劇場公開日 2017年10月27日

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ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価

全611件中、381~400件目を表示

3.5人間とレプリカントと電子羊・・・。

2017年11月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

この映画の世界の三者の違いって何だろうかなって・・・「感情」だけならみんな同等だよね。
もはや「感情を持つ」ことが「人間の条件」じゃないところが怖くもあり悲しくもあり愛おしい。
みんながみんな、自身の動機や使命で一生懸命生きて全うする。
悲しく、切なく、美しい映画でした。

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まこと

5.0人間とは

2017年11月3日
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鑑賞方法:映画館

初日IMAX3Dにて鑑賞。
オリジナル版は1度目にみた時はあまり感じなくて、ラストだけすげえとか思って肝心なことは何も理解してなかったというわけだが、2回目に見るとほぼ理解し、独特な世界観に完全に惹かれてしまう。しかもそれより細かいところまでこだわってるみたいでただただ圧巻だった。

そして2作目となる本作。監督は前作のリドリースコット監督からいま超絶大人気のドゥニヴィルヌーヴ監督。ドゥニ監督の作品はどれも好きで、私的にもメッセージは今年暫定ベストの映画。また、前作の主演であるハリソンフォードに加え、ララランドなどで人気を博したライアン・ゴズリング、そしてアナデアルマス、ジャレッドレトなど豪華俳優陣が集結。やはりワンカットワンカットの登場人物が濃い。贅沢感に浸れる。

さて、ストーリーだが前作から引き続き人間とレプリカントのあり方について答えのない問いを投げかけ続けるとともに様々な象徴を用いてまさに芸術と言える作品に仕上がっていると思う。さすがドゥニ監督。

まず、ワンカットワンカットがとにかく美しすぎる。どこを切り取って飾ってもオシャレになるようなシーンばかり。予告でもあるオレンジに染まった大気のなかをKが歩くシーンや前作からおなじみのネオン街は特に美しい。純粋に好き。

しかし、大衆向けとして作られている映画ではないことは事実。前作からのファンであれば世界観だけでも楽しめるが人間とレプリカントの境界線が崩れるなんていう単純な主題ではなく私も1度みただけで頭の中が混乱しっぱなし。人間一人一人、レプリカント一体一体の心情描写を他の映画と比べて過剰なほど繊細に描いているためだろう。それぞれに感情移入をし、その時の切なさだったりを体感することでかつてない感動があると思う。

そのために、まず常識を捨てなければ。レプリカント=機械という概念をなくさなければならない。かと言ってレプリカントは人間と同じでもないのだ。レプリカントの立ち位置や世界情勢とまではいかないが当時の人々の世界にのめり込まねばならない。
やはり音楽はドゥニ監督だけにかなりこだわっており、世界観に入り込みやすくできている。

全般的にみて、まずこれは現実なのか。この映画の中ではなく、自分がこの映画を見ているのが現実なのか。2049年に自分が存在するような感覚。そこにある興奮と恐怖。SF映画の大傑作である前作を見事受け継ぎ、新たな映画史に残る伝説の作品となったのではないか。

もう一度映画館でみようと思う。

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こうき

5.035年ぶりの続編をピカデリーで鑑賞。

2017年11月3日
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泣ける

興奮

知的

ブレードランナー2049。
封切りと同時にまずは有楽町の丸の内ピカデリー、続いて午後にはトークイベント付き新宿ピカデリー上映を見てきました。

カルト映画の代名詞になった前作から35年。
舞台だった2019年が間近に迫る中公開された本作は、"前作の世界観から地続き"の30年後の世界が描かれていた。

環境破壊が進み雪原と砂漠が混在する未来世界で、ゴズリング演じる"K"が旧型レプリカントを"解任"するシーンから映画は始まる。
VRの女性が唯一の理解者であるKはどこまでも孤独で現代人的だ。前作から更に荒廃した世界観もあいまって救いようのない虚無感すら感じる。
そんな彼がとある理由で自身のルーツの手がかりを見つけ、アイデンティティを取り戻す旅に出る。
その道中デッカードに出会う所からストーリーは大きく動き出す。

自分はどこから生まれたのか?
自分の意識とは何か?
自分の記憶は本物なのか?
自分が生きている意味は何か?

