死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
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こんな物語が生まれる病
まあ面白かった(内容が内容なので「面白い」という言葉を使うのはちょっと躊躇われるのですが)。
面会室のアクリル(ガラス?)板の映り込みを利用して、2人の緊迫した関係を表現しているところが印象的でした。
でも、好きにはなれない作品です。生々しい残酷きわまる描写の数々には吐き気をもよおし気分が悪くなりました。
病的なエンタメ映画です。
「阿部サダヲ」恐怖症
この映画を鑑賞後、私は一つの病にかかってしまったようだ。
映画館に足を運び、席に着席した所であることに違和感を感じた。それは映画を鑑賞しにきている人の年齢層だ。ほとんどが若年者のカップルばかりである。心のツッコミが思わず漏れそうになった。まあ、なぜ若年者が多いかは予想がつく。(恐らくTikTokにてコンスタントに映画を紹介するインフルエンサーによるものだと思われる。)無駄話はここまで。
論理的には語れないが私なりに内容に対する感想を述べる。
まずは阿部サダヲに天晴れだ。パン屋さん店長シーンでの懐を妙にくすぐってくるあの人懐っこさをコントラストに殺人鬼としてのシリアルキラー、秩序型犯罪者としての存在を引き立たせる表現が最高にシビれた。
キャスティングもかなりハマっていたと思う。特に「岡田健史」がかなりのハマり役だと感じた。名門大学を目指し、最終的にFランに入学などの生々しくリアルな人間模様を演じた彼は最高のハマり役だと思う。
伏線などの難しいことは語れないが最終的に私が感じたのはこの映画のせいで綾鷹のCMが見られなくなったことだ。
PG12とは
猟奇連続殺人の話とのことですが、PG12なのでグロシーン少なかろうと観に行きました。
が!PG12とは…?中学生も高校生もあんなグロテスクなの平気なのでしょうか?
体感では3分の2くらい目をつぶっていた気がします。あんなに一生懸命殺害シーンを作らなくても…。グロ耐性強い友人ですら「ストーリーも相まってあれは直視できなかった」と言っていました。PG12とは…
ストーリーはサイコ思考の死刑囚が最後の殺人について古い知り合いの青年に依頼を頼むって内容です。
青年の心の動きが細かく描かれていたのは面白いと思いました。自信に溢れてだんだん話し方が滑らかになる、背景の人々の動きもリアルタイムになる(自信がない時は青年以外背景の動きがスロー)。
人物設定にはいささか疑問が多く残りました。青年の彼女はどう見ても大学生に見えないし、中山美穂と阿部サダヲで20代の再現もやめてほしい、あと、岩ちゃん必要でしたかね…
平日の回にも関わらず満員、しかもカップルや若い女性、高校生グループが多くてびっくりでした。岩ちゃん効果?
冒頭、犯人が用水路にまいている花びらのようなものが何か分かった時、鳥肌がたちました。
私は、死ぬことは怖くないけれど、拷問は心底嫌です。
「死刑にいたる病」は、冒頭で、鑑賞を強烈に後悔した初めての映画です。
観るのがつらくて、目を覆いました。
この作品、中学生は鑑賞可なのですね…年齢制限の基準が私にはよく分かりません。
そして、冒頭以上のシーンはないだろうと思っていたら、まさかのさらに私を戦慄させるシーンが…。
犯人が、小学5年生の少女にした所業に、身体が震えました。
もし、この作品をTVやDVDで観ていたら、途中で止めていました。
映画館だと、なんか意地でも完走したくなる…。
おそらく、犯人は、私が想像ができないような過酷な環境で育ったんでしょう。
感情や情緒などを司る脳の機能が失われるほどに。
これは、治療が必要なレベルの病気ではないかと考えます。
社会的弱者である女性や子ども、高齢者からしたら、こんな人が増えてきたらと思うと恐怖です。
9人の殺人で有罪判決を受け、死刑を宣告されている犯人は、日本の法律に基づいて、いつか絞首刑にされます。
でも、それでは長期間犯人に拷問を受け、殺された被害者たちは、浮かばれないなと思いました。
「目には目を 歯には歯を」の気持ちが初めて理解できました。
犯人をどんなに痛めつけても、被害者は帰ってこないし、犯人は己の罪の深さを理解できないでしょうけれど。
ファーストデーの1本目がこれで、メンタルがかなり削られました。
救いは、主人公が犯人からの呪縛を断ち切ったところです。
ラストシーンでは、さらなる罠があり、それを主人公がどうするのかは気になるところですが…大丈夫だと信じたいです。
正視できず…
上映時間の4分の1は目を瞑ってしまいました。
人が人を支配する時、それは極々自然に見えて実は緻密な計算と悪意で成り立つのですね。
阿部サダヲ、狂気の塊でした。
冒頭部分を花びらだと思っていた自分。
観賞後にげんなりしながらちょっと笑いました。
体力のある時に見ましょう
怖い怖い怖い怖い映画です!!!!
拷問シーンがばっちりあります。正視できません。
映像が怖すぎでしたが、内容は面白かったです!
