都会のアリス

劇場公開日:

解説

ビム・ベンダース監督が、ひょんなことから一緒に旅することになった青年と少女の交流をモノクロ映像でつづったロードムービー。ドイツ人の青年フィリップは旅行記を書くためアメリカを旅していたが、執筆に行き詰まり帰国することに。空港で足止めをくらった彼は、同じくドイツへ帰国しようとしていた女性リザと9歳の娘アリスに出会う。リザはフィリップに一方的にアリスを託し、行方をくらませてしまう。仕方なくアリスを連れてアムステルダムへ飛んだフィリップは、アリスの記憶を頼りに彼女の祖母の家を探す旅に出る。「まわり道」「さすらい」と続く、ベンダース監督&リュディガー・フォーグラー主演による「ロードムービー3部作」の第1作。

1974年製作/112分/G/西ドイツ
原題:Alice in den Stadten
配給:東北新社
劇場公開日:2021年11月5日

その他の公開日:1988年11月19日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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  • 画像1

(C)Wim Wenders Stiftung 2014

映画レビュー

2.5自分を失ったら、見るもの聞くものすべて通り過ぎるのよ。

2024年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

オールナイト三本のうち、一本目。
全編モノクロの世界。監督の作品は「パーフェクトデイズ」をみたのが最初という初心者で、期待はあった。率直に言うと、まあこんなものかなという変哲のもない感想が残ったのみ。たぶん、このルポライターに共感もないうえに、この少女と一緒の旅は自分ではしないだろうという思いのせい。誘拐犯まがいだし。
モノレール(?)の走るドイツの古い町並みはちょっと興味は湧いた。今はもうないだろう。チャックベリーやジョンフォードの生きた時代だものな。

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栗太郎

4.0ヴェンダースの原点が─

2024年1月23日
PCから投稿

知的

寝られる

なかなかいいタイトルだなと感じている映画ですが、いざ見出すと結構とっついにくいと思ってしまうかも知れません。かく言う自分も前半は相当耐えました。何も起こらないからというわけではなく、むしろ色んな出来事がめまぐるしく展開しているにもかかわらず、敢えてなのか、ずーっと平坦で常に日常の中の一つの事柄としてストーリーが展開していくような印象を受けてしまうので、ぱっと見の楽しさとか面白さといったものは感じられない・・・というのが忍耐を要してしまう原因なのかも─と勝手に分析。
音楽はCAN、というのを後々知って驚いてしまったのだが、というのもあまりに暗く寂しい雰囲気を醸し出している音楽だと感じていたので、あれがCANだったとは・・・という思いです。とにかく、白黒作品ということもあって、非常に暗く寂しいです。
見終わってみて、あの平坦な感じや寂しさや暗さは、作品を形づくる上で非常に効いていたなと思うのですが、映画を楽しみたいからといってこの作品を選択するのはやめておいた方がいいかもしれません。学びとかオシャレとかには最高です。この作品をじっくりと咀嚼しておくだけで、かなりイカした映画生活を過ごせると思うのですが─。

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SH

4.0【ひょんなことから道連れとなったドイツの作家の青年と少女の道連れ旅と不思議な交流を描くロードムービー。ドイツの名バンド”CAN"によるオリエンタル調の哀愁漂うメインメロデが印象的な作品でもある。】

2024年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

幸せ

■仕事で依頼された旅行記が書けず、自信を失っていたドイツ人青年・フィリップ(リュディガー・フォグラー)。
 ある時、ニューヨークで9歳の少女・アリスと出会う。
 彼女の母が失踪し、途方に暮れたフィリップは、仕方なくアリスを連れ、ドイツに住む彼女の祖母の家へ向かうことになる。

◆感想

■結論から書くと、今作はヴィム・ベンダース監督が、今や巨匠となる前に暗中模索をしていた時代の作品であると思う。
 では、今作が面白くないかというとそうではなく、しみじみと面白いのである。
 それは、血縁なき少女アリスの母が失踪した中、ペンが動かず只管に風景をポラロイド写真に収めるフィリップがアリスを故郷に届けようとする善性溢れる姿が、何となく、当時足掻いていたヴィム・ベンダース監督の姿と被ってしまうからである。

 彼は、少し面倒な幼きアリスをドイツに住む彼女の祖母の家に届けようとする。
 だが、その過程で、二人は子供の様にいがみ合ったりしながらも不可思議なる関係性を築き、旅を続けるのである。

<今作の風合を醸し出しているのは、劇中頻繁に流れる、CANのオリエンタル調の哀し気な短調の曲である。
 昨年、公開された「Perfect Days」を観ても、ヴィム・ベンダース監督の曲の選択のセンスは素晴らしいな、と感じた作品でもある。>

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NOBU

5.0『独り言は本来独りで聞くもの』

2024年1月5日
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マサシ
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