あらゆる苦悩がKを襲い揺さぶりをかけ問う。このキャラクター造形は前作以上に原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に忠実で、実にP.K.ディック的だ。
デッカードと対になる存在として彼の人生を見ても実に興味深かった。

全てをやり遂げ隣に立つデッカードに爽やかな笑みを見せるK。
きっと彼もロイと同じように、美しく舞う雪の中に魂の手応えを感じていたに違いない。

ちなみに今日までに4回劇場で見ました。
見るたびに新たな発見があり更に深く楽しめてます。

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ジョイ☮ JOY86式。

1.0これは酷いし長過ぎ

2017年11月3日
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寝られる

前作の雰囲気を手前勝手に強調した演出で、過剰感大あり。さして重要とも思えない場面で長回しで尺ばかり取って長い長い長い上映時間。
前半で不可解な部分をばら撒いたのはいいが、後半で謎解きをうまく提示出来ておらず中途半端な印象。
やはり監督の力量なのでしょうか。

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にゃお

3.5ハリソンはいいねえ

2017年11月3日
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空気感はよかった。
でも旧作の方が汚ならしい感じで好き。
DVD入手してゆっくり見直したい。

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毅山

4.0世界観が、いいね。

2017年11月3日
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大阪ぶたまん

4.0期待はしてなかったけど

2017年11月3日
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ミハエル

5.0ヴィルヌーヴ作品として観ればシンプルな話

2017年11月3日
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pippo9

5.0!!!

2017年11月3日
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期待以上の面白さだった。単なる続編に飽き足らず、新たな地平線を模索した結果の内容に絶えることのない拍手を送りたい。SFの枠を外れ、真相を追いつつ、エンディングへと向かう巧みさはとても良かった。
ただ尺が長く、静かな映像をゆっくりと辿って話が進むだけに、眠りかけてしまうシーンがいくつかあり、もう少しカットして編集し、短くタイトにした方が見やすいと思う。
ま、そうこう難癖を付けても、素晴らしい出来の作品には違いがないのだが…
蛇足だが、恐らくもう一本、続編を作るつもりではないかしらん…

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shanti

3.0天才と凡才の深い谷間

2017年11月3日
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寝られる

嗚呼、観るんじゃなかった。「2010年」が「ソラリス」が「地球が静止する日」(これは噴飯もの)が前作と別物だった様に私の記憶からキレイさっぱり消去したい。ハリウッドリメイク・続編物、連戦連敗だな。こんな退屈なSF映画は初めて見た。タルコフスキーから一切の芸術性を除いた感じ。只ひたすら退屈なのである。SF映画が与えてくれるワクワクする世界観、魅力的なビジュアルが無い。全て灰色かセピア色。ブサイクではないがゴスリングの脇役顔と全編付き合うのも辛かった。グラスルームの娘も印象に残らない。タルコフスキーと違った意味で私は、全力で睡魔と戦っていた。

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godhammer

4.570年代のプログレ風音楽が素晴らしい。

2017年11月3日
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70年代のプログレ風音楽が素晴らしい。

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Hawkwind

3.0ディレクターズカット版を待つ!話はそれからだ。

2017年11月2日
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Forget it Jake, it's Chinatown.

一作目が目指そうとしていた、フイルム・ノアールな例の作品にかなり寄せてくるとは意外でした!
ゴズさん、ジャック・ニコルソンそのものじゃん(笑)

あと原作「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
の物語背景としてあった、核戦争とか(あの破壊された建物にはどっきりしましたね)、ペット(電気羊は何故電気なのか)の件とか、全体的な印象としては、リドスコ監督一作目で省かざるを得なかった、もしくは目指したけどできなかったことを、ようやっとやった印象でした。

リドスコ臭が、邪魔でした。
また妙なシーンがあって、あぁ、これリドスコ監督がまた変にカットしてるって思いましたもん。

そうだなー。
これ、ディレクターズカット版が出るでしょう(出ると信じている)?
いや、出さないと駄目でしょう!

それ観てからだな。
詳しい感想書くのは。

(蛇足)

ネタバレになるのかな?
『ブレードランナー2049』に変なイメージを持たせたらごめんなさい。
Blu-ray出た頃に詳しく語ろうっと。

そもそも「ブレード・ランナ-」の原作である、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」は、SF小説の巨匠である「スタニスワフ・レム」著の掌編集「泰平ヨンシリーズ」の影響が、かなりあるんだよ。
そう、レムとは、「惑星ソラリス」の原作者ですよねー。

もともとレムは、脳(思考)だけになった人間がコンピューターに接続して、いわゆる「電脳化」する話なんかを書いていた。
私が好きな「コングレス未来会議」もレムの原作で、観た方はお分かりになると思うが、夢、現実、妄想、過去、未来と、思考がワープする話だ。

そして、自分が一体、どこに存在しているのか、激しく混乱・不安になる物語を軸に、親子愛などを描いている。
アリ・フォルマン監督、応援してます!

