死刑にいたる病

劇場公開日:

死刑にいたる病

解説

「凶悪」「孤狼の血」の白石和彌監督が、櫛木理宇の小説「死刑にいたる病」を映画化したサイコサスペンス。鬱屈した日々を送る大学生・雅也のもとに、世間を震撼させた連続殺人事件の犯人・榛村から1通の手紙が届く。24件の殺人容疑で逮捕され死刑判決を受けた榛村は、犯行当時、雅也の地元でパン屋を営んでおり、中学生だった雅也もよく店を訪れていた。手紙の中で、榛村は自身の罪を認めたものの、最後の事件は冤罪だと訴え、犯人が他にいることを証明してほしいと雅也に依頼する。独自に事件を調べ始めた雅也は、想像を超えるほどに残酷な真相にたどり着く。「彼女がその名を知らない鳥たち」の阿部サダヲと「望み」の岡田健史が主演を務め、岩田剛典、中山美穂が共演。「そこのみにて光輝く」の高田亮が脚本を手がけた。

2022年製作/128分/PG12/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2022年5月6日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 日本アカデミー賞(2023年)

ノミネート

最優秀主演男優賞 阿部サダヲ
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映画レビュー

3.5白石和彌は止まらない。

2022年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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高橋直樹

4.0灯里役・宮崎優を世に出す衝撃作

2022年4月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

怖い

興奮

全体的に好キャスティングが光る。シリアルキラー・榛村を演じる阿部サダヲは、大人計画入団時に提出した履歴書の写真で顔色が悪かったことから芸名が「死体写真」になりかけたという逸話がよく知られるが、常に死んだような目をしていることもそんな印象に影響しただろう。穏やかな物腰と細やかな気配りで狙った相手の心を支配するという人物設定に、あの眼差しが説得力を与えている。

榛村に取り込まれそうになりながらも抗おうとする大学生・雅也を演じた岡田健史も、阿部とのコントラストが絶妙だ。長髪の謎の男は誰が演じているのかわからないまま、エンドロールで岩田剛典の名を見て「ああ、あの男か」とようやく気づいた。それほど見事にスターオーラを消している。

そして、雅也と同じ大学に通う灯里を演じた宮崎優。初めのうちこそ彼女の目立たず内にこもった感じが、映画の中で“映えていない”ように感じたが、次第に秘めていたものが表に出てきて、あの地味目な見かけも実は伏線だったかと驚愕させられた。過去の出演作「任侠学園」「うみべの女の子」を観たのに印象に残っていないが、本作での演技は映画関係者と観客の心にしっかりと刻まれるだろう。宮崎優を世に出す一本でもある。

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高森 郁哉

3.5阿部サダヲの“遊び”を心まで堪能する作品

2022年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

あまり穏やかではないタイトルだが、何をかいわんや…。色々な意味を示唆している。
それにしても、今作は阿部サダヲが白石組という盤石の態勢下で、存分に個性を発揮し、演じる喜びを体全体から解き放っている。
対峙する岡田健史も素晴らしいが、それ以上に目を引いたのは宮崎優。
今後要注目と言い切れるほどのパフォーマンスを披露し、良いシーンが随所にある。

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大塚史貴

3.0独特な阿部サダヲのキャラがよく役に合っていたと思う。独特さがラスト...

2024年3月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

独特な阿部サダヲのキャラがよく役に合っていたと思う。独特さがラストまで気持ちが悪かった。
描写がグロテスクなシーンがあったため、目を背けたくなるほどでした。

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よっしー
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