二階堂ふみ
12歳のとき、沖縄のフリーペーパー「沖縄美少女図鑑」に写真が掲載されたのがきっかけでスカウトされる。2007年から芸能活動を始め、ローティーン向けファッション誌「nicola」の専属モデルを務める。09年、役所広司の初監督作「ガマの油」のヒロイン役で映画デビューを果たし、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」(11)で初主演。園子温監督の「ヒミズ」(12)で共演の染谷将太とともに日本人初のベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)受賞を果たす。以降、三池崇史監督の「悪の経典」(12)や園監督の「地獄でなぜ悪い」(13)などに出演し、熊切和嘉監督作「私の男」(13)でも圧倒的な演技力を見せる。その後も深田晃司、入江悠、山下敦弘、行定勲ら気鋭の監督とタッグを組み、NHK大河ドラマ「西郷どん」(18)、TVドラマ「この世界の片隅に」などTVドラマにも出演する。19年には「ストロベリーナイト・サーガ」で連続ドラマ初主演も務めた。そのほかの映画出演作「翔んで埼玉」「人間失格 太宰治と3人の女たち」「ばるぼら」(いずれも19)など。実力派若手女優として活躍している。