十三人の刺客

劇場公開日:2010年9月25日

解説・あらすじ

片岡千恵蔵主演、工藤栄一監督による集団抗争時代劇の傑作を役所広司主演、三池崇史監督でリメイク。江戸時代末期、罪なき民衆に不条理な殺戮を繰り返していた明石藩主・松平斉韶の暴政を訴えるため明石藩江戸家老・間宮が切腹自害する。この事件を受け、幕府内では極秘裏に斉韶暗殺が画策され、御目付役・島田新左衛門(役所)がその命を受ける。新左衛門は早速刺客集めにとりかかるが、彼の前に斉韶の腹心・鬼頭半兵衛が立ちはだかる。斉韶に稲垣吾郎、鬼頭に市村正親のほか、山田孝之、伊勢谷友介ら豪華俳優陣が集結。

2010年製作/141分/PG12/日本
配給:東宝
劇場公開日:2010年9月25日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第34回 日本アカデミー賞(2011年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 三池崇史
脚本賞 天願大介
主演男優賞 役所広司
音楽賞 遠藤浩二
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(C)2010「十三人の刺客」製作委員会

映画レビュー

2.5 このさじ加減が個性なのか、バカなのか

2010年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

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しんざん

4.0 映画の持つ力の境界

2026年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

十三人の刺客──映画批評と現代への問い

序章:リメイクの意味とスケールアップ
2010年版『十三人の刺客』は、1963年の傑作時代劇のリメイクである。
オリジナルでは13人対52人だった戦いが、リメイクでは13人対200人へとスケールアップした。
この数字の膨張は、単なるアクションの迫力を狙ったものではなく、「集団抗争時代劇」というジャンルの極限を示す挑戦だったのだろう。

しかし、そこに見えてしまうのは「忠臣蔵」の影である。
暴政に抗うため、命を賭して立ち上がる侍たち──この構図は、日本人の倫理観に深く刻まれた物語の原型だ。

暗殺という手段の必然性
当時の縦社会において、殿と呼ばれる明石藩主・松平斉韶の不条理な暴政に対抗する手段は、暗殺しかなかった。
謝罪や政治改革という現代的な解決策は、時代劇の世界ではあり得ない。
だが、果たしてそれは本当に「時代の必然」だったのか?

明治維新を「夜明け」と呼ぶ歴史観がある。
しかし、その後に始まったのは諸外国との戦争であり、日本人の思考は外資に巻き取られるように変質していった。
映画が描く「暴政と抗争」は、現代においても形を変えて続いているのではないか。

松平斉韶の恐怖の欠如と半兵衛の忠義
物語の核心は、松平斉韶という異常な権力者の存在だ。
しかし、彼は最後の一人になってもなお、平然としていた。
ここに映画の弱点がある。彼の顔に恐怖を刻むことで、因果と責任を描き出す余地があったはずだ。

鬼頭半兵衛の忠義もまた、絶対的であるがゆえに単調だ。
最後に「手を抜く」ことで殿を斬らせるという選択肢があってもよかったのではないか。
侍の絶対性を揺さぶることこそ、現代的な問いを生む。

映画の限界と現代社会への接続
映画は勇敢な侍たちを描く。
しかし、現代の政治構造──日米合同委員会という、政治家不在の意思決定機関──を映画は描けない。
多くの映画が「勇気ある一人」を描くが、その背後にある組織の闇を解明しない。
ここで映画の力は途絶えてしまう。

おわりに:問いを残す映画の力
『十三人の刺客』は、集団抗争時代劇としての面白さを十分に備えている。
待ち続けた妻のシーンも、家族を守るという普遍的な価値を示していた。
しかし、ありえないことをあえて描くことで、現代社会への警鐘を鳴らす余白を残すことができたはずだ。

松平斉韶だけが諸悪の根源だったのか?
果たして明治は夜明けだったのか?
映画が描けない領域を、私たちはどう問い続けるのか──その問いこそが、映画批評の真骨頂である。

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R41

2.5 長い長い戦いシーン

2025年12月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:TV地上波

怖い

単純

「刺客」という題名から、暗殺するのかと思ったら、真っ向勝負。
斬っても斬っても、わいてくる敵の侍たち。まさしく戦場。
爆弾もありの敵味方入り乱れての斬りあいシーンは迫力満点。
守られている殿様が、訳もなく人を切り殺し
縛られている子供までも矢で射殺すとか、常日頃から側で見てきた側近の侍たちは、命がけでこの外道の殿様を守る気になるのだろうか?と疑問に感じながら、長い長い斬りあいシーンを見ていた。
サイコパスな外道な殿様を稲垣吾郎さんが演じられていて驚いた。

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mi

3.5 斬って斬って斬って斬って斬りまくります

2025年12月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テレビで放送されていたので、久しぶりに鑑賞。
いくらなんでも、これほどの暴君が存在しうるのかという非現実的な側面は感じつつも、そこはあくまで痛快(?)娯楽時代劇という事で目をつぶれば、アクションそのものは現実的で良かった。
カッコ良くとかではなく、泥臭くてもいいから多勢に無勢を逆転させるべく、斬って斬って斬って斬って斬りまくる長丁場のアクションシーンは見応えがあった。
死んでも死なない、伊勢谷友介が演じる野武士も、七人の侍における三船敏郎的でクスッとした。
吾郎ちゃんのヒール役も板についていて良かった。

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だるちゃ

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