劇場公開日 2008年7月26日

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ハプニング : 特集

2008年7月2日更新

シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャマランの最新作「ハプニング」。徹底した秘密主義を貫くシャマランらしく、今回も詳しいストーリーなどは伏せられているが、伝わってくる情報によれば、これまでのシャマラン映画の共通項を押さえながら、新機軸を加味しているとのウワサ。その実際を検証してみた。また、M・ナイト・シャマラン監督、主演マーク・ウォールバーグにも話を聞いた。(文:編集部)

謎に包まれたM・ナイト・シャマラン最新作「ハプニング」を徹底検証!

■パート1:「シャマランの法則」は健在!

M・ナイト・シャマラン監督の作品には「シャマランの法則」とも言うべきいくつもの共通項がある(「サイン」注目映画特集を参照)。最新作「ハプニング」でもこの法則は健在のようだ。

1:ストーリーの枠組は定番

シャマラン監督作は、ストーリーの大枠は昔からある定番。その中にシャマラン監督ならではの新しいテイストを加え、現代的に料理するのがシャマランの法則。「シックス・センス」では幽霊を見ることの出来る少年、「アンブレイカブル」では自分が超能力を持っているかも知れないと思う男、「サイン」では正体不明の存在に襲われる一家、「ヴィレッジ」では村を出ようとする少女、「レディ・イン・ザ・ウォーター」では突然現れた正体不明の女性というモチーフを使ったが、今回も「正体不明の現象に襲われる夫婦」というある種クラシカルなモチーフを扱っている。

2:主人公はビッグネーム

オスカーノミネートでスター街道を進む マーク・ウォールバーグ
オスカーノミネートでスター街道を進む マーク・ウォールバーグ

シックス・センス」「アンブレイカブル」のブルース・ウィリス、「サイン」のメル・ギブソンという文句なしの大物俳優。「ヴィレッジ」ではホアキン・フェニックスとオスカー主演男優賞を受賞したばかりのエイドリアン・ブロディ、「レディ・イン・ザ・ウォーター」ではオスカー5部門ノミネートで注目を集めた「サイドウェイ」のポール・ジアマッティと注目俳優をキャスティング。本作でも「ディパーテッド」でアカデミー賞助演男優賞ノミネートのマーク・ウォールバーグを起用。シャマラン監督自身による脚本も、ウォールバーグを想定して書かれている。

3:子供がポイント

シックス・センス」の少年はハーレイ・ジョエル・オスメント、「サイン」の主人公の子供たちはマコーレー・カルキンの弟のロリー・カルキンと、後に「リトル・ミス・サンシャイン」で脚光を集めるアビゲイル・ブレスリンだった。印象的な子供たちが登場するのがシャマランの法則。今回はアシュリン・サンチェス(「クラッシュ」のマイケル・ペーニャの娘役)演じる少女が登場。マーク・ウォールバーグとその妻は、ジョン・レグイザモ演じる男の娘である少女と一緒に逃げることになる。ちなみにアビゲイル・ブレスリンの兄スペンサー・ブレスリンも出演している。

4:ドアをたたく正体不明の存在

友人の娘を連れて逃走する主人公たち 彼らは襲う脅威から逃れることはできるのか…?
友人の娘を連れて逃走する主人公たち 彼らは襲う脅威から逃れることはできるのか…?

サイン」でも「ヴィレッジ」でも家の中に侵入しようとする正体不明の存在がドアをたたき、登場人物たちが怯えるシーンがあった。本作も予告編にそういうシーンが登場。マーク・ウォールバーグが恐れおののくその正体は一体?

5:フィラデルフィアで撮影

シャマランの映画の舞台はさまざまだが、撮影はすべて彼が住んでいるフィラデルフィアで行われるのがシャマランの法則。同じ土地で撮りながら、別の世界を描き出すのはシャマランの才能のひとつ。今回も主な撮影地はフィラデルフィアだが、地球規模の壮大なストーリーを描き出す技は見事。

6:ヒネリのあるストーリー展開

シックス・センス」「サイン」「ヴィレッジ」など最後まで先読みを許さない巧妙なストーリーと、最後に待ち受ける驚愕のラストを用意しているのもシャマランの法則。今回もショッキングなラストが待っているのか!?

7:シャマランのカメオ出演

これまでは作品を追うごとに出演時間が長くなり、自らも大事な役を演じてきたシャマラン。今回は撮影に専念するあまり、カメオ出演をしていないというウワサだが、果たして真相は?

■パート2:「ハプニング」でプラスされた新基軸!

1:シャマラン史上初!世界規模の脅威<ハプニング>が起こる!

中国・四川大地震、ミャンマーのサイクロンなど地球の各所が大規模な災害に見舞われる昨今、今回のシャマラン映画も地球規模の災害がモチーフに。シャマランがこのタイムリーなモチーフをどう料理するのか?

2:これまででもっとも<怖い>!

ショッキングな描写で全米ではR指定に
ショッキングな描写で全米ではR指定に

シャマラン監督がインタビューで「これは今まで私が撮った映画の中でもっとも怖い映画」だと発言。そして、シャマラン作品最大の過激描写があるとの噂も。果たして今回はどんな恐怖が描かれているのか?

3:スタッフもシャマラン組プラス新顔

本作が「シックス・センス」「サイン」の味を踏まえつつ、新たなテイストをプラスしているのは、スタッフの顔ぶれからも明らか。撮影は「シックス・センス」「サイン」のタク・フジモト、音楽も「シックス・センス」「サイン」のジェームズ・ニュートン・ハワード(「羊たちの沈黙」)といつものシャマラン作品のスタッフが集合。さらに、編集はシャマラン映画初起用の「ザ・シューター/極大射程」のコンラッド・バフ。美術もシャマラン映画初の「グッド・シェパード」のジャニーン・オッペウォール。昔ながらのスタッフに新顔を加え、これまでの味を継承しつつ、いつもと同じではないシャマラン映画を見せてくれそうだ。

◇ ◇ ◇ ◇

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