余命10年のレビュー・感想・評価
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自分でも引くほと泣いた
いわゆる「余命モノ」であることをタイトルでドーンと示している映画。この手の泣かせにかかるお涙頂戴系は、個人的にはあまり好みではない。生きたいのに生きられないなんて、そりゃ分かりやすく悲しいに決まってるわけで、そんなストーリーをわざわざ商業映画にするとなると、一歩やり方を間違えればチープでシラケたものになってしまうからだ。
たまたま好きな俳優が出ていて、Amazonプライム無料会員でなければ観ていなかったと思う。
でも、鑑賞した結果、自分でも驚くほど(引くくらい)泣いた。
何でこんなに泣いたのか、よく分からないけれど、まずは演出が凄く良かったんだと思う。あまり説明過多にならず、四季を彩った映像の美しさと、ギュッと凝縮した言葉のやり取りが特徴的だった。他の人のレビューコメントに、「10代の頃なら多分泣けたけど今はそれほど…」という意見があったけど、個人的にはむしろ大人になったからこそ泣ける映画じゃないかという気がした。家族の大切さや色んな視点で見られる年齢になってこそ、家族のシーンも一層泣けた。
あと、脇を固める俳優達の演技が素晴らしかった。松重豊やリリー・フランキーは、台詞が少なくても哀愁や優しさが滲み出ていて、それだけでまた泣けた。もちろん主演の2人も期待どおりだった。
予定調和なストーリーで驚くような展開はないけれど、登場人物1人1人の思いを噛み締められる、上質な映画だと思う。
爽やかで、癒された
映像や、物の色合い、配置
すべてセンスがよかった。
登場人物全員に共感できた。
出ている役者さんが全員豪華で、
だから、こんなに共感できたんだと思う。
闘病や死がテーマかと思えば
生きるということは生き抜くということは、
どういうことかが、テーマのように思えた。
だから、重いテーマのはずが、苦しくならずに
じっくりと最後まで観ることができた。
展開も早いし、恋人には病気について
隠していたこともあって、
淡白なように感じたけど、
それは10年という月日があっという間で、
茉莉ちゃんが人生を駆け抜けたからだと思う。
だから、淡白というより、爽やかだった。
最後の桜吹雪のシーンは
茉莉ちゃんが笑っているようだった。
原作も読んでみたい。
泣きたくて見たけど、泣ける映画だけではなかった
とにかく小松菜奈が綺麗✨えげつない綺麗さ✨そして坂口健太郎がまさに坂口健太郎で、情けな可愛い男の人を等身大で演じていてとても好感が持てる。
もし余命10年と言われたらどうだろうか?主人公が退屈で死にそう、と言う場面があるが、来年でも再来年でもないちょっと遠い未来というのは中々想像ができないものなのだろうな、でも確実に生活に制約は受けて、未来は少しづつなくなっていく怖さ…
すごく泣けたけど、泣かせ映画っぽくないのがとってもよかったです。桜のシーンは本当によかった✨
昔の名前で出ています
Amazonプライムで無料で観られます。
この塩顔のモデルの2人に桜のシーンとあれば、
いいもの見させてもらったなぁと思えますので、
映画館行くほどではないけど、興味はありました。
とにかく何だか特徴の性格がない2人が惹かれ合う。
和人はひ弱な男だけど、たくましくなるし、
元カノの名前で居酒屋開いちゃうし。
昔の名前で出ています、なんて。病人の元カノは
来れないじゃん。
家で告白するタイミングでふられる、まつりが
体のことを気にしていたのはわかるけど、
スキー旅行のデートで、プロポーズな関係なのに、
翌朝、置いていかれる。あのシーンたら。
和人が道に伏しながら泣いてるし、ドSなまつり。
