ブレンダン・フレイザー
米インディアナポリス出身。幼い頃から両親の仕事に伴って世界各地を転々とし、ロンドンで演劇に出会う。
シアトルの芸術大学を卒業後の1991年、「恋のドッグファイト」の端役で映画デビュー。以降「原始のマン」や「青春の輝き」(ともに92)などの映画でメインキャストを務め、ディズニーアニメの実写版リメイク「ジャングル・ジョージ」(97)のタイトルロールでブレイクを果たす。翌年のアドベンチャー大作「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」(98)は大ヒットを収め、続編「ハムナプトラ2 黄金のピラミッド」(01)、「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝」(08)にも主演した。
その他の出演作に、アカデミー作品賞受賞作「クラッシュ」(05)、製作総指揮も務めた「センター・オブ・ジ・アース」(08)、「G.I.ジョー」(09)など。10年代は軸足をTVドラマに移して活躍する一方、映画にもコンスタントに出演。22年、ダーレン・アロノフスキー監督作「ザ・ホエール」で272キロの巨体を抱えた主人公チャーリーを演じ、第95回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。