死刑にいたる病のレビュー・感想・評価
全381件中、141~160件目を表示
マインドコントロール、、、?
映画を1度みただけだと内容の把握はかなり難しいと思いました。
ネットで上手に考察されてる方がいて
それを観てなんとなく納得できました。
阿部サダヲさんの一貫した不気味さと
岡田健史さんの『死刑にいたる病』にかかりつつある感じの雰囲気の変化が見どころです。
映画で深掘りされてない登場人物たちの過去も気になるので、小説を読んでみようと思います。
グラグラする面白さ
猟奇的な連続殺人犯の死刑囚に翻弄される主人公と同様に、観ている側も揺さぶられグラグラしてくる良作サスペンス。
先の読めない展開や、底が知れない榛村の心理が恐ろしく、エグい犯行内容もPG12のギリギリまで見せる。
震えました…。
知的で冷静、相手の真理を捉えて心を掴む榛村の存在感が凄まじく、強烈なインパクト。対する主人公をはじめとする登場人物たちは皆、一見普通に見えてなんだか不穏でヤバそうな空気を纏っており油断できないため、最後まで緊張感が続くヒリヒリした作品になっていました。
面白かったです。
やられました! …と、いう感じ。
原作未読なだけに、ストーリー自体を楽しんだ。
下品な話だが、ああいう地味な女の子に欲情する男の子の心理、分かるなぁ。
とにかく、阿部サダヲの独壇場ですわな。
刑務官まで心理操作してしまう、レクター博士ばりのモンスター。
世の人々の無関心さに腹を立てている。
岡田健史は、操られていることに気がついて逆襲に転じたつもりが、結局は掌の上だった…。
彼が大学のキャンパスを歩くとき、背景にいる学生たちはスローモーションになる。この不思議な演出が、終盤で彼女とスカッシュをしている場面では、手前にいる学生たちがスローモーションになるという逆転を見せる。
白石和彌では珍しい演出ではないだろうか。
猟奇犯罪サスペンスと言えば韓国映画だ。
韓国の傑作と比べるとアクションが少ないが、その分いたぶる場面は強烈。
未鑑賞の方は、ちょっと覚悟してご覧下さい。
白石監督、お見事でした
かなり最高レベルの連続猟奇殺人ミステリーだと思いました。これは映画館で見る価値ありです。結構グロ系映画を観てますが、久しぶりにヒットしました。
ネタバレしちゃうので詳しく書かないけれど、いろんな伏線も疑問も最後には思わぬ形で回収されて、驚きです。
白石監督らしい狂気が、感情の爆発ではなく、時間の中に埋められて発酵したみたいな感じがした。
阿部サダオはもちろん想像通りの素晴らしさだったが、宮崎優という初めで知った女優に驚いた。透明感と静かな狂気が目に宿る不思議な子だった。
最初から最後まで目が離せない
いやー。
凄い良かった!
阿部サダヲが本当にサイコパスに思えたよぉ!
目がいい!
犯人って本当にこう黒ずんだ死んだ魚の目みたいな人が多いんだろうなぁって思う。
心理攻撃で人の心を貪り操る。
人の恐ろしさがわかる。
もう1人が犯人いるって事で私も一生懸命考えながら見てたけど、、、
うんうん。
なるほどね!
これは小説も気になります!
久しぶりに最初から最後までくいついて見れた作品!
グロイシーンもあったけど仕方ない笑
是非ミステリーサスペンスが好きな方は劇場へお急ぎください!
