スコット・ルーディン
映画だけでなくブロードウェイでも手腕をふるう名プロデューサー。キャスティング・ディレクターとしてキャリアをスタートさせ、その後プロデュース業に転向。84年頃から20世紀フォックスのエグゼクティブ・プロデューサーを務め、86年に29歳の若さで社長に就任するが、短期間で辞職した。その後、プロデューサーとしてパラマウントと契約を結び、「アダムス・ファミリー」シリーズ(91、93)や「ザ・ファーム 法律事務所」(93)などを手がける。その後も名作、ヒット作を生み出し、02年にプロデュースした「めぐりあう時間たち」(02)はアカデミー作品賞にノミネート。04年にはディズニーと5年間のファーストルック契約を結ぶ。07年の「ノーカントリー」はアカデミー作品賞に選ばれ、コーエン兄弟とともにオスカー像を手にした。さらに、10年第83回アカデミー賞では、「トゥルー・グリット」と「ソーシャル・ネットワーク」の2本が作品賞にノミネート。翌11年の「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」や13年の「キャプテン・フィリップス」も同賞の候補になった。近年では、デイナ・ブルネッティ&マイケル・デ・ルカのプロデューサーコンビと組むことが多い。