ダニエル・クレイグ
パブのオーナーの父と美術教師の母の間に生まれ、両親の離婚後は母と姉とリバプールで暮らす。幼い頃から演劇に興味を持ち、小学生のときに初舞台を踏む。16歳で高校を辞めて入団したナショナル・ユース・シアターでは海外公演にも参加。1988年からは3年間にわたってギルドホール音楽院で学び、92年、「パワー・オブ・ワン」でスクリーンデビュー。以降、主にTV、舞台で活動しながら、「エリザベス」(98)、「トゥームレイダー」(01)、「ロード・トゥ・パーディション」(02)といった大作にも出演。そして04年、主演した英映画「レイヤー・ケーキ」が話題となり、05年秋、6代目ジェームズ・ボンドに抜てきされ、シリーズ初のブロンドヘアーのボンドが誕生した。最初こそバッシングもあったものの、翌年公開された「007 カジノ・ロワイヤル」で、見事なボンドを演じ大絶賛され、同作はシリーズ最高興収を記録した。その記録は「007 スカイフォール」(12)で塗り替えられ、007シリーズで21作目から25作目までボンドを演じた。近年の主な出演作に「ドラゴン・タトゥーの女」(11)、「ローガン・ラッキー」(17)、「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」(19)などがある。09年にはブロードウェイ・デビューも果たした。私生活では2011年6月に女優のレイチェル・ワイズと結婚し、一児をもうけている。