プリテンダーズ

劇場公開日:

プリテンダーズ

解説・あらすじ

「パーク アンド ラブホテル」の熊坂出監督が、SNSを武器に社会を変えようと奮闘する女子高生の姿を、痛快かつハートフルに描いたオリジナル作品。生前に社会からスルーされ続けた画家のゴッホに共感する17歳の花田花梨は、社会に反抗心を抱き、父親と言い争いをして家を飛び出し、親友の風子のところに転がり込む。ある日、電車の中で病人に席を譲った花梨は、その時に抱いた得も言われぬ感覚をきっかけに、現実にフィクションを加えてファンタジーを生み出し、世界平和をもたらそうと考えつく。風子とともに「プリテンダーズ」を名乗り、アイデアとSNSを武器に、満員電車での諍いを喜劇に変えたり、ゾンビを町に出現させたりと、次々とSNS上でドッキリを仕掛けていく花梨。フィクションの力で世直しをしようとする彼女たちは、協力者を増やし、RTにRTを重ねてバズることに成功するが、やがて思いがけないしっぺ返しを食らうことになる。「おじいちゃん、死んじゃったって。」やNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演する小野花梨が、自身と同じ名前の花梨役を演じて長編映画初主演。親友の風子を「キャラクター」などに出演する見上愛が演じた。

2021年製作/117分/G/日本
配給:ガイエ
劇場公開日:2021年10月16日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
熊坂出
エグゼクティブプロデューサー
杉田浩光
小出正雪
川島保男
プロデューサー
大西隼
撮影
南幸男
撮影助手
井上裕太
照明
井上裕太
録音
弥栄裕樹
美術
葛谷朱美
装飾
葛谷朱美
衣装
葛谷朱美
ヘアメイク
百瀬広美
小道具
山内理実
特殊メイク
石野大雅
造形
石野大雅
カラリスト
河野文香
サウンドデザイン
梅本佳夏
ダビングミキサー
田中俊
編集コーディネーター
豊里泰宏
編集
熊坂出
音楽
YURI SHIBUICHI
主題歌
踊ってばかりの国
助監督
葛谷朱美
制作担当
有田萌花
SNS
有田萌花
制作進行
山内理実
助監督応援
岡下慶仁
中村洋介
アソシエイトプロデューサー
ヤスカワショウゴ
後中徳巳
アシスタントプロデューサー
鈴木悠太
演技事務
鈴木悠太
スチール
山本宣明
メイキング
中里龍造
天使派
アクションクリエーター
ANIKI
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(C)2021「プリテンダーズ」製作委員会

映画レビュー

4.0軽い気持ちで動画配信するリスク。

2025年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

2023年に起きた回転寿司チェーン店で
客の高校生が醤油差しや湯呑みを舐めて、どの動画が拡散した事件を
思い出しました。
高校生は店に訴えられて6700万円の賠償金を請求された。
この額は見せしめのものだったらしく、実際には100万円程度を
高校生側は支払って治ったようだ。

引きこもり高校生のカリン(小野花梨)は、
「ゴッホ」になりたい・・・、自分を世界から認めてほしい、
などの承認欲求が肥大して行く。
コロナ禍の鬱屈した状況を打開すべく、憂さ晴らしに
手取りは早く、他人を欺いて、親切に接する人の好意を撮影した
動画に取りそれは拡散する。
徐々に動画はエスカレートして、
血を吐いて倒れる人物を模倣したり、
その男が起き上がってゾンビに変わったり、
徐々に愉快犯のようになっていき、
再生回数が増えることが生きがいになっていく。
実際に「プリテンダーズ」の動画は有名になっていく。
しかしカリンのスポンサーとも言える親友のフーコ(見上愛)が
良心の呵責に耐えられず、週刊誌記者にカリンの個人情報を
リークしたことにより、カリンは絶体絶命のピンチに陥り、
今まで騙した男からリンチを受けることになる。

軽い気持ちで配信する動画の怖さが、身に染みる結果となる。
まあ、菓子折りを持って父親(古舘寛治)とフーコの三人で
頭を下げることで、一応収まるのだが、妹のアカネが幼稚園で
仲間はずれにされたことにカリンは心を痛める。
“なんとかせにゃならん“
と、打った手は、ゾンビの幼稚園児襲撃作戦。
賑やかに元気な画面からは、もう引きこもりのカリンの面影は無い。

小野花梨は脇役から良く観ていたが、主役を張っているのは
初めて観ました。
お盆に目鼻みたいな、平べったい顔。
美人女優とは一線を画す存在感と熱量。
重宝されるのがよくわかりました。
ネット社会では、プロもアマチュアも同じ土俵に上がります。
リスクもアマだからと、許されるわけでは無い。
その点では厳しい世界だとも言えると思いました。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
琥珀糖

3.0若者の成長

2022年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

難しい

生前は社会から相手にされず1枚しか絵が売れなかった画家ゴッホに共感する17歳の花田花梨は、父親と言い争いをして家を飛び出し、親友の風子のところに転がり込んだ。ある日、電車の中で病気の人に席を譲り、その時に感じた感覚をきっかけに、現実にフィクションを加えて、みんなに喜んでもらえる事をしようと考えた。親友の風子とともにプリテンダーズと名乗り、SNSを使って、電車での争いを喜劇にしたり、ゾンビを町に出現させたりと、次々とドッキリを仕掛けていった。協力者を増やし、リツイートが増え、バズることに成功するが・・・という話。
人と同じ事を強要されるのが嫌なのはわかる。前へ倣え、をしたくないのも、まぁわかる。フィクション込みの動画投稿で非難されるユーチューバーみたいだなって観てた。
若者の成長を描いたのかな、って思った。
途中のトップレスでレイプもどきの制裁を受けたところがよくわからなかった。
小野花梨が体を張って頑張ってた。
風子役の見上愛が可愛かった。

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共感した! 4件)
りあの

3.5ウソも休み休み言え。

2022年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 5件)
bloodtrail

3.5そういや「前へーならえ!」ってヘン

2022年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

渋谷の交差点の傍の雑踏で、主人公の二人が大声で怒鳴り合うシーンに驚愕。音声マイクもカメラも、そこにいる一般人からは気づかれない配置で、まさに仮想が現実に入り込んだ感じ。もはやいわゆる「演技」の範疇を超越している気がする。
前半と中盤が強烈なだけに、最後のシーンはほっこりしすぎだろうと思ったが、ま、いっかー(笑)。

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ROKUx