レムがいなかったら、ブレードランナーも、攻殻機動隊も、マトリックスも生まれなかったかもしれない。

哲学者のフランシス福山が「歴史の終わり」という本の中で言っていた。
「歴史は繰り返す」とは、同じ過ちを繰り返してしまう、人間の愚かさを表している言葉ではなく、”経験したことからしか学べない、人間の悲しい性を表している”

目指してるのは、1カ所。
開祖はすげえ。

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夏斗

5.0文句なし

2017年11月2日
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本当に「素晴らしい」の一言。
待望された続編でありながら、誰も予想しなかったストーリーが、絵画のような映像と感情を揺さぶる音響で語られる。

これは単なる娯楽映画の域を超えて、芸術作品と呼べる完成された映画 🎞

映画館で観るべき映画とは正にこの映画こと🎬

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あいしん

5.0重厚な映画体験

2017年11月2日
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萌える

知的

泣ける

劇場で観なければならない映画です。ランニングタイムは3時間近いのに、全然飽きずに最後まで楽しめました。今年いちばんの満足感です。
『ブレードランナー2049』は、主人公“ K ”が賞与でジョイをバージョンアップしてる姿が非常に滑稽でした。。。でも“ K ”に感情移入してしまって全然笑う気にはなれません。ライアン・ゴズリングが“ K ”の存在に説得力をもたせています。主演俳優がライアン・ゴズリングであることが、この物語をよりいっそう輝かせています。
後半にハリソン・フォードが登場します。長いキャリアを感じさせてくれるさすがの演技力でした。圧倒的な存在感を放っていることが、前作のファンは嬉しいのではないでしょうか?
ロマンチックな映画ではないのに、“レイチェル”のシーンを思い出すと泣きそうになります。まさかこんなに切ない映画だとは予想がつきませんでした。本物のヒューマニズムが描かれています。
あまりにも有名な『ブレードランナー』の続編に相応しい納得の完成度でした。

「彼女の瞳は緑だった」

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カーニバルの騎士™

4.0独特な世界観 絵、建築、音楽が良い 人、環境の格差、倫理観 なんか...

2017年11月2日
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独特な世界観
絵、建築、音楽が良い
人、環境の格差、倫理観
なんか切なく、哲学的
像では無く
魂を大切に

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papakazu

3.0必ず、もう一回観ます。

2017年11月2日
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だいきつ

4.5切ないラスト

2017年11月2日
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もり

4.5BRのある世界

2017年11月2日
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フリークではないけれど、世代としては見届けねばならぬ2049。
imdb は 8.5のハイスコアをヒットしているものの、興行的には振るわないと言う。

興行成績ってのは、対制作費で語られるわけで、オリジナル関連のインタビュー番組でも、うるさく言われたってたっぷり出てきてた。

それもあってか、劇場入口でのっけからのリピ煽り、ちょっと引くw

さて、ビルヌーヴ。
緻密なオマージュ作品でありながら、全く別世界ーーというかビルヌーヴ作品であった。
映像技術の違いもあるんだろうけれど、画面が滑らかで 統一された上品なトーン。
美しい。
エレガントと言ってもいいくらい。
この美しさが 抑えた台詞と相まって 164分といういささか長すぎる時間を難なく乗り越えさせてくれる。

話も、よく練られている。
手堅いといえば手堅い。
Rachel という名前は最初からその意であったのか?と思うくらい。 映像とともに、前作の突飛さというか猥雑さと言ったものは感じられない。
むしろ既視感の連続。
聖書との関連も描かれているし、昨今の日本の小説も思い出させる。
高野和明の ジェノサイド とか
万城目学の とっぴんぱらりの風太郎 とか....

人は 自分ではないだれか他の人のために生きることに人としての存在価値を見出す、という普遍のテーマが中心に座る。

出産というモチーフの使い方も効果的だ。
ひとつの身体から別の命が出でるという体験の確かさは、レプリカントを意のままにし神となろうという意思を一蹴する強さがある。

そういう人間的な何もかもから切り離されて存在するKのはかなさ、寂しさ、終始そういう気配を漂わせるゴズリングは圧巻。
いい俳優さんですね〜〜
老いたフォードは逆に、人間性をそぎ落とすようにして暮らしているけれど、前作よりもはるかに人間的に見える。
相変わらず強いけど(笑)

あと人間として登場するのは、ジャレッド・レトとロビン・ライトだが、レトは盲いた目を補うテクノロジーを多用してアンドロイドを側近に使っているせいか、あまり人っぽくはない。
ライトはゴズリングの上役としてぴったり。
シャープで強靭だが、この世に希望を持っているようには見えない。
我欲も薄そうなところは House of Cards のクレアとは違うかな。

それにしても、2049年かぁ .......
あっという間に来そうだなぁ

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あだじぇっと

1.0がっかり

2017年11月2日
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寝られる

SFものはあまり興味が無かったものの、昔のブレードランナーを観てなかなかいける!と思い、今回のブレードランナー 2049を観たけれど、まぁ、退屈すぎて途中退席してしまった。
確かに映像やアクション等以前の比にはならないくらいグレードアップしているけれど、ストーリーのテンポはダラダラしているしそのくせ上映時間が長い。
ファンにはたまらないのかもしれないけれど、私は苦痛以外の何物でもなかった。

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まりりん