ロビー・ミューラー
オランダ領アンティル(現キュラソー)に生まれ、12歳の頃にアムステルダムに移る。
1962年から3年間オランダ映画学院で学び、卒業後は短編映画の撮影監督として活動。ビム・ベンダースの大学の卒業制作だった「都市の夏」(70)でタッグを組み、以降も「都会のアリス」(74)、「さすらい」(76)、「アメリカの友人」(77)、「パリ、テキサス」(84)、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(99)などベンダース作品の撮影を手がける。
ほか撮影監督を務めた作品に、ジム・ジャームッシュ監督の「ダウン・バイ・ロー」(86)、「ミステリー・トレイン」(89)、サリー・ポッター監督の「タンゴ・レッスン」(97)、ラース・フォン・トリアー監督の「奇跡の海」(96)、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)など多数。18年7月、78歳で逝去。同年、ドキュメンタリー「光に生きる ロビー・ミューラー」がベネチア国際映画祭でプレミア上映された。