アバウト・タイム 愛おしい時間についてのレビュー・感想・評価
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幸せってなんだっけ
「幸せってなんだったかな。」
と、考える時間をくれる映画。
映像は全体的に光が柔らかくて穏やかな雰囲気を表現されている感じを受けた。
メッセージとしては、大切なものは意外と目の前にあって、身近すぎて気づかないうちに蔑ろにしてしまっているが、目の前の大切なことに気がつけば、なんて事ないことに縛られて自分の生き辛さを作っているかもよ?と問いかけている気がした。
運命を恨んだり、過去の選択を後悔したり、後から理屈をつけて考えたりすることはいくらでもできる。
それが実際にできるとなると、色々と変えてみたくなったりより良く理想的な展開にして人生をコントロールしたくなるのは性なのかもしれない。
しかし、最後にはありのままの目の前の時間を大切にし向き合うことで、
自分の生き方や人生を肯定して自分にとっての幸せを大切にできるのかなと考えるきっかけになると思う。
父と息子の物語でした
タイムトラベルについての映画は数多くあるが、この映画の本当に狙うところは「父親と息子の物語」ではないだろうか。
子どもが生まれる節目ごとに、それ以前の時間に戻れなくなる、ということが、後々、父親の死後に主人公を苦しめる。確かに、タイムトラベルから戻ると全然知らない赤ちゃんになってたなんて、嫌すぎ。他人のこどもをどうしても可愛いとは思えないもんな。
この映画をいつも思いだし、一瞬一瞬を過ごすように心がけている。
パパ役のビル・ナイに惚れる…♡
『きみに読む物語』を観た後で、レイチェル・マクアダムス出演の前から気になっていたこの作品も観てみました。
主演はドーナル・グリーソンなんだぁ~、と(スターウォーズのハックス将軍が好きなキャラだったので)得した気分で観始めました。
レイチェル・マクアダムスが可愛い!めちゃくちゃ可愛い!! でも、可愛いけど…私の好みのタイプではなく…(^^; どちらかと言うと初恋のシャーロット役のマーゴット・ロビーの方が好みなため、中盤再会した時には「行け~、ティム!部屋に入れ~!」とシャーロットを応援してしまいました…😅
そして自分の年齢的にも、若くて頼りないティムよりもパパ役のビル・ナイの魅力にやられっぱなしでした♡♡
そんなわけで、恋愛ものはストーリーが面白くても主演の二人が好みのタイプではないと、なかなか感情移入できないので難しいな…と感じました。
最近はシニア世代の恋愛ものの方が楽しくて…笑♪
また10年後、見ようと思います。
今回で二回目の鑑賞でしたが、前回と全く違う印象を受けました。
主人公ティムの根底にある優しさは、自分を苦しめる時もありますが、その行動に後悔は無く、次のチャンスを掴む運と努力する姿勢には心惹かれました。
終盤で毎日を十分に楽しめるのは、この優しいティムだから感じられることだとは思います。
タイムトラベル自体にツッコミはあるかもしれませんが、それは全く重要ではなく、平凡な日常、当たり前の毎日は、周囲の環境や家族、友人で素晴らしい日常になっている事を再確認させてくれる映画だと思いました。
最後に、
終盤で父親と海辺で遊ぶ姿には、涙が止まりませんでした。
この戻ってこない時間を味わえるタイムトラベルに憧れはありますが、いまのぼくは多分しないでしょうね
リチャードカーチスだからと…
「ラブアクチュアリー」ですよ?
期待するじゃないですか!
私はこれが優しいファンタジーとは思えなかったな。ストーリーは明らかに滑らかに優しくでしたが。ご都合主義ですよね。
穿った捻くれ者発言すると臓器移植と対して変わらないんじゃないの?
命とか魂とかホンワカしてるけど
真意は似たようなお願いしちゃってる気がするのは私だけ?
