アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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人生の切り抜き方がいい
「ラブ・アクチュアリー」の監督、ビル・ナイ、レイチェル・マクアダムス出演と聞いて間違いなさそうだと思って観に行って来ました。
レイチェル・マクアダムスは恋愛映画の選び方が素敵だし、監督とビル・ナイの相思相愛さが素敵です。
恋愛映画となると、ヒロインが不治の病または事故死など嫌でも疑ってしまいますが、本作はそんな露骨な泣かせ方はしません。
恋愛映画でもあり、家族映画でもあるところに涙が出ました。
日本人でもクスクス笑えるシーンもいくつかあり、劇場内の雰囲気も良く、鑑賞後はとてもいい気持ちになりました。
孤独な人も恋人同士も夫婦も、何かしらの響くものがある映画じゃないかなと思いました。
ラブ・ストーリーかと思ったら、家族の物語だった。
『ある日どこかで』と共通する部分があって観に行ったら、大間違い。『ある日』は、絵画に描かれた女優に一目惚れして、その女性を探す為に過去へ飛ぶSFラブ・ストーリー。本作は、確かに好きになった人を探してタイムスリップするけど、微妙に違う。現在と過去を行ったり来たり出来るからだ。また、誤ってしまった行動と言動を正すのに、一々タイムスリップする。笑ってしまった。でも、こんな能力あったら良いなぁと思った。
それに、家族愛も描かれていた。リチャード・カーティス監督の描く家族は面白い。『ラブ・アクチュアリー』は最高だった。父と息子の図式が好みなのか。本作でも、それが感じさせられた。離れて暮らすオヤジの顔が見たくなったのはここだけの秘密。
イギリス映画らしく最後は心に染み入るストーリー
人生は毎日がタイムトラベル
所謂「タイムトラベル」モノ、というだけで、余り予備知識を入れずに鑑賞に臨みました。映画ファンの間で割と評判が良かったものですから。ならチェックしてみましょうかと。
で、ずっと観ながら、この軽妙さと交互に来る人生訓的な僅かながらの重さというか、ライトなコメディでありながら何処かペーソスさも持ち合わせているような、この作風がですね、どっかで観た覚えあるなあ、とずっと思っていて。鑑賞後に調べてみたら、なんとなんと!この映画のメガホン取ったリチャード・カーティスという監督さん、『ラブ・アクチュアリー』撮った人だったんですね!あと『ブリジット・ジョーンズの日記』『ノッティングヒルの恋人』『戦火の馬』の脚本も手掛けているという!全っ部、自分のフェイバリットですよ!いやマジかと。通りで!通りでこのデジャヴ感だった訳ですね(それで監督名を覚えてないのは何事かって話ですが)!
いやあ、なるほどね。この監督だから楽しめた!ということでもないんですけど、品質の保証はされてた訳ですよ。本当素晴らしかったです。
まあ確かに「タイムトラベル」モノなんですよね。その観点で見ればSFなんでしょう。でもね、そこはそれほど重要なファクターではなくて。また『ラブ・アクチュアリー』や『ブリジット・ジョーンズの日記』の様なコメディラインで以ってそこまで激しく攻めてもいない。じゃあ、タイムトラベラーの主人公が真実の愛を手に入れるまでをドラマチックに描いた感動のラブファンタジー!かというと、それもまた少し違っていて。
伝えたいテーマってのが実に真っ直ぐなんですよ。「日常の何気ない生活を大切に、楽しく生きよう」って、まるで道徳の教科書に載っていそうな、健やかさや清らかさまで感じてしまうというか、本当に普遍的なんですよね。
人間というのは「生まれて、家族と過ごし、誰かと恋をして、愛し合って、結婚して、自分の家庭を持ち、暮らし、そして死んでいく」的な感じ。大まかに言えばですけど。
誰しも当たり前に生きているし、死んでいくんだよ、て、至極真っ当なお話で。純粋な人生賛歌になっていて。
冒頭で自分、予備知識入れずに鑑賞に臨んだ、て言いましたけど、これからご覧になる方も、その鑑賞方法で観に行かれるのをオススメいたします。ちょっと感動しますよ。
恋したいひと、結婚したいひと、家庭がほしいひと、すでに家庭ありのひとも楽しめる
恋愛映画と思ってみたら、ただの恋愛映画ではない。
キュンキュンくる女子が好きそうなテーマではあるが、それだけでなく家族愛もテーマになる。
うしろにいた男性は寝てしまい映画終了後に彼女に怒られていた(笑)
男性には確かに退屈な要素もあるかも。
私は好きな映画でした。
なるほど。過去を変える話かと思いきや?
