12か月の未来図

劇場公開日:

12か月の未来図

解説

問題だらけのさまざまな生徒とエリート教師の交流から、移民や貧困などフランスが抱える社会問題をユーモアを交えて描いたドラマ。ベテラン教師のフランソワは名門高校からパリ郊外の教育困難中学へ転任することとなった。移民などさまざまなルーツを持つ生徒たちを前に、これまでは生粋のフランス人の生徒たちを相手にしていたフランソワは、生徒の名前を読み上げるだけでも一苦労というありさま。勝手の違う環境の中で日常的に巻き起こるさまざまな問題をベテラン教師のプライドをもって格闘していた。そんな中、遠足で訪れたベルサイユ宮殿でお調子者のセドゥがトラブルを起こし、退学処分をくだされてしまう。長い教師生活で感じたことのない使命感を抱いたフランソワはセドゥの将来を守るために戦いを挑むが……。監督は本作が長編デビュー作となるオリビエ・アヤシュ=ビダル。

2017年製作/107分/G/フランス
原題:Les grands esprits
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2019年4月6日

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(C)ATELIER DE PRODUCTION - SOMBRERO FILMS - FRANCE 3 CINEMA - 2017

映画レビュー

3.0教師の役割を考える・・・

2023年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

4.0ありがちな学園モノとは少し違う切り口で楽しめた。

2023年7月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

よくある学園モノと思いきや、コメディー色がそこそこ強しw

なぜか教育委員会(みたいなの)に学校問題や課題を言ったもんだから地方に転勤にw

フランス色強い移民の子供が多い学校で四苦八苦


色んな角度から教えようとするが、エリート高とは勝手が違うw

ユーモアありなセリフも多く、主人公もお堅い感じだが呼ばれたパーティーに出席してしまったりとクスッと笑えてしまう。

少しずつ生徒の名前がわかりかけてきてから面白くなり、終盤まで飽きることなく楽しめた。

教師の葛藤や職業としての素晴らしさも描かれていて好印象。

どういう風に子供達に学びに向き合ってもらうか?と言ったところも自分もみながら考えてしまった。

ラストも何とも言えない清々しさが非常に良い。

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ポップコーン男

4.0教養とは

2020年11月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

知識は使わなければ何もならない。フーコー先生は自らの知識を応用しながら、教育困難校の生徒に学ぶ喜びを教えました。将来の目的がはっきりした名門高校のエリートに勉強を教えるのと、将来に絶望している教育困難校の生徒に学びの目的を教えるのには雲泥の差があります。

月並みですが、フーコー先生が教育の力と自分自身の知識を信じていたからこそ、彼らに学ぶ喜びが伝わったのだと思いました。経済格差で教育格差をつけるのは、国家にとっても個人にとっても大きな損失だと思います。

2008年のパルムドール受賞作の『パリ20区 僕たちのクラス』も本作に似た様な内容で好きですが、『12ヶ月の未来図』の方がフランス映画慣れしていない方でも観やすいと思います。鑑賞後、とっても晴れ晴れして前向きな気持ちになる作品です。

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ミカ

4.0教育格差問題。

2020年9月7日
PCから投稿

教師がエリート校と言われる学校から、底辺の学校へ転勤になったお話。

日本でも地域による学力格差はある。
公立の教師の場合、地域は選べないので様々な学校へ行く機会があるだろう。
やっぱり行きたい学校、避けたい学校があるのが実情だと思う。

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April
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