バンサン・カッセル
フランスの名優ジャン=ピエール・カッセルとジャーナリストの母の間に生まれる。ニューヨークで演技を学んで帰国し、1989年「Les cigognes n'en font qu'a leur tete(原題)」で映画デビュー。マチュー・カソビッツ監督の「憎しみ」(95)や「クリムゾン・リバー」(00)をはじめ、「ドーベルマン」(97)、「アレックス」(02)などで活躍する。04年に「オーシャンズ12」でハリウッドに進出し、続編「オーシャンズ13」(07)にも出演、「イースタン・プロミス」(07)や「ブラック・スワン」(10)など国外の作品でも引っ張りだこになる。一方フランス映画では、「ジャック・メスリーヌ」2部作(08)で主演を務め、「美女と野獣」(14)では野獣役を演じた。近年の出演作に「たかが世界の終わり」(16)、「ゴーギャン タヒチ、楽園への旅」(17)など。「アパートメント」(96)などで共演したイタリア人女優のモニカ・ベルッチと99年に結婚したが、13年に離婚した。妹のセシルも女優。