ショーシャンクの空にのレビュー・感想・評価
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伏線回収の秀逸さ
傑作です。
脚本の秀逸さと演者の好演に脱帽です。
また伏線回収が見事で綺麗に物語が完結するから、気持ちがいい。いい映画観たなってなる。
あらすじ。
銀行の副頭取であった主人公のアンディーは、冤罪の妻殺しによって刑務所に収監される。
はじめは一匹狼だったアンディーも、次第に黒人で殺人罪で収監されたレッドらのグループと仲良くなる。このレッドは、調達屋でもあり、刑務所内に煙草や仲間に頼まれた物品を持ち込んだりしている。
レッドらと仲良くなって数年後、アンディーは図書係に任命される。これは、アンディーが賢く、銀行マンであったことから刑務官の確定申告など経理を内密にさせるためだった。しかも所長のサミュエルの不正経理も行うようになる。またアンディーは、図書係の役も全うし、議会に図書に充てる予算を拡充するよう手紙を送ることなどして、刑務所の蔵書を増やしたり、図書室をつくったりする。
そのように刑務所の環境も改善されていくなか、新人としてトミーがやってくる。彼は読み書きも不十分ではあったが、気さくな人物であった。そのトミーから、妻殺しは別の囚人がやったという証言を得る。それを聞いたアンディーは、所長に再審を要求するがはぐらかされ、トミーは所長に殺される。
このこともあり、懲罰房に入れられるアンディー。遂に脱獄を決心する。
アンディーの脱獄は成功する。脱獄後、サミュエルの不正経理によって貯蓄されたお金も引き出し、その不正も告発する。
最後は、出所したレッドと収監中に希望として語ったジワタネホで再開する。めでたしめでたし。
前述の伏線回収などは、以下のディティールに顕著である。
①主人公のアンディーは小さくて穴など掘れやしないと前置きがあったロックハンマーで、脱獄用の穴を掘る。それもかなり年月をかけて。
②アンディーは脱獄したあと、架空人物のスティーブンスに成りすます。この人物は、刑務所の所長のサミュエルの不正経理を合法化させるためにアンディーがでっちあげる人物である。
③アンディーは脱獄後、サミュエルの不正をマスコミにリークし、サミュエルは拳銃自殺をする。これは、サミュエルがいってた聖書の言葉が跳ね返り、天罰が下ったかのようである。
他にも挙げればきりがないが、話が上手くまとまってて素晴らしい。
印象に残ったのは、レッドの仮釈放の審査のシーンとトミーのペンの持ち方である。
レッドの仮釈放の審査のシーンは、3回あり、10年おきに仮釈放の機会が与えられる。その都度レッドは、改心したことを述べるのだが、2回目は明らかに本心ではない。3回目は改心なんてものは忘れたといった語りではあるが、自分の罪と向き合っていることがよく分かる。
このシーンはレッド役のモーガン・フリーマンの好演があったから成立したとも思い、心に刺さるものがある。
またトミーのペンの持ち方である。読み書きがままならない設定がよく表されている。
あと映画の力をすごい感じる。
途中、囚人が映画をみるシーンが登場する。収監中でも、人として欠かせない娯楽としての力を、人間性を取り戻す力を表している気がする。
そして脱獄用の穴は、映画に登場した女優のポスターで覆い隠されている。アンディーが脱獄するといった物語世界での力も表している。
他にも演者の次第に年老いていく様は、刑務所での長い年月を想像させるし、出所後のブルックスの自死に象徴される服役者の社会復帰の難しさも映し出される。
物語もおもしろいし、必見の名作だと思われる。
生きる勇気をもらえる普及の名作「両手を広げて空仰ぎ系映画」
名作は色褪せない。
大雨の中、両手を広げて空を仰ぐ男のメインビジュアルが印象的な本作品。実は、先日観た映画「シャイン」と本作品をごっちゃにしていた私…。映画好きを公言するには恥ずかしすぎる事実でございます…😅
「両手を広げて空仰ぎ系映画」すこぶる生きる勇気をもらえる名作ということで、2作品まとめてオススメ致します🫡
「シャイン」→「ショーシャンク」
「ショーシャンク」→「シャイン」
順番はどちらからでも構いません!できれば、クライマックスでやってくる盛り上がりどころ「両手を広げて空を仰ぐ」シーンでは、思い切り真似してみるのもオススメです♪
「ショーシャンク」というのは、架空の刑務所の名前で、物語は長年刑務所に入っている囚人レッドと無実の罪で収監された元銀行副頭取アンディの友情をベースに、彼が獄中で巻き起こす奇跡やいつの日も決して失わなかった希望と彼のその生き様を描いています。