サイコパスってやつは…
多くの人はサイコパスの人間に会ったことがない。いや、正確に言うとサイコパスに会ったことがあると自覚している人が少ない。いつの間にか人気者になっていたり、人の心に入り込んでいる人間が実はサイコパスなんてこともあり得る。
本作に登場する大和もそんなサイコパスだから、周りの人たちをまぁ魅了しまくる。個人的にはそんな大和に魅了されることはないだろうなと思いながら観ていたが、もちろん彼にとって魅力しやすい人たちを選んでってことなのだろう。サイコパスといえども万能ではない。そんな大和に依頼されて、大和が自分は殺していないと主張する殺人事件を雅也が追うという流れ。
死刑囚である大和と雅也が会うのは当然拘置所の面会室。実際よりも暗めの照明にしていると思うが、演出としてとてもいい。そして2人の間を隔てる透明なガラスの使い方がうまい。ときにはそれがなくなり、ときにはお互いの姿を重ねて映し、ときにはスクリーンのような使い方もする。地味な設定でも映像としての見せ方は工夫できるってことだ。
もちろん1番の魅力は脚本。その過程で様々なことが徐々に明らかになっていく展開は緊迫感があって本当によかった。そんなつながりが!と思ったり、大和のサイコパスとしての優秀さを見せたり、最後に思ってもいない展開が待っていることも。多少偶然がすぎませんか?ってところもあるが、それはフィクションとしての許容範囲なんじゃないか。
白石和彌監督は当たり外れが激しい印象だが、これは間違いなく当たり!
しばらく阿部サダヲの目が見れない
画面から2列目でみる拷問シーンはちょいとキツイものがあった……最近のサスペンスの残虐シーンは画面暗くしたり、音だけだったりと表現しないことが多い気がするけど、割とガッツリめに拷問シーン入るから注意。
刑務所のガラスを通して顔が重なるように見えたり、歪んで見えてくるのが怖いし、どんどん侵されいく気がして、上手いなって思った。物語が進むにつれて目に光がなくなるのも怖い。
散々残虐なシーンを見ても巧みな言葉を聞いても結局、榛村大和を嫌いになれない自分は彼の信者になってしまってるのかもしれない。阿部サダヲの顔を見れなくなりそう、あの目を思い出す。
キャラクターの深瀬さんといい、近年描かれるサイコキラーは魅力的で恐ろしい。
ゾクゾクします。。。
1人で鑑賞しましたが、、、ちょっと怖かったです(苦笑)
ストーリーといい映像の暗さ、グロさといい、韓国映画っぽいなぁーという感じでした。
この映画は、とにかくキャスティングが最高だと感じました。
阿部サダヲさんの気持ち悪いサイコ野郎、最高です。
レクター博士かと思いました。
思わずゾクゾクしてしまいました、、、
岡田健史さんも、シリアスな演技がとても素晴らしい。
見ていて引き込まれました。
目を背けたくなるようなシーンもたくさんありましたが、最後まで怖いもの見たさに引き込まれる作品ではありました。
サイコキラーの心の内を垣間見てしまったような、何とも言えない気味悪さや恐ろしさを感じる作品でした。
凄いね、これ
日本版のレクター博士と言えばそうなのだけど、そんなキング設定にあえて挑戦した快作。真正面から取り組んで、見事勝利した白石監督とそのチームに拍手!
心理戦・ミステリ・サスペンス・ホラーの要素が上手く絡んでいながら、エンターテイメント作品に仕上がっていて、楽しみどころ満載です。割引で観たのが申し訳ないくらいです。
阿部サダヲの真っ暗な瞳の怪演はもちろん、岡田健史の根暗な役もまたしっくり。物語が進むにつれ、だんだん感情が無くなっていくように見えるのが、ゾワゾワしてよかった。
ストーリーも王道まっしぐらで、変に奇をてらうことない。下手をすれば既視感ありというところだけど、そこは演技と演出の妙というべきか、類似作に収まることはなかった。グロいシーンもあるので、万人受けはしないだろうけれど、そうしたシーンに耐性あれば、おすすめしたい。
#剥ぎたくなる爪
知性が高く、虐待されている子(精神的&肉体的)を嗅ぎ分ける性質が強い。そういった子達は«自分を優しく見守ってくれる人»や«自分で物事を決断する力»が弱い事を知ったうえで言葉巧みに操り、導き"獲物"にする。
"獲物"に対する執着が強く絡み付くような真っ暗な瞳は見つめると沼に堕ちる。
阿部やサダヲさんがすごくイキイキしている作品でした。
