劇場公開日 2022年3月4日

  • 予告編を見る

「小坂流加さんを偲んで」余命10年 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0小坂流加さんを偲んで

2023年1月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

小坂流加
この作品の原作者
原発性肺高血圧症により38歳で他界

初鑑賞

原作未読
作者の体験談が元になっている私小説のようだ
ほぼ実話らしい

監督は『新聞記者』『宇宙でいちばんあかるい屋根』『ヤクザと家族 』の藤井道人
脚本は『ときめきメモリアル』『スペーストラベラーズ』『いま、会いにゆきます』『おっぱいバレー』『県庁おもてなし課』『おとなの事情 スマホをのぞいたら』『メタモルフォーゼの縁側』の岡田惠和
脚本は他に『凛』の渡邉真子

余命10年と聞き正直はじめ長いなと感じた
3ヶ月とか一年じゃなくて10年
犬の一生はだいたいそのくらい
長いようで短い
短いようで長い
微妙だ
余命10年も何歳かで全然違ってくる
「お前はもう死んでいる」であと10年なら随分悪党にも慈悲深いケンシロウ

ヒロインが不治の病に罹り若くして亡くなる
こういう話は苦手だ
小説『君の膵臓をたべたい』やテレビドラマ『ビューティフルライフ』は例外
前者は2人のやりとりにコメディー要素があったし後者にはキムタクがいたし主題歌はB'zだった

ヒロインと彼氏役はあまり好きなタイプの俳優ではない
だが黒木華奈緒三浦透子松重豊山中崇リリーフランキーと共演するメンバーは自分好み
しかし内容が内容だけに気が進まず映画館では観ることはなかった

人の死は重い
ヒロインなら尚更
その点ではキン肉マンやドラゴンボールや男塾はどうせ生き返るから気楽でいい

どちらかといえば重いテーマだがそのわりに作品としては物足りなさを感じた
その理由はよくわからない
少なくとも涙は溢れなかった
残念ながらはまらなかった
でもまあ星3つは与えたい

肺動脈性肺高血圧症で余命10年の高林茉莉に小松菜奈
茉莉の恋人・真部和人に坂口健太郎
茉莉と和人の中学の同級生・富田タケルに山田裕貴
茉莉の大学時代の親友で文芸社に勤める藤崎沙苗に奈緒
茉莉と沙苗が大学時代の友人と通うカフェの店長で美弥の婚約者・三浦アキラに井口理
茉莉の姉で看護師の高林桔梗に黒木華
茉莉の主治医・平田に田中哲司
和人の働く「焼き鳥げん」の店主・梶原玄にリリー・フランキー
桔梗茉莉姉妹の父・高林明久に松重豊
桔梗茉莉姉妹の母・高林百合子に原日出子
桔梗の彼氏でのちに夫になる鈴岡聡に山中崇
茉莉と同じ病気で入院している礼子に安藤聖
三島の同窓会幹事に寺田美幸に富山えり子
同窓会で茉莉の隣に座る絵梨に根矢涼香
同窓会に参加した同級生に多田愛佳
茉莉の大学時代の同級生・美弥に上原実矩
茉莉の大学時代の同級生・サオリに三浦透子
礼子の夫に安部賢一
礼子の息子で小一の川原瑛都
文芸社の編集長で沙苗の上司・並川にMEGUMI
茉莉が面接を受けた会社の人事担当者に安井順平
桔梗の結婚式で茉莉の噂話をする高林家の親戚に山下容莉枝
桔梗の結婚式で茉莉の噂話をする高林家の親戚に中島唱子
和人の店の客に呉城久美

野川新栄