ランボー 最後の戦場

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ランボー 最後の戦場
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解説

シルベスター・スタローン主演によるメガヒットシリーズの20年ぶりとなる第4弾。同シリーズで初めてスタローン自らメガホンを取り、ミャンマーの社会情勢を盛り込みつつランボーの壮絶な戦いを描き出す。タイとミャンマーの国境付近でミャンマー軍事政権によるカレン族の迫害が激化。タイ辺境のジャングル地帯で暮らすランボーは状況を知りつつも静観の構えを見せていたが、ある事件をきっかけに再び戦いの中に身を投じていく。

2008年製作/90分/アメリカ
原題:Rambo
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

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(C)2007 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GMBH & CO. KG IV

映画レビュー

3.0命は尊いものよ。 ……全部じゃない!

kazzさん
2020年7月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

Blu-rayで観賞。
最新作観賞に備えて、復習。

前作から20年の時を隔てて公開されたシリーズ4作目。
シリーズを製作していたカロルコが倒産しているので、製作者は変わっている。
シリーズ全作で主演と共同脚本を担当したシルヴェスター・スタローンが、シリーズで唯一監督も務めた。

ランボーは依然タイにいた。
バンコクの寺院には戻らなかったのか、ジャングルで毒蛇を捕獲する危険な仕事をしていた。

20年ぶりに続編を作った意図は何か。忘れ去られようとするスターが過去の栄光にすがったのか。
そうではないだろう。本作にスタローンが込めた思いは半端ではない気がする。
機関銃や地雷で人が死ぬとはどういうことか、人を殺すことがいかに残忍な行為か、とにかく残酷な殺戮シーンが連続する。
人の身体が惨たらしく飛び散るのだが、タランティーノだったら評価されても、スタローンだと酷評される。
ベトナム帰還兵の迫害問題も、行方不明兵士の捜索が進められていない問題も、大国による内政干渉の問題も、民族紛争下の軍事政権による虐殺問題も、アクション映画としての面白さが際立つためテーマ性が希薄になってしまうのが、本シリーズの宿命。
スタローンのサービス精神と作劇の上手さが、エンターテイメント性を強くしてしまう。
前作は最も暴力的な映画と批判されたが、それが比較にならない暴力性と残虐性を本作は突きつける。

映画が作られたのは、ミャンマーで総選挙が行われる前である。
ミャンマーの軍による虐殺のドキュメント映像をオープニングで見せておいて、軍人が遊び半分に村人を虐殺する場面を描いて見せる。
誤解を厭わぬスタローンの強い意志が感じられる。

NPOのグループをミャンマーの村に案内することを固辞していたランボーが、船を出したのはなぜか。
金髪美人との雨中の会話では、命が等しく尊いのか、彼らが現地に行くことで何かを変えられるのかを議論して平行線だった。金髪美人はあきらめて帰ったはずだったのに、一転、ランボーは彼らを船に乗せていた。
ここには理屈ではないロマンスの匂いがする。

さて、2作目以降の本シリーズの基本路線である救出劇に本作も突入するのだが、今回は誰もランボーに救出を依頼せず、傭兵が雇われる。
傭兵たちがランボーのただならぬ実力に気づくのに時間はかからない。
傭兵たちとランボーとの共同作戦が決行される。
但し、ランボーの目的は金髪美人だけだ。
傭兵たちは依頼されたNPOメンバーだけでなく現地村民も助け出そうとする。
約束の時間に間に合わなかったランボーを待たずに傭兵たちが出発しても、狙撃手のスクールボーイだけは残ってランボーを援護する。
味方にはそんな人間的なエピソードを織り込みつつ、敵であるミャンマー陸軍の常軌を逸した非道ぶりを見せつけるのは、敵を殺す映画を正当化するためかもしれない。
それにしても、ランボーは時には素手で残酷に敵を殺す。
どんなに悪辣非道な敵であっても、目を覆わんばかりだ。
冒頭で見せられたミャンマーの実体を思い出せば良いのかもしれないが、敵味方共に容赦ない殺戮を展開するので、ただただ残虐な映画という印象を受けてしまうのが残念だ。

クライマックスの戦闘においては、ランボーは傭兵たちや民間人たちとは距離をおいた位置で戦う。
傭兵にも民間人にも死者が出る。
命懸けで救出しても、金髪美人から感謝の包容すら与えられず、ランボーは独り佇むだけだ。人を簡単に殺すことができる自分の残虐性に茫然としているようにもとれる。
彼の怪物性を呼び起こさせたのは、他ならぬ金髪美人なのだが、彼女がそれに気づくことはないだろう。
彼女にとっては、自分達の軽率な計画を悔やむと共に、ランボーとミャンマー陸軍の残虐な行為が同等に記憶に残り続けるのだ。

