ポイズンローズ
劇場公開日:2019年11月23日
解説
ジョン・トラボルタ&モーガン・フリーマン共演によるサスペンススリラー。アメフトの元スター選手で現在は探偵として活躍するカーソンは、かつての恋人ジェインから、無実の罪を着せられた娘ベッキーを助けてほしいと頼まれる。調査を進めるうち、事件の中心に、数百万ドル級の獲物ばかりを狙う悪党ドク率いる犯罪組織の存在が浮かび上がってくる。危険を顧みず最後の大仕事に打って出るカーソンだったが……。「ミッドナイト・ラン」の脚本家ジョージ・ギャロがメガホンをとった。共演に「ハムナプトラ」シリーズのブレンダン・フレイザー、「X-MEN」シリーズのファムケ・ヤンセン。「のむコレ3」(2019年11月15日~/東京・シネマート新宿、大阪・シネマート心斎橋)上映作品。
2019年製作/98分/アメリカ・イタリア合作
原題:The Poison Rose
配給:AMGエンタテインメント
スタッフ・キャスト
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2022年10月27日
iPhoneアプリから投稿
テキサスの田舎の権力者達の癒着。
よくある田舎社会の光景。
最後の終わり方は物足りない!
2020年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
探偵の仕事で故郷に戻った探偵が、旧友や元恋人が係るトラブルに巻き込まれる物語。
ジョン・トラボルタ、モーガン・フリーマンが共演するサスペンス。
そして、スターの無駄遣い作品。
地味だけど、浅く。リアルだけど要所でふざけて台無しにするような、そんな映画。
ラストにちょっとした驚きを準備していますが、それも要らなかったように思います。「蛇足」という言葉を思い出しました。
2020年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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私立探偵を主軸に置いた、よくあるハードボイルド作品だが、最後には悲運のジェインの哀しみも伝わってくる。ジョン・トラボルタが探偵役をやったらどうなるか?地元の首領となったモーガン・フリーマンの扱いは?『X-メン』の初代ジーンの演技はいかに?と、惹かれる内容は盛りだくさん。
尺も長くないし、ハードボイルドとしてはとても見やすい。精神病棟の闇とアメフトスター選手の死が交錯し、カーソンの故郷であるため友人も多いところが絶妙だった気がする。モーガン・フリーマン演ずる麻薬ディーラーの首領ドクはテキサス州の黒人であるということも異色ではある。保安官(ロバート・パトリック)も古くからの付き合いだし、彼らの罪まで暴こうとはしないところが人間味のあるところ。
社会派クライムストーリーだったら、こうは上手くまとまらないはずだ。LAの私立探偵でもあるし、依頼されたこと以外は手を付けない。本当に殺した犯人だけ見つければいいのだ。複雑そうで単純。病院の医師ミッチェルは裕福な患者から死亡したにも関わらず医療費をむしり取り、おまけに麻薬製造、アメフト賭博にも手を出す悪党。いかにジェイン、ドク、ウォルシュに被害が及ばないように片づけるかがカーソンの力量にかかっている。
ジェインの娘が実はカーソンの実娘であるところまでは想像の範囲内だし、相手の銃弾がカーソンに当たらないのもご愛敬だと思えばなんともない。そして、本当に殺したのはミッチェルで良かったのか?と、最後にひらめくところも愛情のカタチなのだろう・・・麻薬の成分の中に抗がん剤が含まれていたこともキーポイントだった。その後のジェインの残りの人生をも想像すると、やはり悲しさも溢れてくる・・・