情婦
劇場公開日 1958年3月1日
解説
アガサ・クリスティの短編「検察側の証人」の映画化。主演のマレーネ・デートリッヒたっての希望で、監督にはビリー・ワイルダーに白羽の矢がたった。ワイルダーにとっては初の法廷劇だが、彼の作品特有の悪女は今作でも健在。ロンドンで、裕福な未亡人の刺殺事件が起きる。容疑の疑いがかけられたレナードは、ロンドンきっての敏腕弁護士ローバーツ卿に弁護を依頼する。しかし、唯一のアリバイを証言する妻が思いもよらないことを口にし……。
1957年製作/117分/G/アメリカ
原題:Witness for the Prosecution
スタッフ・キャスト
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2021年10月21日
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鑑賞方法:DVD/BD
アガサ・クリスティの作品に一時期はまった時観た映画。
観終わった瞬間「えー!」と初めて声が出た。
どんでん返し作品の中ではユージュアルに続き私の中では1番!
まだこの作品越える映画に会ってない。それほど驚きと感銘受けた。
その中でもマレーネさんの演技はどの作品も魅力的。
かの映画を機にマレーネさんの作品を観始めたくらい素晴らしい女優さん。
特に流し目が魅力的(*^^*)
2021年6月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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初回鑑賞時、まさかの、ディートリッヒがタイロンを最後刺すシーンが(たぶん機械の都合なんだけど)飛ばされまして。ディートリッヒだけ偽証罪で捕まってタイロンは無罪放免かよー、スッキリしねーな、なんてモヤモヤしてましたが、昨夜ためしにもう一度再生して、やっとちょっと納得しました(笑)
クリスティは、ポワロが好き。オリエント急行~は読んだ。
ワイルダーは(マニアックだが)「あなただけ今晩は」そしてメジャーどこの「麗しのサブリナ」とか… (他にも観てるはずなんだけど思い出せない、、)
法廷劇でありながら、弁護士役のチャールズ・ロートン?を中心に随所でクスリと笑わせる小粋な脚本は、さすがワイルダーですね。
と言ってもまぁ古いし、前半はけっこう冗長で眠気を誘われるところはありますが。
葉巻と酒をこよなく愛する弁護士。ぬるいココアで薬飲むのもどうかと思うが、酒で薬飲んだら駄目!!しかも公判中!!(笑)
喜ぶべきか否か、私、騙されなかったんですよね、ディートリッヒの悪女演技に。悪女ってテイで出てきた人が最後まで悪女っていう展開(こと)もなかろう、などと疑ってかかる癖が、もはやついている。
親曰く、現代人はスレてるらしい(哀)
それより、手紙を売り付ける女。あっちはまんまと騙されました(笑)あれディートリッヒだったんですね。
要約するとこの話って、「従軍経験もある純朴なイギリス男がドライで狡猾なドイツ女に騙されたかと思いきや、どっちかと言うと逆だった」的な話やね、、
クライムサスペンス、法廷劇の見事などんでん返し、驚愕。
これはわからない、ある意味、シツクスセンス以上の見事さ、種類は違うが。
結末、どんでん返しがまた裏返り、なるほど、そうきたか、で、イライラ感は残らない。
脚本とセリフが最高。
昔の映画も良いもんです。
内容は触れません、映画ファンなら、是非。
2021年4月11日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
で観たのが最初。その映画館は今はなくなってる。以来何度か観ているが、クリスティの原作の良さもさることながら、ビリーワイルダーの脚色で弁護士と看護婦が 半ば主役となり、二人の掛け合い漫才が映画を面白くしている。
短編の原作には登場人物の細かなキャラ設定はここまでなされていない。また、何度もドラマ化もされているが、本作品を超えるものはないだろう。どんでん返しがさらに加わっているし。何度観ても結末知ってても、面白い。
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