94年度のアカデミー賞では作品賞を含む7部門でノミネートされ、公開30年たった今なお、多くの映画ファンに愛される名作として語り継がれています。日本では1995年に初公開され、2022年には4Kデジタルリマスター版で公開されました。
メインビジュアルの両手を広げて空を仰いでいる彼の姿こそが、映画の主題を意味しており、とても大切なメッセージです。たとえどんな苦境にあっても、決してうつむかずに、上を見上げて希望を失わない。
現実ではありえないフィクション感は否めないとしても、伝えたいメッセージは決してぶれずにまっすぐです。鉱石用の小さなハンマーが途方もなく遠い道に思えた脱獄への希望の道を少しずつ掘りすすめたように、諦めない限り、希望はそこにあり、自由は彼を待っているのだとこの映画は教えてくれます。
選択肢は2つ、
「必死に生きるか?」
「必死に死ぬか?」
答えはもう分かっていますね。
両手広げて空仰ぐ系「シャイン」含めて、両作品とも観て損はない名作映画ですので、これを機会に是非ご覧になってみてください♪
生涯で最高の映画
名作って言われてるけど絶対、1回は観ておくべし
タイトルを何度も耳にしたり、映画の表紙は何度も目にしていたけど、なんとなくむさくるしい作品のような気がしていて観る気になれなかった。今回、勧められてようやく観てもっと早く観ておけば良かったと後悔。モーガンフリーマンとティムロビンのコンビを組んだ演技とストーリー全体に対しても感動。自分が主人公アンドリューの立場だったらと想像して観ることでも楽しめるし、作中でクスッと笑える場面もある為、思っていたほど重く感じなかった。
自分だったらどうするか
この映画は、
「自分だったらどうするだろうか」と考えて、どんどん主人公に感情移入してしまいます。
その彼の行動に固唾を飲み、目を奪われていく物語です。
日本でも「冤罪」があまりにも多くって。
再審で、生還した老人たちが、怒りの中から吐き出すのは「処刑されてしまった同じ境遇の仲間たちの事」。
英国は、日本と同様に「死刑制度」を有しているのですが、もう相当長く執行はされておらず、事実上イギリスでは死刑は廃止されています。
理由があります。絞首刑の執行後に、真犯人が出てきたのです。
(「エヴァンス事件」)。
取り返しがつかないからです。
あと、世界中どこの刑務所でも刑務官による受刑者への暴行がキツイのですよね。
僕の仕事現場の、ムショ帰りのバイトの人が、いろいろと「壁の中の生活」を教えてくれます。どこのムショが一番キツイかを。
せっかくだから僕も彼に質問します。
本作品は
感動的な壮大なドラマではあるのだけれど、いま改めて観なおしてみると
「自分ならどうするか」を、
そして「その恐怖の状況」を、
絵空事でもなく、他人事でもなく、自分にも起こり得る危険として、胸中に思い巡らす映画でもあります。
印象が変わってしまいましたね。
以前観たときには海のシーンなど、「ラストのハッピーエンド」に いたく感動したものですが。
やっぱり映画はストーリー
後から何に感動したんだろう?と問うた時に「主人公の希望」ではないか?と多くの人が思うが、違うのである。
やってる事は 古くからの勧善懲悪(善が悪をこらしめる)の手垢の付いた感動である。でも大の大人は、それを認められないから、希望とか言うのである。
囚人が善で、看守が悪と言う逆の設定の勧善懲悪の物語。チープになりそうな設定だが、(かなりアクロバティックな設定と展開なのに)巧みなストーリー展開で視聴者を引き付ける。(スーパー強い人が、他人の為に、自分の危険を顧みない無敵のヒーローも出てこないのに)である。
たとえば主人公の性格から脱獄を決行するタイプではない。(穴は掘ってみるが、成功の確率を考え止める人)
かなり作者は、そこの動機付け(止むに止まれず脱獄でないと面白くない)には悩んだろうと思う。主人公の性格自体を変えようか?とも悩んだはず。でもそれじゃ面白くない。どうしよう?って、その答えがしっかりしているから この映画は成功したんだと思う。(悩んだのは、そこだけではないだろうが)
でも大歓迎である。やっぱり映画はストーリーである。
やっぱり僕は勧善懲悪が好きである。仮面ライダー世代だから、
自由への道
どんな逆境にあっても、希望を持ち続けることの意味
アンディ(ティム・ロビンス)が大空に両手を突き上げて
自由を喜ぶシーン。
ジャケットにもなっていますが、長身(196センチのティム・ロビンス)