船上で金髪美人と交わしたわずかな会話で、ランボーはアリゾナの故郷に父親がいるはずだと話す。
ランボーが故郷へ帰っていくのは、自分の残虐性を永遠に封印することを決意したからだろうか。

この後、スタローンは『エクスペンダブルズ』シリーズで見事な復活を遂げる。
そして遂に『クリード』で役者として評価を得るに至るのは、長年のファンとしては感慨無量だ。
だが、また『ランボー』を演じることになるとは、驚きでしかない。

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kazz

4.0ブラックスネーク、カモン

kossyさん
2020年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 オープニングから生々しいミャンマー軍事政権による虐殺の爪痕を映し出す。ドキュメンタリー映画なのか?と思わせるほど・・・と、本編が始まったら、これはこれでまた残酷な殺戮。軍事政権の無差別な殺戮がリアルすぎて目を閉じてしまいたいくらいなのです。ついつい頭を下げてしまう観客もいるのかもしれません・・・

 ランボーシリーズに幕引きするためにスタローンが自ら監督をすることになってしまったようですが、愛国心いっぱいの男とか戦地にしか生きられない男というイメージはすでになく、人間らしく生きることを選択した男ジョン・ランボー。タイのジャングル奥地の村で、獲ったヘビを売ったりして静かに生活しているのだ。地下闘技場で格闘なんてのもやらない。“コブラ”にこだわりを持っていたところが愛らしく、コブラをバカにされると怒り出す可能性もあったが・・・。

 1作目は別格として、2、3作目と違っている点は、トラウトマン大佐が出てこないことと、同じ救出劇を扱っていても対象は民間人だというところ。ボランティアでミャンマー入りしたキリスト教支援団が帰国しないという知らせを受け、5人の傭兵たちと再度川を上るのだ。「危険な地域に行っちゃいけない」という戒めはランボー自身も傭兵も口にしたことであるけど、サラ(ジュリー・ベンツ)の熱意に負けたのだ。「世界を変える」と主張していた彼女の影響によって“live for nothing or die for something”という選択肢を傭兵たちに迫るところは、傍観者的に観ているわれわれにとってもグサリと胸を打つはずだ。

 ストーリーは単純そのものだけど、ミャンマーでの生々しい無差別殺戮は夢にまで出てきそうな迫力映像。サタスマの吾郎ちゃんが「ホラー映画」だと評していたのも納得。まるで『ブレインデッド』です。ゾンビと人間という違いだけのスプラッター映画なのかもしれません。しかし、そんな作風でもあるのに、いつもと違うスタローンの心意気が伝わってくるのです。エキストラにも実際のカレン族の難民や元ミャンマー兵士を起用するという徹底ぶり。単に強い男を描く映画ではない!と思う。

 2008年5月。ミャンマーはサイクロンの被害を受け、数万人の死者も出た。スタローン自身もミャンマー軍事政権の悲惨な状況を世界に訴えるための映画を作ったのだし、政府の対応の悪さにはまた怒りをぶつけています。

【2008年5月ランボーを初めて映画館で観た】

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kossy

3.5老いてからのスタローンの魅力

2020年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

最新作を見に劇場に行く前の予習として1を見て、時間がないから2,3飛ばして4を鑑賞。

クリードで見せた演技といい、老いてからのスタローンがすごくいい。言葉の重みが全然違って、また口数が少ないからそれが余計に際立つし、目で語れるくらいの含蓄というかオーラを放っている。
ポスターにもなっているこのセリフ、

「Live for nothing ,or die for something.Your call.」

国のために戦ったのに、報われず、友さえも失い孤独の中に生きる戦士が、今度は自らの倫理や正義のあるべき論に従った価値観で、それでも自分が身を置くべき場所は現場なのだと、ある意味使命感を持って戦い続ける生き様を見せてきたランボーが、この世はNO PAIN NO GAIN なのであると痛切に訴えかけてくる。一番の名シーンをあげるならここだろう。

このとき60歳くらいか。72歳になってる最新作が楽しみだ。

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シネマ小僧

4.0男の憧れ

とよさん
2020年6月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

興奮

爪の垢を煎じて飲みたい!

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とよ
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