ミヒャエル・ハネケ
俳優で映画監督の父と女優の母のもとドイツ・ミュンヘンに生まれ、オーストリア・ウィーン近郊で育つ。ウィーン大学卒業後、映画評論家や舞台演出家を経て、67年からTV局で脚本家として働く。70年からフリーランスでTVドラマを監督、89年「セブンス・コンチネント」(日本劇場未公開)で長編映画監督デビューを果たす。「ファニーゲーム」(97)をはじめ多くの作品がカンヌ国際映画祭に出品され、「ピアニスト」(01)で審査員特別グランプリ、「隠された記憶」(05)で監督賞、「白いリボン」(09)と「愛、アムール」(12)で最高賞パルムドールを受賞している。「愛、アムール」は第85回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞、作品賞と監督賞にもノミネートされた。08年には「ファニーゲーム」を「ファニーゲームU.S.A.」としてアメリカでセルフリメイクした。