ソロモンの偽証 後篇・裁判

劇場公開日:

ソロモンの偽証 後篇・裁判

解説

宮部みゆきが作家生活25年の集大成として9年間にわたり連載して書き上げたミステリー巨編「ソロモンの偽証」を、「八日目の蝉」の成島出監督が映画化した2部作の後編。男子生徒・柏木卓也の死から始まった一連の事件に揺れる城東第三中学校で、前代未聞となる子どもによる子どもだけの校内裁判が行われることになった。告発状によって柏木卓也殺害の嫌疑をかけられた問題児の大出俊次を被告に、校内裁判の提案者である藤野涼子は、検事として大出の有罪を立証しようとする。対して、他校生でありながら裁判に参加する神原和彦は大出の弁護人となり、涼子と対峙する。さまざまな思惑が絡まり合う中、涼子らは必死で真相を究明しようとするが……。

2015年製作/146分/G/日本
配給:松竹
劇場公開日:2015年4月11日

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(C)2015「ソロモンの偽証」製作委員会

映画レビュー

3.0不完全な自分を知って愛して生きるということ

2019年10月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

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くまの

4.0自分の中の“偽善者”とのケジメ

2015年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

知的

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共感した! 3件)
momokichi

3.0内容はともかく、裁判ってこういうことか、と理解深まる

2024年10月26日
PCから投稿

悲しい

難しい

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ぽん

4.0多くの方は前編観て謎解きミステリーだと“まんまと思い込まされた”

2024年8月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

そのモードで後編を期待したなら、自ずと低評価になるだろうと。

確かに、原作小説は長尺なミステリー(法廷もの)作品ではあるものの、映像作品とする場合に於いて、通常作品よりも伏線とするには、あまりにも多い登場人物とその個々の背景にかなり時間を割いていることで、上映時間も長尺になっている事、それが意味(意図)する事は?

前編の終盤までの段階でそれに気付けば、これがミステリー〜法廷劇を背景にして、思春期の不安定な子供達ゆえに織りなされるアンバランスで不条理な世界と、それに翻弄される大人たちの世界(社会)、或いはその逆に大人たちによってもたらされる子供達の逃げ場のない現実、それによって引き起こされる悲劇と子供社会の混乱。

そうした「行き場の無い内なる叫び」をさらけ出す舞台設定として、謎解きミステリー+法廷劇+学園ドラマの形をとっていたという事だったのではという事など、元々このドラマが目指していたものが何であったのか思い込みで固執すると、オチの部分を主眼にして期待値高めたりはガッカリに繋がる事でしょう。
映像作品として成立させる場合、原作をベースにしつつも原作とはまた違った監督の意図するところや、そうしたバランスの匙加減が問われるところかと。

別に自慢で言うわけじゃありませんが、私自身は後編の開始間もなくで「犯人(引き金となった人物)」が誰なのかは理解できました。
あとは、その確認的に観ていくだけみたいになるのなら、特別に面白くは無いでしょうが、逆に「意図するところはそこだけでは無い」(犯人探し)映画では無いと理解して、最後まで興味深く鑑賞しました。

まあ、前編よりも人物描写がややくどい感も無きにしもあらずも、全体を通して相当良い出来の作品だったと思いましたけどね。

尚、映画と違い原作版では弁護助手を務めた野田健一が教師となって城東第三中学校に帰り、学校内裁判は伝説・歴史となっていた。

メインの主人公二人の関係性、距離感やミステリアスさはちょっと『時をかける少女』(1983年映画版)も彷彿させたかなと。
映画の中ではあからさまに描かれることは無いものの、そうしたイメージは20年後を描く原作の続編の方では藤野涼子は弁護士になっており、弁護士担当であった神原和彦と結婚したこという後日談として明らかにされているようです。

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アンディ・ロビンソン

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