彼は腕もそれはそれは長いです。
小男では、見栄えしないシーンです。
無実の妻殺しで終身刑を受けたエリート銀行家だったアンディ。
彼が20年以上をかけて脱獄して自由を得るまでの年月を
克明に描いた映画です。
この映画も、またしても、スティーブン・キング原作なのです。
1994年(アメリカ/143分)
普及の名作です。
(備忘録を兼ねてシーンを振り返ってみました)
ショーシャンク刑務所に終身刑で服役した日から、刑務所の日常生活、
受刑者仲間、そして重要なパーソンの刑務所長。
親友のニック(モーガン・フリーマン)など、
エピソードは多彩で息つく暇もありません。
身に覚えのない妻殺しの罪。
しかしアンディは刑務所の生活に
改善点を見つけ、自分を磨くことも忘れないのです。
そして経理の知識を自分の立場を良くするために使い始めます。
刑務主任は遺産の相続に悩んでいました。
「遺産の3万ドルの殆どを税金に持っていかれれる」
アンディは遺産を妻に全額贈与すると、一銭も税金がかからない・・・
とアドバイスをします。
そのお礼の見返りとして、囚人全員に冷えた瓶ビールを、
戸外で仕事する仲間全員に差し入れてもらったのです。
アンディは仲間から一目置かれるようになったのは、
言うまでもありません。
そして極悪人の刑務所長の蓄財を手助けはじめます。
そして一方で、連邦議会に毎週一通、図書の寄附を頼む手紙を
書き続けるのです。
根気よく手紙を書き続けると、ある日、本が寄贈されたのです。
(アンディに言わせれば、たった6年間、週一回の手紙です、)
十数年も服役した頃、新しい受刑者から驚きの情報がもたらされます。
以前いた刑務所に、
「プロゴルファーとその愛人の人妻を殺して、夫の銀行家に罪を被せた」
そう語る男がいたと。
所長に相談したアンディは酷い仕打ちを受けるのです。
情報をくれたトミーは所長の命令で殺されます。
アンディは2ヶ月間の懲罰房が課せられました。
所長は蓄財を手伝うアンディと自分の悪行を知り尽くす彼を
決して手放さないのです。
精も根も尽き果てたアンディ。
そう見えた彼はまだ希望を失っていなかったのです。
☆脚本が実に見事です。
伏線は全て回収され、困難は倍返しで「希望」へと繋ぎます。
税金逃れの架空の名前、運転免許証、生年月日記載した身分証明書。
架空の男名義に書き換えられた12通の預金口座には37万ドル。
アンディはそれを持って20年掛けて掘ったトンネルから
脱獄に成功するのです。
素晴らしいラストシーン。
親友のレッドも呼び寄せてメキシコの青く澄んだ美しい浜辺へ。
希望を信じること。
へこたれないこと。
そうすれば希望はいつか叶う。
胸の熱くなるラストでした。
伝説の名作
むかしまだVHSの時代、町にはレンタルビデオ店があった。中学生のわたしは会員カードを作って夢中で映画を見漁った。
少し時は経ち、90年代、誰しもが一番好きな映画にこのタイトルを言っていた。その数の多さに逆にずっと観ずにいたのだが(笑)20年以上の歳月を得て遂にしっかり観た。
さすが伝説の名作だった。
ストーリー、伏線回収、テンポ、台詞、場面、情景、演技、なに一つとってもすばらしい。特によかったのは画角かな。ひとつひとつ絵画のようだった。
また、考えさせられることもあり、それはどの時代であっても共通してある「生きることとは?」という問いに「希望」という答えで表現してくれているような作品だった。わたしは語彙力がないのでこれ以上あまり説明できないのだけど、例えるなら子供の頃、ひとつの絵本を読み終えたかのような気持ちになった。
ビールのシーン最高!
とっても有名なのでタイトルはもちろん知っていたが、登場人物が男しかいなさそうな映画をなぜか避けていて、、機が熟しようやく鑑賞しました。
モーガン・フリーマンのキャラクターが最高でした!あの、客観的ながらも温かい語りがあったから暗くなりすぎずに物語の世界観に入れたし、どんな悲惨な場面でも彼が登場することで淡々と、悲壮感なく観れた。
どれほど理不尽な場面でも荒々しく怒ることなく、ユーモアを忘れず、人の無常を理解したような良くも悪くも穏やかな諦め感。。。処世術のようなものを学びとれました。
結局生きる場所が銀行でも刑務所でもどこであっても、人間力ってものが人を惹きつけ、そんな人物の存在は周りに希望も与える。それは他人を喜ばせたい気持ちだったり、何か一本軸があったり、そんなところから湧くのだろう。そんな魅力を主人公とつるむ囚人たちから感じた。
中でもビールのシーンがとにかく好きー!!
