心が叫びたがってるんだ。(2015)のレビュー・感想・評価
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無理も無駄もない。
一応話題作だったのを思い出し、目を通しておいた。しかし、タイトルで言いたいことのほとんどが終わりである。
無理も無駄もないというのは、ひと通り見れる作品としてまとまっている訳だから、佳作とは言えない。キャラが全員立っていて、話に矛盾もなく、絵も普通。音楽に関しては、知識がある人だとなお面白くなるかもしれない。 しかし、ここが惹きつけられる! という要素がなかった。ありきたりな物語に終始していて、良作ではあるが名作ではないというところか。
青春ものが好きなら大いに満足できるだろう。そうでなくても、何か言いたいことを言えない人になら、どこか響くものがあるかもしれない。
劇中歌「わたしの声」は至高!!
本音は難しい
劇中劇の最後の曲は興味深かったです。 (自分が歌ったならつられちゃ...
全体的には良いんだけど…
うーん、ご都合的な設定が引っかかって、イマイチのれなかった。
え?歌えるの?
なんだそれ?って思ったし、ラストのネタばらし部分で、ほとほとがっかりした。ってか、イラっとした。
応援したいと思った気持ちが、裏切られた気分です。
全体的に「あの花」要素を散りばめている点(ワクドナルドなど)は嬉しいかぎりなんだけど、いかんせん、主人公に乗れなかったから、面白いと思えるハズもなく…
惜しい作品…ってな感想です。
批判覚悟で書きますが、皆さんのコメントを見ていて、見る側のスタンスでこうも感想が違うものなのか、とビックリしました。
高評価つけている人・・・雰囲気を楽しんでいる人
疑問符がついてる人・・・内容を見ている人
楽しみ方は人それぞれなので、これ以上はコメントしませんが。
想像とは違った
ダークな内容に胸が痛んだ
ちゃぶ台返し
あの花〜がまるでうけつけなかった自分としては当然劇場まで行くこともなく、レンタル開始されてもしばらくは横目でみつつもずらりと並ぶこの映画を無視してましたが
ちょっと気まぐれから借りて見たわけですね。
これが予想以上によくて、あの花はダメだったけどこれは傑作かもと思ってみてましたよ。途中までは
だいたい一時間半くらいまでは(笑)
でも主人公の女の子のある行動でなんかもうぶち壊し。
ただのわがまま娘にしか見えなくなり、坂上くんはなんでも受け入れるこんな奴いねーよくんになり、
んん?これはある少女が子供のころのトラウマを克服するのがメインの話じゃねーの?と思っていたので
そこからは俺は何を一体みてるんだと混乱状態に
はじめのほうから恋愛成分多めだが、そりゃあくまでスパイス程度にするべきで何を主軸にして話を作ってるのか見失っているよね、これ
ひとり孤立してる自分に構ってくれるしかもかなりイケメン君に恋心を抱くのはわかるけど、あんな行動に出てしまったら観客はひくだろう?俺はひいたよ。
その上、クラスの皆さんの優しいこと優しいこと。
終わってみたら、ちょっといい感じの青春の一コマでした。シラケました。
それだけの映画でした。
もったいなさすぎる。こういう人間の内面に寄り添わさせる映画は、なんでそんなことするの?という行動を主人公にとらせちゃダメだろうと思うわけです。
あと登場人物がみんな思ってること口に出して言い過ぎ。想像力の働く余地がなくなっている。
「桐島部活やめるってよ」みたいに表情やしぐさで多くを語る演出をしようよ
でもその一時間半までは楽しめたし、女の子はかわいいし、あの花がかなり話題になったのにクソな下手くそな芸能人を声優に使わなかったことを評価して甘めな評価にしました。
次回作は期待しております
うーん…
前知識なしで観賞
心の殻を破るほど、言葉は叫びたがっているんだ
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」のスタッフによるオリジナル劇場アニメーション。
自分のお喋りが原因で家族をバラバラにしてしまい、玉子の妖精に言葉を封印されてしまった少女・順。地域交流会の出し物でミュージカルの主役をやる事になり…。
「あの花」はまだ未見だけど、本作は評判の良さから気になっていたのだが…
スゲー良かった…。
心に傷もしくは何かしらしこりを残した少年少女たちの葛藤、最初は嫌々だったが一丸となってミュージカルを成功させようとする青春、淡い恋模様…。
心の傷みと青春の切なさと爽やかな感動を織り交ぜて。
ジブリやジャパニメーションだけじゃない、繊細な物語や登場人物たちの感情を実写の作品のように伝えられる。
それが日本アニメの素晴らしい所。
言葉は人の最大の魔法。
言葉で自分の気持ちを表す。
言葉が相手を幸福にする。
と同時に、言葉は人の最大の残酷な武器。
言葉で相手を傷付ける。
たった一つの言葉が、自分も周りも不幸にする。
冒頭、順に父親が投げかけた言葉はトラウマになるほど胸をえぐられた。
野球部の先輩への後輩たちの陰口。
本番前夜、順が偶然耳にしたある二人の会話。
つい吐き出してしまった本音。
それは意図しない形で相手へ届く。
いったんすれ違ってしまったら言葉は最後。
ああ、このもどかしさ!
自分も口下手だ。
頭の中、心の中でははっきりしてるのに、それを言葉にすると上手く伝えられない時などしょっちゅうだ。
言葉って難しい。
だから言葉は大事に使いたい…。
劇中劇のミュージカルが順の心の傷や心情とリンク。
リアルな青春ストーリーにおいて登場する玉子の妖精はシュールであるが、これにも意味あり。
それらが秀逸。
言葉を失った順、無気力な拓海、夢破れた球児・大樹、優等生女子・菜月。
順は拓海に想いを寄せ、拓海と菜月は以前付き合ってた関係、野球部のエース(=大樹)とチアリーダー(=菜月)は代々付き合っているという伝統。
4人の淡い恋模様は人によっては意外なカップリングかもしれないが、個人的には非常にしっくりきたのも好感。
一度失ってしまった言葉。
一度すれ違ってしまった言葉。
その時、言葉を発しようとする不安、怖さ。
が、それらを打破し、取り戻すのも言葉なのだ。
今、言いたい事。
本当に伝えたい事。
閉じ込められた玉子の殻を破るほど、心は、言葉は、叫びたがっているんだ。
去年中に見ていたら間違いなく年間my BEST入り。
とても気に入った!
見て良かった!
「あの花」も早く見なくては!
岡田麿里氏脚本の毒気が秀逸。
あの花のネームバリューは大きかった
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