プリテンダーズ
劇場公開日:2021年10月16日
解説
「パーク アンド ラブホテル」の熊坂出監督が、SNSを武器に社会を変えようと奮闘する女子高生の姿を、痛快かつハートフルに描いたオリジナル作品。生前に社会からスルーされ続けた画家のゴッホに共感する17歳の花田花梨は、社会に反抗心を抱き、父親と言い争いをして家を飛び出し、親友の風子のところに転がり込む。ある日、電車の中で病人に席を譲った花梨は、その時に抱いた得も言われぬ感覚をきっかけに、現実にフィクションを加えてファンタジーを生み出し、世界平和をもたらそうと考えつく。風子とともに「プリテンダーズ」を名乗り、アイデアとSNSを武器に、満員電車での諍いを喜劇に変えたり、ゾンビを町に出現させたりと、次々とSNS上でドッキリを仕掛けていく花梨。フィクションの力で世直しをしようとする彼女たちは、協力者を増やし、RTにRTを重ねてバズることに成功するが、やがて思いがけないしっぺ返しを食らうことになる。「おじいちゃん、死んじゃったって。」やNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演する小野花梨が、自身と同じ名前の花梨役を演じて長編映画初主演。親友の風子を「キャラクター」などに出演する見上愛が演じた。
2021年製作/117分/G/日本
配給:ガイエ
スタッフ・キャスト
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2022年2月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
生前は社会から相手にされず1枚しか絵が売れなかった画家ゴッホに共感する17歳の花田花梨は、父親と言い争いをして家を飛び出し、親友の風子のところに転がり込んだ。ある日、電車の中で病気の人に席を譲り、その時に感じた感覚をきっかけに、現実にフィクションを加えて、みんなに喜んでもらえる事をしようと考えた。親友の風子とともにプリテンダーズと名乗り、SNSを使って、電車での争いを喜劇にしたり、ゾンビを町に出現させたりと、次々とドッキリを仕掛けていった。協力者を増やし、リツイートが増え、バズることに成功するが・・・という話。
人と同じ事を強要されるのが嫌なのはわかる。前へ倣え、をしたくないのも、まぁわかる。フィクション込みの動画投稿で非難されるユーチューバーみたいだなって観てた。
若者の成長を描いたのかな、って思った。
途中のトップレスでレイプもどきの制裁を受けたところがよくわからなかった。
小野花梨が体を張って頑張ってた。
風子役の見上愛が可愛かった。
2022年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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期待値低目で臨んだ、一月振りの劇場鑑賞で御座います。マンボウ破りです。割と面白くて得した気分。
観ているコッチの方が恥ずかしくなってしまうようなストーリーなんですが、何故か嫌いになれない不思議な映画。不快極まりない花梨の描写が続いた後に、甘ちょろくない現実の厳しさが、適度な長さで差し込まれてるからだと思うんです。
気分上げから下げ。下げから更に下げ。ちょっとだけ上向いたかと思いきや、駄々下りからの上げ。的な、エレベーター的な序破急の題材はSNS。真っ向から否定しているのは、自己承認欲求を満たすためなら嘘も厭わない、薄っぺらい理論武装のSNS投稿者。ドキュメンタリーを装うフィクション。
と見せ掛けて。
最後の最後の、エンドロール後にオチがあると言う仕込みが好き。他人を幸せにできるなら、嘘も悪くねーぞと。5歳の女の子が締めるとかw
楽しかった。割と。
2022年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
渋谷の交差点の傍の雑踏で、主人公の二人が大声で怒鳴り合うシーンに驚愕。音声マイクもカメラも、そこにいる一般人からは気づかれない配置で、まさに仮想が現実に入り込んだ感じ。もはやいわゆる「演技」の範疇を超越している気がする。
前半と中盤が強烈なだけに、最後のシーンはほっこりしすぎだろうと思ったが、ま、いっかー(笑)。
2021年12月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
現代の息苦しい世の中に物申す、みたいな触れ込みだったので、
かなり社会を切り裂いてくれるのかと思ったら、なんか若者の炎上目的の下衆な動画を観させられた感じだ。
前倣え、でみんなと同じものを叩き込まれ、みたいな集団意識の強い日本社会に対する反抗心は共感できるが、主人公の訳の分からぬSNSでのやり口と、結局友人に説教され、
『私を返して』と叫ぶ様も、よくわからなかった。
この『私を返して』(渋谷の真ん中で言った)という言葉がすごく引っかかっているのだが、
他の人と自分は違うな、と思ってるのだが何もその人の個性は奪われてないのだが。
若者目線での言葉なのか。ただ、あまり伝わらなかった。
そもそも、演出が下衆いというか、観ていて不快なシーンが多かった。
あと2020年3月にロケしてた、と言うからコロナ関連の言葉も聞かれたが、
正直、いまだ深刻な問題なのに軽率に扱い過ぎていた。
ここまで長引くとは思ってなかったのか。ここも不快だった。
期待していただけに残念しか残らなかった。
ただ、最後の保育園のシーンの保育士さん役の佐藤玲さんが可愛かった。