W主演(?)の岡田さんの演技も凄かったけれど思い返すとちょっとイメージがうすまってしまった気がします。
阿部サダヲのあまりに澄んだ瞳が恐怖。
あの「凶悪」の白石和彌監督ですから、グロさエグさは覚悟していました。それでも拷問シーンは目を開けていられませんでした。が、冒頭の美しい花びら(のようなもの)の正体に気づいたときの気分の悪さ。。嗚呼。
阿部サダヲさんの作りこんだ善人キャラクターはお見事だけど、目を見張ったのは岡田健史さんの演技。ごめんなさい、こんなに上手い方だとは思っていませんでした。阿部サダヲさん演じる榛村に操られてどんどん表情が変わっていくのには驚きました。
何度も登場する拘置所の面会室。特に最後の面会シーンは圧巻でした。心の操りをああいうふうに表現するのか!とゾクゾク。
ラストのオチは正直よくわかっていないというか、納得できないというか。
はっきりと描いていないのでこちらがどう落とし込むかということなのでしょうが。
怖い怖い。
ちょっとグロ
サイコホラーであることは知っていたので、白石監督の「凶悪」のような映画を想像していた。阿部サダヲはさすがとしか言いようが無いのだが、中山美穂や岩田さんの演技、存在はよくわからなかった。グロシーンは見ないようにしていた。
この映画より胸糞悪いのはケータイの電源切らない客
2022年映画館鑑賞21作品目
5月22日(日)イオンシネマ石巻
ポイントを使い1800円から1300円
原作未読
監督は『凶悪』『日本で一番悪い奴ら』『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』『凪待ち』『ひとよ』の白石和彌
脚本は『婚前特急』『さよなら渓谷』『そこのみにて光輝く』『まともじゃないのは君も一緒』『ボクたちはみんな大人になれなかった』の高田亮
23人の真面目で頭が良い17歳から18歳の少年少女と成人女性殺害の容疑で死刑が確定した凶悪犯罪者榛村大和
大和が経営していたパン屋に馴染み客だった筧井雅也は接見室で再会
大和の証言によると成人女性だけは殺していないという
大和を信じ真犯人を探す雅也
しかし結局のところ何もかも出鱈目だった
死刑囚榛村大和に阿部サダヲ
弁護士事務所アルバイトの大学生・筧井雅也に岡田健史
長髪に顔に痣がある気味の悪い男・金山一輝に岩田剛典
雅也と同じ大学に通いのちに肉体関係になる加納灯里に宮﨑優
雅也の父・筧井和夫に鈴木卓爾
雅也の母・筧井衿子に中山美穂
大和の元同僚・滝内に音尾琢真
山林で成人女性の死体を発見した赤ヤッケの女に岩井志麻子
面白い!
作品内容からして不謹慎だがこれはサスペンス&ミステリーとしてとても良くできてる
ガリレオの柴咲コウのような人には叱られるかもしれないが面白いんだから仕方がない
原作がそれだけ優れているんだろう
最後は蛇足だと当初は感じたがよくよく考えてみると娯楽映画としては悪くない
拷問シーンはエグ過ぎる
白石和彌監督ならでは
PG12でいいの?
話としては面白いが岡田と宮崎には魅力を感じなかった
若い美男美女だが役者としてまだまだ好みじゃない
鈴木も中山も主役級の両親役としては近頃の邦画としては主流ではない
岩田は良い仕上がりだ
なんと言っても阿部サダヲだろう
僕は彼のハイテンションな芝居が嫌いだ
だが今回は違う
素晴らしい
この役にハマっている
ブラボー
殺人鬼の血縁ではない
殺人鬼の血縁ではないと、主人公が直感で確信するのは、対外的には「サラリーマンを殺せなかった」からだが、僕が思うにそのあと灯里と会い、非現実的な暴力の高揚感の中、その場に彼女という格好の獲物候補に行き合いながら、いたってノーマルな性欲で昇華出来てしまった事実によって自覚さたからだと考える。
孤狼の血の上林でもそうだが、白石演出の「まったく同情心を芽生えさせない可哀想な過去エピソード(笑)」はどういう計算をすれば撮れるんだろう、とたぶん誰も感心してないような箇所で自分はすごく感心してしまった。
花びらを川に流す
と思っていたら爪だった。
痛さを求める生き方って連なっていくの?
リアルなまてにエゲツナイ描写に目を覆い、帰ってしまいたい。
心にまで触ってくる阿部サダヲの目は本当にこんな奴だったんだと思わせる程、硬質に据わっている。
全381件中、141~160件目を表示