ザ・ファーム　法律事務所

トム・クルーズ演じる法科を卒業したばかりのミッチは、破格の待遇で、ある法律事務所にスカウトされる。しかしこの事務所には、組織ぐるみの恐るべき悪が存在していた・・・‼️ジョン・グリシャムのベストセラーというよりは、監督であるシドニー・ポラックの演出が素晴らしく、サスペンスとアクションでハラハラドキドキさせてくれます‼️弁護士事務所を悪の巣窟として描いたり、リーガルものなのに法廷場面が一切ないし、マフィアや事務所、FBIまでが入り乱れる少々ややこしい展開も、ある意味見どころの一つでしょう‼️私的には当初はヴィランと思っていたジーン・ハックマンの、ミッチやその妻に見せる愛情がとても印象的でした‼️さすがはジーン・ハックマン‼️ポール・ニューマン、ダスティン・ホフマン、ロバート・デュバル、ジャック・ニコルソンなど、当時のトム・クルーズはベテランの名優たちにかなり助けられてますよね‼️

■法律学校を優秀な成績で卒業したミッチ（トム・クルーズ）は、メンフィスにあるランバート法律事務所から内定を受け取る。
　他の事務所とは比較にならない好条件を提示され、彼は大喜びで就職する。
　が、その事務所には謎の死を遂げた弁護士が多数いたことが徐々に判明し、ミッチは事務所の裏の顔を知ることになる。

◆感想＜Caution!内容に触れています。＞

・今作では、ミッチが就職した法律事務所が実はマフィアのモロルト兄弟の不正にかかわっている事が徐々に分かるのだが、では何故にランバート事務所はミッチを獲得したのかや、彼がFBIと法律事務所と、刑務所内にいる兄レイ（デヴィッド・ストラザーン）と掛け合い、彼を釈放させた経緯の描き方が、やや粗い。

・ランバート法律事務所の、ミッチの教育係のエイヴァリー・トラーを演じたジーン・ハックマンの、やや苦悩しつつも自らのミッションを実行しようとする姿などは、面白かったのだが、どうも脚本が上手くないのではないかな？と思うシーンが幾つかあったかな。

■個人的に驚いたのは、ソウシリーズのトビン・ベルが、殺し屋として登場する所かな。昔から無表情な顔が怖いが、彼が俊敏に走っていると何だか不思議なモノを観ている気がしてしまったな。

＜中盤までは、ミステリアスな展開が面白かったのだが、それ以降は端折った感が合った感が拭えなかったかな。
　伏線回収も、気持ち良く行っていないしなあ。特に事務所がドップリと関係していたモロルト兄弟が再後半にチョロットしか出て来ない所や、大物感がない所がちょっと気になったかな。
　けれども、若きトム・クルーズの魅力や前半の妻アビー・マクディーア（ジーン・トリプルホーン）と好待遇に喜ぶさまから、徐々に不安に駆られて行く様と、それでも二人が困難を克服して、新たなる生活を始めるラストは、ナカナカでありました。＞

タイトルだけでは、まったく想像できなかったけれど
あー、こういう話だったのね。展開に引き込まれて鑑賞。

そして、
若き日のトムのかっこよさよ。まだどこか初々しいのよ。
肩幅広い（肩パット入ってる）ビッグスタイルのコートよ。
でかい携帯電話（まだ金持ちしか持っていない）よ。

９０年代を、いまの２０代がレトロと表現するのを痛感する。

トムの嫁役、髪の毛傷みすぎじゃね？
でも美人だから髪バシバシでも美人として認識される時代のおおらかさよ。

トムの兄に対して秘書が「背が高いのね」っていうセリフ
トムの兄にしては（？）と邪推。

なんにせよ、当時の価値観が感じられて
時代の変化を再認識。

サノバビッチって、最近聞かないよなぁ。

2024
76本目

トムクルーズウィークなので、コレ。
ただ知ってたけど観てなかった。
当時はスーツを着たトムクルーズに興味無かったのか笑

背景や効果音などは当時物なので、これはこれで見応えあり。法廷物ではないものの、トムクルーズが悪事に巻き込まれながら自らの意思を貫く。

この作品はジーンパックマンが主演のトムを食ってたね。
流石ですわ。

奥さん、落ちてたね。
最後のセリフも同情もあっただろうが、どこかジーンパックマン演じるエイバリーに惹かれたんだろう。