ラストシーンの、再び恐怖に引き戻されるシナリオ、怖かったなあ~。
浅い、、ミステリー。。
評判が良かったので観ました。
全体的に、ストーリーが浅い。衝撃のラスト、、!!どこが?ミステリーとしては致命的だと思うんですが、話が飛び飛びで繋がりがわかりにくい。
あと、とにかく見ててイライラしたのが、とびきり普通の主人公が事件の謎に淡々と触れていくというストーリー。この主人公が、ボソボソ喋ってて、挨拶もろくに出来ないような、普通の人じゃない。
聞き取りづらいし、周囲には馴染めないし、はっきり喋ってくれないと何言ってるのか分かりにくい。
期待していただけに時間を無駄にした感じ。素晴らしいと思ったのは阿部サダヲの演技くらい、、かなあ。
恐ろしすぎて...
爪を剥がすシーン、
ふくらはぎを割くシーン?
怖すぎて恐ろしすぎて目を背けました...
体調不良のなかみたので
追い討ちをかけられるかのように死にそうになりました....
阿部サダヲの演技は狂気的。あの顔、声、表情、まさに
サイコパスでした.
冒頭がクライマックス!
冒頭の阿部サダヲによる少年少女拷問シーンがクライマックスです。その後はところどころ拷問回想シーンがありますが、すべてオマケのような。
阿部サダヲのサイコパスぶりは大変素晴らしく、あぁサイコパスってこうじゃなくちゃねって満足できます。
ストーリーはオチ以外は読めると思います。読めないオチも、恋仲になった灯里が実は阿部サダヲの手紙で動いていたという、しかし阿部サダヲの指示がなんだったのかは分からずモヤモヤします。雅也に息子と信じ込ませて灯里を殺させたかったのかな、というところですが、だとすると灯里をどうやって誘導したの?と不思議です。
あまりストーリーは怖くないですが、拷問シーンだけはしっかりやっているので、痛い映像が苦手な人はダメだし、近年の邦画では珍しいシーンでもあるので、好きな人は是非見てください。
個人的には佐藤玲さんが好きなので、苦しめられるシーンがたくさん出てきて止めてやってくれ、でももっと出してくれと板挟みでした。
逆らうことができないマインドコントロールなのか、水平思考なのか
詐欺師は物凄くいいやつだといいますが、この話は殺人鬼以外はみんな嫌な奴として作られています。
相対的にも阿部サダヲ演ずる殺人鬼がものすごくいい人に見えてしまうように・・・
カラコンも相まって非常に怖いです。
奥さんを家政婦扱いする父親とか、酒が苦手な若者にムリヤリ一気飲みさせようとするパワハラ親戚、友達にマウントを取るため関係ない飲み会にイケメンの主人公を呼び出す女学生とか、同じサークルのチャラい学生、本当に碌な奴がでてきません。
なかでも主人公がとんでもなく嫌な感じで、これだけのイケメンでこんな斜に構えてたら絶対友達にはなりたくない。
嫌な奴ではありませんが、自分ではなにも決められない中山美穂も最初は変な奴だと思いましたが・・・
序盤は不愉快極まりない登場人物によってひたすら不快ですが、面会を境にヒトコワに
観たかった映画なんだが…
残酷なシーンからはじまったとき、この映画を観ることを決めて、映画館に来て、チケットを買ったことを少し後悔しました。
だって殺し方が残酷すぎるんですよ。あれを24人も殺ってるなんて、怖すぎる。
1人目、2人目と、殺すシーンが出てきて、「おいおい24人全員観ることになるんか!?」と思った。とりあえず、全員でなくて良かったが、別の恐ろしさが続く。
あと、榛村は雅也の父親ではないかと思った人、多いんじゃないかな。いや、もう絶対そうだと思いましたもん。だって殺人未遂ですぜ。
また、加納灯里の「爪…はがしたくなる?」最後のこのセリフは怖い、怖すぎる。榛村と加納灯里は繋がってたんですね。榛村は、殺す事ができなかった雅也を心残りとして、加納灯里を使って雅也を追い込もうとしたんではないかと想像しました。榛村が刑務所の中から、加納灯里を自分の手足とするシーンなんか無いし、そんなことは無いのかもしれないけど、想像力をかき立てられる凄いストーリーと映像でした。
期待しすぎ
に要注意。
私は完全にソレ。
なんの期待もせずに鑑賞していたら評価はもっと高く付けているはずです。
殺人鬼と
過去にその人物が営んでいたパン屋に通っていた当時中学生、現在大学生の男の子が
メインのストーリー。
前半はグロ描写があり、私は苦手な為目を背けてしまいましたが、思っていたよりもグロは軽めでした。
観ている最中は、そう繋がるのかーと妙に感心しながらみてました。
観終わって2日ほど経ちますが、
後を引く感じはほぼなく、
期待しすぎだなぁーっていうのが今出てくる感想です
岩田さんの配役はちょっとミスマッチでした(私的に)
顔が綺麗すぎて、ストーリーから違和感を感じてしまいました
岡田さんに関してはとても良かったです。
普段の好青年ぽいイメージとは全く違って、
姿勢や表情、声のトーンと、覇気のない口調に、一歩テンポが遅い喋り出し。
