ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス

劇場公開日:

解説

失われたとされていたノストラダムスの予言書を巡る、ルパンとその仲間の活躍を描くアクション・アニメーションのシリーズ第5弾。監督は「オーディーン 光子帆船スターライト」の白土武。総監督は「風の又三郎 ガラスのマント」の伊藤俊也。今回のルパン役は、95年3月19日に永眠した山田康雄に代わって、テレビのモノマネ番組でもおなじみの栗田貫一がつとめている。

1995年製作/98分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1995年4月22日

ストーリー

ノストラダムス教団の教祖を名乗るライズリーは、歴史の中に失われたとされているノストラダムスの予言書の一部を極秘に入手して、次々と大事件を予言しては信者を増やし、その勢力を拡大していた。だが、その裏にはクリスをリーダーとする特殊部隊の存在があり、彼らがライズリーの予言を実行していたのだった。その頃、ルパンと次元はリオでの仕事中に銭形に見つかり、アトランタ行きの飛行機に乗って逃亡していた。この飛行機には不二子がダグラス財閥の一人娘・ジュリアとともに乗り合わせており、ルパンは、ジュリアの教育係という肩書を名乗る不二子の本当の狙いを探る。だが、その飛行機がハイジャックされ、ルパンの活躍で乗客は無事に脱出したが、ジュリアが誘拐されてしまった。犯人クリスの狙いは、ダグラス財閥の金庫室に眠っているノストラダムスの本物の予言書だった。不二子とともにアトランタにあるダグラス財閥の超高層ハイテクタワー“アースビル”へと赴いたルパンは、そのセキュリティシステムに驚かされる。同じ頃、ダグラスは大統領選出馬を諦めろというクリスからの脅迫をうけていた。大胆にもビルのコントロールルームを占拠して脅迫するクリス。彼らを追った不二子は反対に捕まってしまう。事件に巻き込まれる形となったルパンは、かつてただ一人、その金庫室に忍び込んだとされているフィリップ爺さんにアドバイスを受けるため、仏領ギニアの処刑島へ飛んだ。しかし、クリスの手はここにも伸び、フィリップ爺さんはルパンにその秘密を話す前に殺されてしまう。ルパンは形見として彼の義眼を取ると、クリスの攻撃をかわして大海に姿を消した。ルパンはアマゾンのジャングルに漂着し、偶然にもノストラダムス教団のミサンガでマインドコントロールされている不二子と再会する。近くにあったノストラダムス教団のアジトから不二子とジュリアとともに脱出を試みるが、ジュリアが再び捕らえられてしまった。ダグラスは一向に出馬を取り消すつもりはなく、娘の安否を気遣う妻・マリアとの諍いが絶えなくなっていた。そんなダグラスに愛想を尽かしたマリアは、心の救いを求めてノストラダムス教団に信仰を厚くしていく。ダグラスの選挙戦出馬表明の日、アースビル崩壊を予言したライズリーによってビル内は大パニックとなり、クリスはその隙を狙って金庫室に忍び込むことに成功したが、ヴァーチャルリアリティの罠に嵌まってしまった。続いて、実は金庫室の鍵だったフィリップ爺さんの義眼を使って、ルパンも潜入する。罠の苦痛に耐えかねたクリスは、思わずビル内に仕掛けた時限爆弾のスイッチを押してしまう。崩れていくビルの中で、予言書の争奪戦の火ぶたが切って落とされ、ルパン、ライズリー、クリスの戦いは熾烈を極めたが、辛うじてルパンが勝利を納め、ジュリアを助けて予言書も手に入れた。ところが、予言書はジュリアのいたずら書きで価値はないにも等しく、ルパンは肩を落とす。そんなルパンにジュリアが人形を差し出した。それには、彼がリオで盗んだダイヤモンドが入っていた。喜び踊るルパンは、そのダイヤを売ったお金でセルジオの沈んでしまったボートを買う約束をジュリアと交わすのであった。

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映画レビュー

3.0中盤までは展開も良かったけど、終盤はちょっとぱっとしなかった。 舞...