しかも病気もちゃんと伝えてない関係だったとは、
どんだけ浅い付き合いやねん、
本もらった時には時すでに遅し。
本読んでたら、会いたい、会いたい、ラブレターみたいな本ね。
あれ、亡くなった後に本で見たら、後悔しまくりよね。
モデルな2人は美しく映像美はGOOD
菅田将暉は妬いちゃうな
原発性肺高血圧症
「これ以上カズくんといたら、死ぬのが怖くなる」という言葉が最も響いた。大体、難病モノの映画は苦手だ。映画館で観ていたら、確実に泣いて恥ずかしい思いになるのは必至。結末はわかっているし、実話だし、しかも今をときめく藤井道人監督なんだから、老若男女、誰もがグサリとくるはず。だから自宅鑑賞を選びました。
恥ずかしながら茉莉を「まり」と読むものだと思っていたのに、「まつり」だったとは。姉役の黒木華が桔梗なんだから、多分花の名前だと想像できたけど、ジャスミンだったんですね。カズくんがいきなり独立してオープンした店の名前もまつり。こうなりゃ泣かずにいるために、藤井道人ならぬ藤井風の「まつり」を歌うしかない!と、頭の中ではRADWIMPSの主題歌よりも「まつり」のメロディが頭を駆け巡る。そしてジャスミンといえば尾崎亜美の「オリビアを聴きながら」♪
自分の年齢を考えると余命10年は長いような気もするけど、闘病生活を含めると若い人にはとても短い。ビデオを撮りながら、それが走馬灯のように流され、好きなのに別れてしまったカズくんへのメッセージが重さを増す。現代的なアイテムが多いので、『愛と死をみつめて』世代にとっては目新しさを感じずにはいられない(ちょい大袈裟)。
それにしても小松菜奈の演技は上手すぎ。単調になりがちなストーリーなだけに、飛び降りたカズくんへの怒りだとか、プロポーズへの対応だとか、心理描写のメリハリが非常に効果的だった。それを強調するかのように四季の描き方も上手い。茉莉から力をもらったカズくんも、最後には出会った頃の桜吹雪が示すように、明るい未来が待ってるよね。
タイトル以上がある
余命10年は長いのか短いのか
「余命10年て笑えるよね、長いんだか短いんだかどっちなんだってかんじ」というまつりのセリフに、人間はいつか必ず死ぬことを皆知ってるはずなのに、同じ10年であっても余命とつくといきなり悲しみが増すのはなぜだろうと感じた。
平均寿命まで生きれば私の余命は大体50年。まだまだ先だと安心していいのだろうか。確かに、20代で残り10年では誰かと出会い、人生を共に紡いでいくには短いのかもしれない。でも、それがあと何年だったら充分なのかは分からないし、明日死ぬ確率も0ではないのだから、それを測っても比べても意味がないと思った。
いつかは必ず等しく訪れる死に向かう中で、大事なのは残された時間を数えて何かを諦めることなく、今を生きたいように生きること。
そして、最後に頑張ったと思える(まつりのように頑張ったと言われたら間違いなし!)人生でありたいと感じた。
最後に、美しい風景と胸打つ俳優陣の演技に涙が止まりませんでした。
小松菜奈が女優でいてくれること
泣かされました。笑
この映画の原作も知っていて、小説を読んだ事がありました。
まずは、作者の方のご冥福ををお祈りすると共にいい作品を産んでくれてありがとう。
余命を受けた女性が残りの命の中で
他の人と生きる幸せ?
他の人と同じ幸せ?
自分にとって幸せ?
周りからまともに見えていても限られた時間が刻々と近づいてくる。
そんな中で好意を持って近くにきてくれる男性に対して、それを受け入れる事が出来ずにいる。
それを受け止めてしまえば、幸せになれる。
2人とも素敵な時間を過ごせる。
そのいっ時の為に悲しませたくないと苦しむ。
命というものに対して、周りが本人がどう答えをだすか?