その辺りはかなり好きでした。
あと意外とキスが上手。
日本の俳優さんキス下手だなと感じることが多いけど、彼は上手そうに見えました(かなり失礼)
既成事実と信じた真実の崩壊
大学生の雅也の元に24人を殺した連続殺人鬼から一通の手紙が届いた。
その殺人鬼の名は榛村大和。雅也が幼い頃通っていたパン屋の優しい店主だった。
手紙の通りに彼に会いに行くと、雅也はとある頼み事をされる。
それはたった一件の冤罪証明。
妙に興味を惹かれた雅也は1人で捜査を始めるのだが…
白石監督の最新作。
意外にも評価があまり高くないが、孤狼の血と並ぶ傑作だと思う。
自分はこの手の作品の展開を読めないことが多いが、本作は珍しく最後の展開を含め予想が当たった。
それでもなお面白い。
この作品の面白さはただのサイコスリラー作品以上のものがある。
※ここからは抑えてはいるものの、ややネタバレしているので、鑑賞予定のある人は見ないことをおすすめします。
まず、悪役がしっかりと悪役だった点。
途中でとある事実(?)が発覚し、他人事が自分事になることで、雅也と榛村の距離が近づく。
しかし、あくまでも雅也は正、榛村は悪としているところがとても良かった。
24人、若しくはそれ以上の高校生をいたぶった上で殺した連続殺人鬼。そこに情なんてものは必要ない。
榛村が発している負の空気、そして雅也が徐々に沼の深みへと足を踏み入れていく陰湿さが生々しく、完璧なる悪であった。
グロいと評判だったが、グロいよりは痛いじゃない?
それ以上に邪悪な阿部サダヲが何よりも恐ろしい。
予告からも滲み出ていた色を失ったあの真っ黒な目。
大きなスクリーンで見ると引き込まれてしまいそうな魅力的な目にも感じた。
あんな目、常人ではとても出来ない。
そして、多くの人が驚いたであろう宮崎優さん。
個人的には前から密かに来そうだと応援していたので、ようやく本領発揮といった感じで内心ガッツポーズ。
孤狼の血の阿部純子さん然り、白石監督の描く雨の夜に求め合ってその後あっさりと落としてくるヒロインが本当に良い。
是非この映画を足掛かりに様々な作品に出演してもらいたい。
あのラストカットを魅力的と呼ばず何と呼ぶ。
冒頭では川にパラパラと撒いているものが花びらに見えたため、何か分かった瞬間戦慄した。
自分も取り込まれてしまいそうになった、榛村の当然かつ無意識な罪の連続、継続、そして継承。
ただただヤバいやつ。
サイコパスの真骨頂を見た。
もっと、もっとゾワゾワしたかったな。
なんだかこの時期の邦画、豊作ですねー。
一言。面白かったです!!!
少々エグいシーンありますからプチホラーかもしれませんが、まぁサイコ系推理モノですよね?巧みな展開で観客はうまい具合に弄ばれますよ。そう言う点では心地よかったなぁ。ほほー!って感じ。
映像としてもさすが白石監督のバイオレンスシーンやシーンとしての伏線回収など、これまた巧みに楽しませてくれますね。物語だけではなく人物像までも映像に映る印象が変わって見えてくる感じがよかったなぁ。作品の厚みが出ますよね。
原作は未読です。どこまで忠実なのか?はわかりませんが、カラクリがちょっとてんこ盛りすぎた感はありました。途中までは現実味ある気持ち悪さだったんですが、クライマックスに近づくに当たり、なんだかディズニー制作に移ったスターウォーズのように、なんでもできるフォース感が邪魔しちゃいまして・・・・。「実は・・・こんなことが・・・」に思いっきり違和感が。それが邪魔しちゃったんだよなぁ。それと、やっぱ精神的に追い込んで欲しかったんだよなぁ、もっともっと。ちょっと色々と簡単にわかりすぎてしまい・・・。
主人公の精神を破壊してしまうくらいに追い込んで欲しかった。
けど、面白かったです。
観た後はタイトルに納得
連続殺人犯の連続殺人の内1件の
冤罪を調べる大学生の話。
あー重い!
殺人事件などが報道されるたびに
「これって報道されたら模倣犯を生む危険性が
あるのでは、、」
って心配してしまうことないですか?
この映画はその感情が爆発します。
犯人が捕まってもまた別の誰かがやるし
その連鎖はいつまで経っても止まらないのです。
ラストはまあまあびっくりしました。
タイトルどういうことかな?と思ってましたが
ほんとに病でした。
衝動とかじゃなく内から来る動機って
どうにかできるものではないんだなと思いました。
それに加えて
警察、検察、弁護の闇も描かれて
もう未来がございません!
危険はすぐ身近に潜んでると思わせてくれましたが
感動や面白さよりも絶望が勝ってしまいました。
俳優陣は1人のマッチョを除いて
皆さん実力派で、引き込まれました。
特に阿部サダヲさん演じる殺人鬼の
賢くて不気味なキャラはとても魅力的でした。
目の演技すごい!死んでますやん!
夢に出てきそうなくらい怖い目でした、、
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