2022年6月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

中盤までは展開も良かったけど、終盤はちょっとぱっとしなかった。
舞台となるダグラス財閥の大きなビルにはちょっと興奮(笑)あんなに何でもあるビルいいなぁって思った。

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よっしー

2.0腹が立って、ふて寝するしかなかった 論評したくもない 黒歴史そのものだ

2022年5月24日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1995年公開
総監督が何故か伊藤俊也

実写映画の名のある監督がアニメ作品の監督になる事例は過去にもある
例えば「宇宙戦艦ヤマト」は舛田利雄監督だ
だから、実写映画の監督がアニメ映画の監督には向かないということはないと思う

本作はもともとは、松田優作の遊戯シリーズで有名な村川透監督で企画が始まったという
きっと初代のルパン三世のムードに近いものが出来たはずだ
その企画は正しい

それが何故か伊藤俊也監督に変わってしまった
そこが失敗の始まりだ

伊藤俊也監督は力のある監督だ
名作は数多い
正直ファンです
本作を観ようと思ったのも、監督に伊藤俊也の名前があったからです

なのになんなんだこのていたらくは!
腹が立って、ふて寝するしかなかった
論評したくもない
黒歴史そのものだ

アニメ映画であろうと、全ての映画の失敗は監督の責任だ
アニメという表現方法を使って新しい映像表現に挑戦するのだという気概もないのなら、監督を受けるべきではなかったのだ

名前だけのお飾りに徹しているならまだいい
ケチなプライドでアニメを舐めた仕事しかできないくせに、アニメの総監督に就任する
なまじ偉そうなテキトーな指示をする
これほどアニメのクリエーターを愚弄する行為はない
アニメに関わるべき監督ではなかったのだ
彼に監督を任せたプロデューサーの責任も追及されるべきだ

それでもなんとか映画にしたテレコムの大塚康生さんはじめアニメスタッフの皆さんの苦労と心労に星を二つオマケだ

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あき240

3.0クリカンのルパンデビュー

2021年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ノストラダムスの予言書を巡って、大金持ちとノストラダムス教が争う。
スキを狙ってルパン一味も狙ってやってくる。
不二子ちゃん、可愛い。
山田康雄が亡くなり、栗田貫一がモノマネで引き継いだ第一作。

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いやよセブン

4.5人生を楽しむコツは、、

2020年11月10日
iPhoneアプリから投稿

胃の中のラブレター
もらわなきゃいけないんだ

どうも、Shuhei です。

いやーまた素晴らしい映画に出会ってしまいました。

サンパウロから始まるオープニング
なるほどブラジルが舞台か と陽気に始まり引き込まれるが、、 ふと自分の大学時代を思い出した

そうだ この映画は1999年に上映された映画だ ノストラダムスの大予言に踊らされた当時 自分は大学生だった
2000年以降に生まれた子たちはともすればこの予言を知らないのではないか フランス人医師、占星士のノストラダムスの予言、1999年7の月に恐怖の大王が地球を滅ぼす 当時この予言をみんな信じてはいなかったが、どこか気になっていたのは事実だった 自分もその1人だった
ノストラダムスは卑しくて優秀だっただろう 自分が1番優秀なのに、未来の世界を見る事が出来ないのが悔しい、悔しくてたまらない ただ後世に生まれてくるだけの人間達に、自分が負けるのが許せない そこで思いついたのだろう 人間など滅んで仕舞えばいい 悲しく愚かな予言 卑しい魂を持つ予言 1999年世界は滅びる、、 そうだ、2000年になる直前の高揚感、騒然感、1999年はこんな風潮が確かに流れていた

そんな時に上映が始まったこの映画

大好きなルパン三世!
くたばれノストラダムス

くたばれ!!
この言葉の圧倒的なセンス

若者達よ、こんなクソ予言に恐るるな! 俺にはそんな風に響いた 当時はこの映画は見なかったが、この圧倒的に優しい、ルパンに、真にルパン三世にハグされたような感覚を当時の俺はこの映画のタイトルメッセージから感じたのを思い出した

そしてたまたまこの2020年にテレビでこの映画を初めてみた

ルパンは優しいな
この映画の制作者の方々も優しいな
ノストラダムスを卑下するわけでもなく、誰を悪者にするでもなく、ただただこの世界に溢れる、確かに存在する善意と愛と優しさを表現していた

奢り、自己顕示欲、名誉欲、嫉妬、そんなものは誰しも持ってしまうことがある

ノストラダムスもそうだったろう

だけど負けるな、恐れるな

世界は美しい

俺は、心底 心をうたれた

エンディングでのルパンとジュリアの会話
宝はいらない お互いに欲しいものは 言うまでもなかった
世界を知る人間に共通する感覚は、年齢国籍を問わず共通しているなと笑みが溢れた
皆さんも是非自分で観て確認して欲しい!

最後にルパンの言葉を

人生を楽しむコツは、、

どれだけ馬鹿なことを考えられるかなんだよ

俺はこのルパンのように これからも世界を飛び回り続けます

ここに宣言します

応援よろしくお願いいたします!

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Shuhei

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