石井裕也
2005年に大阪芸術大学の卒業制作「剥き出しにっぽん」が、ぴあフィルムフェスティバル(PFF)でグランプリと音楽賞を受賞。その後も自主制作作品が海外の映画祭で高く評価され、アジア・フィルム・アワードで、アジアで最も期待される若手監督に贈られるエドワード・ヤン記念アジア新人監督賞を受賞した。商業映画デビュー作「川の底からこんにちは」(10)では、ブルーリボン監督賞を史上最年少の27歳で受賞。「舟を編む」(13)は第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞と最優秀監督賞をはじめ6冠に輝き、アカデミー外国語映画賞の日本代表作品にも選出されるなど、若手の実力派監督として注目を集めた。「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(17)では、第12回アジア・フィルム・アワードの監督賞を受賞。その他の監督作に「ぼくたちの家族」「バンクーバーの朝日」(14)などがある。私生活では、女優の満島ひかりと10年に結婚したが16年に離婚。18年6月に女優の相楽樹との再婚が発表された。