していく。うち9件が立件され一審で死刑判決。しかし最後の1件は自分ではないと主張するところから始まる...。
コワイコワイ、ツライツライ。
最初から目を覆いたくなり様なシーン、異様な光景。
出てくる発言を信じ、疑い、疲弊していく。
最初っからの伏線が最後に回収される様。からの最後の最後に
ヒェ!(´ºωº`)
ってなって終わる。
レイトで見るんじゃなかった...。(。-_-。)
阿部サダヲ怖すぎる!!
宮崎優の変わりっぷりも怖い!
岡田健史が時折松山ケンイチに見えた(^ ^)
そして
中山美穂が、、、普通に普通のお母さん役をやっててチョット哀しい(褒め言葉)。
気持ちが暗い方向へ持ってかれる映画でした。
凄く面白かったですよ。
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