セブンス・コンチネント
1989年製作/104分/オーストリア
原題または英題:Der siebente Kontinent
スタッフ・キャスト
- 監督
- ミヒャエル・ハネケ
- 製作
- ファイト・ハイドゥシュカ
- 脚本
- ミヒャエル・ハネケ
- 撮影
- アントン・ペシュケ
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ビルギッド・ドール
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ディーター・ベルナー
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ウド・ザメル
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ゲオルク・フリードリヒ
1989年製作/104分/オーストリア
原題または英題:Der siebente Kontinent

ビルギッド・ドール

ディーター・ベルナー

ウド・ザメル

ゲオルク・フリードリヒ
観客が不快に思えば思うほど、喜びを感じるハネケ監督の処女作品。私にとっては、ハネケ監督作品2作目の出会いの映画でした。
心中をした一家が、死ぬ前に全ての持ち物を破壊したという記事から作られた映画とのことですが、重い、重すぎる・・・。これでデビュー作なのかよ。私には苦痛としか言いようがなかった・・・。
冒頭いきなり、洗車機で洗われている車の中からの視点で始まります。そして、しばらく登場人物の顔を見せない映像が続きます。この撮影法にいきなり不快感を覚えます。
1年目2年目3年目と淡々と映し出される一家の生活風景。洗車機、子供を起こす、魚に餌をやる、コーンフレークを食べる・・・とただただ同じ場面が繰り返し。一見変わらない生活風景ですが、唯一つ変わったもの、それは“家族の死への希望”。
なぜ死を選ぶのかはこの映画では全く説明されておりません。むしろ、そんなことを説明する必要はないとでも言いたげに、お構い無しに死への準備をする一家の様子が描かれています。
ただ、許せないのは娘までなぜ死なないといけなかったのか?大好きな熱帯魚が父親に壊されたときの娘のあの反応。彼女の生へのこだわりを私は感じた。彼女はどう思って死ぬ準備をしたんだ。死ぬ間際にTVを見たがった理由は・・・。きっと自分の意見などはなくただ親と同じ道を選んだだけなのでしょう。
死ぬと決めた親に素直に従い、一番最初に死なないといけなかった彼女、両親への怒りを覚えました。なぜ、母親は死んだ娘をみて泣いたのでしょうか・・・。理不尽でなりません。
ラストシーンは、もぅ嫌になるくらい延々と家財の破壊が続きます。破壊ばかりの映像を数十分見せ続けられるのです。もう頭がおかしくなりそうです。
家財を破壊しきった一家はお金まで破きトイレに流していきます。私は観てられなかったので、早送りしてしまいました。
題名のセブンス・コンチネントは7番目の大陸という意味ですが、世界は6つの大陸しかありません。そう、一家の希望はオーストラリアではなく“死の世界”だったのです。途中一家の望む?7番目の世界と思われる風景が挟まれますが、そこはとても穏やか。
とても苦痛な時間でしたが、ハネケ監督の作品は何故か観てしまう。こんな苦痛な思いしてなぜ映画を観ないといけないのでしょう?完全に思う壺ですね。。。