思い出アルバムの代わりにタイムトラベル・・・
あまりにも評判がいいのでチェックしてみましたが、タイムトラベルものとしてはイマイチ、恋愛ものとしては普通、ティムの成長物語と考えたら、“失敗をなかったことにする”というズルい性格が気に入らず、病気の父に出会ってからようやく人生を学ぶという遅咲き物語だった。
タイムトラベル、タイムパラドクスの醍醐味は何かを救うために善意で行った行動が負の部分をも伴ってしまうという虚しさがないと共感できない。また、金儲けなど己の欲望のために使うのは腹立たしいものがありますが、本作にはそれが無い優しさ中心のプロットですが、結局は自分がいい子ちゃんであり続けるための内容だったので残念です。
それでも最も緊張する部分でもある、父(ビル・ナイ)の友人で脚本家のハリー(トム・ホランダー)のために演劇初演の失敗を防ごうとするものの、その結果、恋人の予感がするメアリー(マクアダムス)と出会ってなかった事実に対する焦燥感が面白いところ。しかし、このクライマックスのような部分が中盤の最初あたりだけに、タイムパラドクスの緊張感は持続しないのだ。
そんな緩さ満載のジャンルものでしたが、妹の友達だったシャーロット(マーゴット・ロビー)の誘惑にも負けずにメアリーへの愛を貫いたこと、さらに父親から学んだこととして、失敗をやり直そうとする使い方よりも楽しかった一日を繰り返す楽しさが大事だということ。これがなければ全く面白くない作品だった。
暗闇の中で拳を握り想像する。ちょっと試したくなってきましたが、念じてる時間が無駄になっただけでした(汗)。下手すると、トイレでいきんでいるときに思いもせず過去に飛んでしまったりしないのだろうか。うんこシーンが連発しそうだ・・・
心温まる映画
バネッサカービーが出ている事と評価が高くストーリー的に興味が有り観るも最後は色々と考えさせられ心温まる良い映画だった。過去に戻ってちょっとしたやり直しが出来る能力を有して幸せを掴んで行く姿をコミカルな会話で描かれるも最後は能力が無くなっても人生は、今を生きるタイムトラベルを日々過ごしていてちょっとした出来事を前向き&優しく生きる事が未来に繋がる事を悟らせてくれる内容。何だか殺伐として生きている自分に対していっときの清涼剤として心に染みる映画だった。
リセットできる人生に、深みは感じられない・・
みなさんのレビューを見る限り少数派な意見とは分かってるけど、ティムが好きになれなかったです。なにか思い通りにいかないたびに過去に戻って、メアリーに気に入られるような行動、言動でやり直してうまくいくように取り繕うことを延々続ける。正直、苦痛でした。男女の関係が深まっていく過程って、仲が良い♪や気が合う♪だけじゃなく、時には喧嘩して、傷つけ合って、もうだめかと絶望して、それでも一緒にいたいと願い、歩み寄り、対話して、壁を一つ一つ乗り越えて、信頼関係を深めて行くものじゃないのかなと思います。イチローさんの言葉じゃないけど、いつも解答集を見て、常に近道しかしてないティムからは「人としての深みや厚み」を感じることはできませんでした。
コメディを謳っているけど、笑える要素は一つもなかった。
父親との病気発覚から父親との別れ〜結末への展開や、ティムのセリフ「幸せの秘訣3」が良かったのが、せめてもの救いでした。
普通が一番
後悔ほど深刻でなくても日々悔やむことはある、そのたびに戻っていたら人生一歩も前に進めないかもしれない、タイムトラベルできる機能は凄いと思っていたがとんでもないことに思えてきた。魔法にしても多くて3つ程度の願いにとどめているのは人間の本質を見抜いてのことだろう。
この映画の酷いところはやり直しがテーマと分かってからは、幸せそうに見えれば見えるほど次はどんな不幸や不都合が起きるのか気がきではないところだろう、幸いにして子供の病気や妻の死などは無かったからよいものの心配性の私にとってはホラー映画だった。
手はこんでいるが超能力の必要のない普通で平凡な日々の有難さを感じさせてくれる点では凄いプロットだと感心する。
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