椿三十郎

劇場公開日:

椿三十郎

解説

黒澤明と三船敏郎の黄金コンビによる傑作時代劇を、織田裕二主演でリメイク。黒澤らの手によるオリジナル脚本を基に、森田芳光監督がメガホンを取る。上級役人の汚職を暴くため、社殿で密議を行っていた9人の若侍。ところが逆に黒幕が仕掛けた罠にはまり窮地に陥ってしまう。そんな彼らを救ったのは、偶然そこに居合わせたひとりの浪人だった。椿三十郎と名乗るその男は、若侍たちに協力することになり……。三十郎の好敵手・室戸半兵衛役に豊川悦司。

2007年製作/119分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2007年12月1日

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(C)2007「椿三十郎」製作委員会

映画レビュー

1.0角川春樹の読み違い

2025年1月8日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

2007年公開、東宝配給。

【製作】:角川春樹
【監督】:森田芳光
【脚本】:黒澤明、菊島隆三、小国英雄
【原作】:山本周五郎『日日平安』

主な配役
【椿三十郎】:織田裕二
【室戸半兵衛】:豊川悦司
【井坂伊織】:松山ケンイチ

なぜ、本作が製作されたのか?
このあたりの事情はWikipediaに詳しい。

簡単に言えば、
刑務所暮らしを終えた角川春樹が、
キムタクの『武士の一分』と
織田裕二の『踊る大捜査線』を見て、

「うん、織田裕二で時代劇を撮ったら儲かる!」

と思ってしまったと。
そして、『椿三十郎』と『用心棒』の再映画化権を購入し、
それぞれ、森田芳光と崔洋一にメガホンを取らせようとした、ということなのだ。

悪く言えば、
角川春樹の完全な読み違い、
お遊び、戯れ言でしかなかった。

1.織田裕二は頑張った。森田芳光も頑張った。
織田裕二は良く頑張った。
だが、同じ脚本で三船敏郎が演じた役をやらせては可哀相だろう。

キャラが違う。
守備範囲が違う。
得意ジャンルが違うのだ。

監督の森田芳光も気合いが入っていたようだ。
同一脚本でのリメイクは、森田の提案だったとされている。
出来上がりが、オリジナルより長い。
だが、キャスティングの全権はなかった。

2.結果として興行的に大失敗
まったく期待外れに終わってしまった。
『踊る大捜査線』の四分の一以下の売上に終わった。

もちろん、
興行面は、作品の良し悪しとリンクしないことも多い。
それを直接悪く言う気はない。

私にとって良かったのは、
興行収入が振るわなかったおかげ?で、
崔洋一の『用心棒』はお蔵入りしたことだ。

犠牲者を増やさずに済んだ、
と私は思っている。

最近、『生きる』のリメイク作品を観た。
やはり、リメイクは難しいのだと思う。
☆1.0

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Haihai

2.5モノマネ大会‼️

2024年5月26日
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笑える

楽しい

単純

この作品自体はそこそこ面白い‼️なぜなら黒澤明、小国英雄、菊島隆三のオリジナル脚本をそのまま使ってるから‼️というかなぜリメイクしたの⁉️世界のクロサワ、世界のミフネによる、あんなにも素晴らしいオリジナルがあるのに‼️比べられるの、分かってるでしょう⁉️まったく同じ脚本使ってオリジナルにないオリジナリティを出す事もなく、挙句に主演俳優がやってるのは三船敏郎さんのモノマネ大会‼️切腹ものですね‼️

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活動写真愛好家

1.5森田芳光監督が

2024年3月18日
スマートフォンから投稿

織田裕二を犠牲にして、黒澤明、三船敏郎の用心棒がいかに凄い映画だったかを証明した映画。

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ブロディー署長

2.5何故、織田裕二?

2024年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

オリジナル版は好きなので比べてしまうし評価は当然厳しくなる。
とにかく主人公の魅力が弱い。
当時の織田裕二は40歳前後で映画の設定どおりの年齢だが童顔が災いして若侍達と同じような年代に見えてしまい貫禄とか迫力というものが欠如しているように思う。
斬り合っても刀の血のり以外に出血は無し、汚れすら付かない衣装、殺陣にリアリティが欠けるのは観客層をゆるく設定していたのだろうか?
オリジナル版を未見で贔屓の出演者がいれば違う感想になるのだろう。

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ジョン・ドゥ

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