希望を持ち続けることの大切さを学べる名作
『ショーシャンクの空に』は、希望と自由をテーマにした映画で、長い刑務所生活を生き抜く中で主人公がどのように自己を強く保ち続けるかが描かれています。この映画は、「希望を持ち続けること」の重要さを改めて教えてくれました。重苦しい日常が続く刑務所の中で、彼が決して諦めることなく前向きに生き続ける姿に心を打たれます。
自分の信念を貫く強さ
主人公アンディが他の囚人とは一線を画していたのは、どんな逆境の中でも自分の信念を捨てなかった点です。仲間から信頼を得て少しずつ状況を変えていくアンディの姿に、「状況に流されず、自分を貫くことがいかに大切か」というメッセージが感じられます。私もビジネスにおいて、さまざまな逆風に見舞われることがありますが、どんな状況でも自分の信念を大切にして進むことの重要性を学びました。信念を持ち続けることで、周囲からの信頼を得ることができ、次のステップに繋がると強く実感します。
希望を持ち続ける姿勢の大切さ
この映画で最も印象的なのは、**希望を持ち続ける姿勢**です。アンディは決して現状に屈せず、日々自分を磨き、未来に向けて行動を続けます。厳しい環境でも「諦めない」という精神で小さな努力を積み重ねる姿は、「希望がある限りどんな困難も乗り越えられる」というメッセージを強く伝えてくれます。私も日々の業務や新たなビジネス展開において、困難や壁に直面することがありますが、この映画を通じて「希望を失わないこと」が持つ力を改めて再確認しました。
### 信頼と友情が生み出す支え合い
アンディが刑務所で築いた友情も映画の大きなテーマです。特に、彼とレッドとの間に芽生えた友情は、ただの仲間ではなく、互いにとっての希望や支えとなる存在でした。信頼関係に基づく友情があることで、アンディは絶望の淵に追い込まれながらも希望を持ち続け、レッドにとっても新しい生きる目的が生まれます。私もビジネスの中で、多くの信頼できる仲間に支えられてきましたが、この映画を見て、改めて人とのつながりや友情が困難を乗り越える上でいかに重要であるかを感じました。
困難を自分の成長の機会に変える姿勢
アンディは困難な状況に陥ったとき、それをただ苦しむだけでなく、自己成長や未来への準備として利用しています。彼は図書館を整備し、他の囚人たちに教育の場を提供し、自分だけでなく他者の生活も向上させるための行動を続けました。この姿勢からは、逆境を単なる苦しみと捉えるのではなく、**成長のチャンス**と考えることで未来を変えられるというメッセージを感じました。私も、新しい事業やプロジェクトに挑む中で困難に直面した際、ネガティブに捉えず「どう成長に活かせるか」を常に考えるようにしています。
自由への渇望とその実現
『ショーシャンクの空に』の核心には、「自由」への渇望とそれを追求する姿が込められています。アンディが20年間も自由を失いながらも、絶えず自由を目指して行動を続けたのは、未来を信じる希望があったからこそです。長年にわたって積み重ねた小さな行動が最終的に彼の自由へと繋がるシーンには大きな感動を覚えました。私もビジネスにおいて、目標に向けた地道な努力が結果として自由な未来を切り開く鍵になると感じており、アンディのように信念を持って前進していきたいと思います。
まとめ:普遍的なメッセージが人生に響く
『ショーシャンクの空に』は、絶望的な状況でも希望を持ち続けることの大切さや、自分の信念を貫く強さを教えてくれる映画です。アンディの生き様は、多くの困難に立ち向かい、希望を失わず行動を続けることで未来を切り開くことができるという普遍的なメッセージを私たちに伝えてくれます。
私もこの映画から得た教訓を胸に、ビジネスや人生においてどんな状況でも希望を持ち続け、信念を持って進んでいこうと改めて決意しました。
一生の中で見るべき映画
エンドロールが流れる横で浜辺を歩くふたりが好きだ。納得感も現実味も無いけれど、夢のようなエンディングを見せてくれたことでこれを見た観客は明日も生きようと思えるんだと思う。
これ以上ない史上最高の映画
希望を持ち続けるには?
