ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション

劇場公開日:

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 スペシャル・エクステンデッド・エディション

解説

J・R・R・トールキンの「指輪物語」を、「乙女の祈り」のピーター・ジャクソン監督が映画化した3部作の第2部「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」のスペシャル・エクステンデッド・エディション。劇場公開版ではカットされた未公開シーンを追加し、再編集を施した。

滅びの山を目指すフロドとサムは、後をつけてきたかつての指輪所持者ゴラムを捕え、モルドールへの道案内をさせる。一方、オークにさらわれたメリーとピピンを助けるため後を追うアラゴルンとレゴラス、ギムリは、騎馬部隊で名高い王国ローハンにたどりつく。しかし、同国の王セオデンはサルマンの魔法により正気を失い、国は衰弱しきっていた。

ローハンのセオデン王、エオウィン、エオメル、ゴンドールのファラミア、ゴラムやエント族など第2部から登場する新キャラクターやクリーチャーも多数。スペシャル・エクステンデッド・エディションには、ボロミアやゴンドールの執政官デネソールの登場シーンも含まれている。2024年、アニメ「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」公開を記念して、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のスペシャル・エクステンデッド・エディションが4DXで初上映。

2003年製作/224分/G/アメリカ
原題または英題:The Lord of the Rings: The Two Towers - Special Extended Edition
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2024年11月29日

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映画レビュー

4.5怒りをもて!

2024年12月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

いやぁ面白い!
説明ばかりだった前作に対し、本作はアクションが多く、上映時間はプラス15分ほどあるものの体感時間はかなり短い。4DXとの相性もよく、とにかく楽しい映画だった。主人公・フロドの登場シーンは少ないものの、バラバラになったチームのそれぞれが映される群青劇的な構成はやっぱり見ていて飽きない。大活躍のオーランド・ブルームに心奪われるばかり。こりゃ当時劇場で鑑賞した人が皆して惚れるわけだ...。

ロード・オブ・ザ・リングと聞くとお堅いファンタジーというイメージが強かったけど、本作で完全払拭。もちろん前作もすごく好きだったんだけど、物語の中盤というのもあり、今回の見応えは抜群。
1からの継続キャラも2からの新規キャラもどれも魅力的で、ゴラムや木の髭といった一風変わった見た目をした生物もすごく丁寧に描写されていて登場キャラに対する愛をものすごく感じた。にしてもゴラムの扱いが見るに絶えないくらい可哀想だったけど。あと、エオウィンのような身勝手な恋で行く手を阻む迷惑女だけはどんな映画でも好きになれん笑

キャラクターがあまりに多いから名前と顔の一致が難しく、少々混乱してしまうところはあるけど、前作と違って内容が理解できなくとも見ていて楽しいところが多く、興奮収まらぬままエンドロール。場面展開が激しく、どのパートでも次から次へと、想像を超える方向に進んでいくもんだからこんだけ長尺でも全く退屈しない。
全体的に見れば暗いんだけど、明るい未来へと突き進んでいるのは確かで、みなが闘志を燃やし、目を輝かせながら戦闘に立ち向かっている姿は、すごく惹かれるものがあった。安定感も増しているし、ちょっとした笑いも挟んでくれるから硬くなりすぎず、ちょうどいいバランスを保っている。

大好きな小芝風花が吹き替え声優を担当する「ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い」の予習として見始めた本シリーズ。とんでもなく長いし、この映画のせいで他の映画が蔑ろになってしまうもんだから結構イヤイヤだったんだけど、蓋を開ければ評判通りの最高に面白い映画シリーズ。もうすっかり虜。次で最後だけど、ホビットもあるし、本命のローハンの戦いもあるし、まだまだ楽しみがいっぱいだ☺️

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サプライズ

5.0期待度◎観賞後の満足度◎ 『指輪物語』の目撃者・語り部・悪の力からのフロドの保護者、そして“物語”というものも有るべき姿を話すサムの存在感。

2024年12月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

*2回目の鑑賞。映画館で鑑賞するのは初めての鑑賞。
①ピーター・ジャクソンの演出は堂々と且つ悠々としすぎて間延びしているところも散見されるが、最後まで飽きさせないし、却って本作に大作感を与えている。

②前作である第一部の最後で3グループに分かれてしまった一行だが、3グループの活躍がほぼ均等にバランスよく描かれどのエピソードも飽きさせない。
演出と脚色と編集の勝利であろう。
とくに、アラルゴン・レゴラス、ギムリ組のエピソードと、ピピン・メリー組のエピソードとが良い。
三部作の中でもっともスペクタキュリティであり、個人的には最も印紙深い。
(来週、『王の帰還』を見ればまた印象が変わるかもしれないが)
この二つのエピソードに比べればフロド・サム組のエピソードは大人しめだが、サムの存在感が増している。

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もーさん

4.5Forgive and Forget

2024年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

「この世には生命を懸けるに値する尊いものがあるのです」

9人の旅の仲間のうち、灰色のガンダルフはモリアの地下深くに落ちた。アイゼンガルドとの戦闘でゴンドールの戦士ボロミアは戦死、この戦いでサルマン軍の捕虜となった"ホビット"メリーとピピンだが、隙を突いて逃亡し、森の種族エントに保護される。
フロドとサムは自分たちだけで"滅びの山"を目指すが、道中でビルボの前の指輪の所有者ゴラムが加わる。アラゴルン、レゴラス、ギムリ一行は人間の王国ローハンに向かうが、ローハン王セオデンはアイゼンガルドの魔法使いサルマンに蝕まれ衰弱していた。そんなローハンにアイゼンガルドは侵攻を開始する。
余裕の馬力で前作「旅の仲間」を軽々と上回ってみせた。当時はもちろん、全映画史を通じても最大級の製作規模なのではないだろうか。クライマックスのヘルム峡谷の戦い、これまだ三部作の二作目なんだぜ?この後どうなるんだよといった感じでまるで想像がつかない。それでもなお、作品としてはまとめきれずやむなく軽く流した箇所があったように思える。例えば中盤のアラゴルンのピンチは、映像だけで見せられるとかなり無理があるし、ボロミアの弟ファラミアがフロドを理解するくだりも映像としてはイマイチ分かりづらかった。それでもなお、各登場人物が前作から大きくレベルアップしたことで物語が一気に面白くなってきた。将器を見せ始めたアラゴルン、レゴラスとギムリの息も合ってきた(スケボーレゴラスはやや笑った)。精神的にも肉体的にも脱ホビット化しつつあるメリーとピピンも頼もしい。そしてフロドには指輪の魔力が牙を剥く。数々の試練の中で揺れ動くフロドに対し、どこまでも献身的なサムに涙する。古に曰く"指輪をめぐる冒険の主人公フロドの側にはいつも勇者サムワイズがいた"。
"滅びの山"を目前にしたフロドとサム、冥王サウロンとの最終決戦が目前に迫る。果たして中つ国の運命や如何に?

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ストレンジラヴ