映像の中で思い描こうとしていてた理想の世界のシーンがとても煌びやかで華やいでいて、それが現実ではないという気持ちに切なさを感じた。
この映画を観ていてbacknumberの「花束」を思い出した。
「ごめん、ごめん、ありがとう、ごめん」
この主人公は、謝る事が多いけど、最後は、きっと幸せな日々だったんだろうなと感じる作品でした。
小松菜奈の代表作
小松菜奈ちゃん、目当て
小松菜奈さんは、可愛いね。菅ちゃん、やったね。
作品は、不治の病に侵された娘を好演。
坂口健太郎も、大河ドラマみたいに、情け無いが
しっかり見つめる彼氏を好演したな。
穏やかに10年を過ぎていく、いい作品だかあと
僕は思います。
余命物は
キャストがいい
実話だとは知りませんでした。
多分、原作の方がいいと思えますが
これは、原作読まない方がいいな………と
小松菜奈の演技は本当に圧巻
松重豊さんの演技、さらに圧巻
いったいどんな脚本だったんだろう
ほぼ台詞が無いのでは、と思うほど表情で魅せるところは
流石といか言いようがない
更に姉が黒木華て、もう反則やん
親が出て来て「娘を連れ回すなー」みたいな
ベタな展開にせず、生というものを淡々と
伝えようとしてくれて、良かった
坂口健太郎の、ヨレヨレなヤツが
一本芯の通った男に成長する様が
対角の生きるという意味に繋がっていた
原日出子さんも秀逸
自分よりも先に逝ってしまう我が子の運命を
受け入れるのは、並大抵な事ではないと思う
それを易々と映像に映し出す事は出来ないけれど
この映画は、悲しみを全面に出すのではなく
運命に抗いながらも、受け入れるしかない
主人公の余命という迫り来る恐怖を
文字に、文章に込めて綴った悲しみを画面に映し出す
その事に終始したのだと思う
繋いだ手の向こう側に見える日差しが
2人の未来を明るくしているようで
そうではない所が、悲しかった
随所に見せる陽の光が印象的だった
死をテーマにした実話ベースの映画は多いけれど
それらとはかけ離れた良い映画でした
余命10年。 リアルの人生でそんなことになればとてつもなく短いが、...
小説だからこそ感じ取れる「生きたい」という想い
まず前提に私は小松菜奈さんの大ファンで、小松菜奈さんの作品はどれも良いと感じることが多い人間です。そして原作小説を先に読み、フィクションを含んだ実話であることを知った上で鑑賞しました。
辛口になってしまうかもしれませんが、感動はしませんでした。これは映画には感動しなかったという意味です。小説を読んだ際には凄く泣きました。原作者である小坂さんが亡くなる寸前まで懸命に書き続けていた想いや生きたいと願う苦しみがそのまま綴られていて胸が締め付けられるような思いでした。
ですが映画になるとそれがどこか薄れてしまう部分があり、娘さんを亡くされた御家族にしか分からない苦しみがあると強く感じました。
映像美やキャスティングは良かったんですが、個人的には原作のほうがおすすめです。
星つけたくない
想像以上の力作です。涙が止まりません。
2022.77本目
公開当時、結構話題にはなっていたけど、「有名な若手俳優陣がやっている余命恋愛もの」に胡散臭さを感じていて、なんだかんだ観たことなかった作品。primeで無料になっていて、レビューもかなり良かったので、半信半疑で視聴。
だったのですが…
余命をダシにつかった恋愛ドラマなんかではなく、彼女の人生と彼女を取り巻く人々に焦点を当てた尊い作品だった…。久しぶりに声を出して大号泣した😭
とか書くと、薄っぺらく聞こえてしまうのが悔しいくらいに、愛おしくて尊い、人生の物語だった😭
四季がとにかく綺麗に表現されていて、それでいて全体を通して静かで淡々としていて、繊細な印象だった。
俳優陣がとにかく良い。胡散臭さが全くない。
「小松菜奈」じゃなくて「まつり」が私の中でちゃんと生きてる。カズくんの、段々と堂々とイキイキとしていく過程もよかったし、2人の空気感も良かったし、他の登場人物もみな「生きている」という感じがした。
後半畳み掛けるかのように、涙腺が崩壊。
とくに、最後の「もしも…」の描写がもう、突き刺さりまくった。
原作の方も読みたい😭
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