三度目の鑑賞。
一度目は感動して号泣…二度目は脱獄の伏線を確かめながらニヤニヤ観た気がする。
今回はアンディが何故希望を持ち続けられたのかをずっと考えながら観てた。
断酒をしてるのに皆にビールを振る舞うアンディ。
皆の学習や娯楽でもある図書類を増やす為に手紙を書き続けるアンディ。
美しいオペラを皆に聞かせるアンディ。
囚人達に高卒認定を取らせるアンディ。
レッドにハーモニカを送るアンディ。
そして仮釈放後のレッドにも…
アンディはいつも誰かに希望を与えようとしている。脱獄という希望を持ってる彼は皆にも希望をお裾分けする様に宿したかったともとれるけど、でもこれこそがアンディにとって人生の喜びであり生きる糧とも思えた。
脱獄への道が彼の希望へのゴールではあるんだろうけど、ゴールに行くまで息が続いたのはきっとそのお陰なのかな。
絶望的な状況でも誰かの為になら必死に生きる事が出来る、そう励まされます!
タイトルなし(ネタバレ)
希望は誰にも奪えない。
希望とは何か、そのテーマを感じた。
必死に生きるか、必死に死ぬか。その選択は言わば希望の選択である。
後悔や絶望から覗く、自由への恐怖と渇望。
ブルックスとアンディーの対比を見て、君だったらどうする?、と大きな疑問を投げかけられたような気分になった。かつてのレッドのように。
好きなシーン
浜辺でアンディーとレッドが再会するシーン。美しい画面と、記憶のない海。何にも縛られない二人を見ていると笑みがこぼれた。
銀行でアンディーがお金を引き出すシーン。全部持っていった。爽快感がすごかった。
レッドが件の木の下で石を掘り返すシーン。レッドが嬉しそうに笑うのを見て、私も嬉しくなった。
ほかの囚人たちもキャラが立っていて憎めない性格で面白かった。名作の理由がわかった。
どうして高評価じゃないの?それはね······
初めて「ショーシャンクの空に」を観た時、マ王は「久し振りに良い映画に出会えた」と喜んだものだ😁
何度か観直してもいるしティム・ロビンスやモーガン・フリーマンに好感を抱いたのも今作だった☺️
ホラー小説の帝王と言われるスティーブン・キングの作品としては「スタンド・バイ・ミー」や「グリーン・マイル」と同類項の亜種的な物語で少なくともマ王は「スタンド・バイ・ミー」と並ぶキングの代表作だと感じていた😚
しかし回数を重ねて観る度に疑問が増えたのよ💦
「刑務所って案外イイトコ?」
で、マ王は刑務所について調べたのよね🥸
まぁ日本の刑務所しか調べなかったし当時のアメリカの刑務所をどうやって調べれば良いかも(当時のマ王は)判らなかったのもあるしで完全にマ王の偏見が入ってるとは思うんだけど······
刑務所、そんなにそんな甘くない😑
ポスターなんて貼れないしビールが飲める珍事は起きないし一人の受刑者が優遇されるのを他の受刑者が見逃すワケが無いのが実状みたいだ😐
下水溝にも柵がありコンクリートの強度や鉄筋だって倍以上入れてるのが普通の刑務所だからして、凶悪犯専門の刑務所にしては笊の警備体制なのさ😫
要はこの作品ってオチから逆算して都合良く刑務所を曲げて描いてるんだと思うのよ🙃
マ王、展開は間違いなく面白い映画だと断言出来る👍
けど圧倒的にリアリティーが欠落してる物語に合わせた刑務所の存在がフィクションにも程があるんだよね💢
今作を観直さなくなってから15年くらい経過してるかなと😆
でもフィクションに文句を言い出したらキリが無いのはマ王も重々承知してる😬
宇宙空間ではドカーンとかビビビーとかの音がしないしピストルだってズキュ〜ンなんて湿っぽい音ではない🙂
リアルな出血を表現したら地味になるから派手に血糊をバラ撒いたりパンチやキックを放てば相手がクルクル回って飛んでいくのは現実では派手な交通事故くらいだ🌀
そういう部分に疑問を持たず純粋かつフラットな感情で映画は鑑賞するモノ、と心得てはいたんだけど「ショーシャンクの空に」は何故だかこういう評価に落ち着いてしまった🤔
マ王の「映画は粗探しをしてはいけない」とか「評価する為だけに何度も観るもんじゃない」という思いはこの「ショーシャンクの空に」からである🥲
映画館での鑑賞オススメ度★★★★☆(SF映画として)
別の星での刑務所度★★★★☆(SF映画として)
感動の嵐度★★★★☆(SF映画として)
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