残念ながら過去改変SFとしては残念な仕上がり
こんなジミな映画に一番デカいスクリーンをあてがうセンスに疑問を持たざるを得なかったわけですが、これが9割方埋まっていたことに驚きました。デートムービーとしてはウェルメイドですが過去改変SFとして期待していたこちらとしてはかなり肩透かしを食った感あり。英国流の下ネタとかは爆笑しましたけど。
どんな映画でもレベルを一ランク上げる名優ビル・ナイの燻し銀の演技とレイチェル・マクアダムスの透き通るような肌を鑑賞するには大スクリーンであることに越したことはありませんが、ここ(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)のスクリーン7の両翼8列くらいは座席撤去した方がいいと思います。あそこから鑑賞すると映像が歪んで全然ダメ。
見る前に心の準備を!
キラキラした素敵な映画なのに、私には響きませんでした。
リチャード監督の引退宣言作品。
好きな作品が多い監督なので観賞したのに、残念です。
ですがこの作品、見る時のコンディションによって、評価が大分変わります。
タイムトラベルとラブストーリーを組み合わせた物語が、新鮮味があって良いです。
躊躇なく超能力を連発し、『タイムパラドックスは大丈夫なのか?』との心配をよそに、つまづいては起き上がり、を繰り返して行きます。
テンポ良く進むので、退屈はしませんが、気を抜くと『ん?』となります。
人生の幸福とは何かという、恒久的な問題に、一つの答えを示し、思わず感涙してしまいます。
主演の3人もハマってました。
常連のビル・ナイは、流石の貫禄。
親の愛情は海より深いって、正にこの事かと。
レイチェル嬢は、愛らしさいっぱいで、胸がキュンキュンします。
ドーナル・グリーンソンは初めて知りましたけど、初めと終わりでは、別人かっていうぐらいに成長したナイスガイを演じていました。
いや〜たいしたものです。
これだけ良いところがあるのに普通って…
私がそうだったんですが、疲れている時に見ると、映画の良さが入ってきません。
テンポ良くやり直せる事に、抵抗感を感じてしまいます。
寓話に嫉妬しても仕方ないですが♪
今日はちょっといい事あった〜♪って、心に余裕がある状態で行くと、スッと染み込んで、絶っっ対にハッピーになれます。
ああ…もったいなかったなぁ。
失敗した観賞例として、参考になれば幸いです。
なんだか気分が高揚している人にオススメです。
雰囲気はいいです。
家族愛が詰まった素敵な小品
自分の人生を愛しく思えるって幸せ
ジムに行くか、映画に行くか迷ったけど、
やっぱりこっちにして正解でした。
ストーリーは、主人公の男性がタイムトラベルできる能力をもっていて
自分や家族のためにその力を使うんだけど、
決してSFものではなく、
観たあとに、自分のまわりのすべてのひとを
そして、やり直しのきかない一度きりの人生を愛しくおもえる、そんな映画でした。
人生はやり直しができないからこそ尊いんだと
わかってはいても、日々の生活に追われているとつい忘れてしまうから、
こういう風に良い映画を観て
いま生きている喜びをかみしめる時間って
私はとても大切におもってます。
そして、そんな私はこの映画を観て
落ち込んでも、笑ってても
そのすべてに意味があるから、
明日も明後日も明々後日も
毎日を大切に
明日からもがんばろーと思えました。
「大好き」入り決定☆
自分より家族の幸せ
Friday I' m In Love
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